一川誠のレビュー一覧
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以下、引用
●では、こうした言語を駆使した能力によって、知覚や認知のさまざまな問題を解決することはできるでしょうか?このことに関しては、興味深いことがいくつかわかっています。まず、経験や文字による伝達によって得られた知識によっては、なかなか錯覚や錯視は補正できないという点です。ただし、知識によって観察の際の枠組みを与えられると、錯覚や錯視を減らせる可能性があります。たとえば、「ミューラー・リヤー錯視」という有名な図があります。「<―>」「>―<」という二図を並べて見ると、中央の線分は、両端の矢羽根が内向している(前者)とより短く、外向していると(後者)とより長く見えるというものです。この錯視 -
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時間の感じ方を元にして時間の使い方についてのTIPSいくつか。「時間に正確な人」は過去に直接的あるいは間接的になんらかの失敗をしていて、不測の事態への対処も込みで予定を立てているのという記述には納得。そうそう、例えば、いつも予定の時間よりかなり早く着くようにしていれば、時間について気にしなくて良くなる。そのマージン分も食いつぶすほどならよっぽどのことなのであきらめが付くという考え方。それと、人間は、サーカディアンリズム(概日周期)によって14:00ころ眠くなるものなので、そのころ昼食→散歩→昼寝をする行動は(実感としては分かっていたけれど)理論的にも良いものだということが分かった。おやつもその
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食事をすることによって体内に取り込まれた糖(グルコース)は、大切なエネルギー源ですが、一定以上の濃度になると毒性が生じます。そのため、必要以上の糖分が血中にある状態が続くと、全身の血管などを傷つけることになる。
北極圏に棲むトナカイにはサーディカリズムが見つからない。白夜や一日中日が昇らない極地での暮らしが身体時計を奪っていった。
【自我
防衛機制】
自分の信念と一致しない情報の提供者や、自分が高く評価していることがらの低評価につながるものについては、心理的価値をら落としたり、嫌いになったりする傾向があります。これは、自分が高く評価している対象と、その対象を低く評価する情報やその情報の発信 -
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24時間という時間は皆に平等に与えられている、とはよく言われることではありますが、24時間の使いこなし方は、十人十色です。時間をいかに上手に使うかによって、その日の幸福度合いは決まると思います。
その一日の積み重ねが、1年でも大きな差になります。人生の残りの時間を悟った時に、どのような思いを持って自分を振り返ることになるのか、その思いが悔いのない様にするためにも、一日の過ごし方が重要になってくることでしょう。
この本は時間の使い方を、科学的に分析して、どのような心構えで時間とつきあうか、予定を組めばよいのかを考えるにあたってのヒントを与えてくれています。私の感覚に一番あったのは、太陽の動き -
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管理術としては目新しいことはあまり無いのだけれど、時間の捉え方についての心理的な要素をとらえているのが新鮮。
具体的には、自分にとって新しい事、これまでのルーティンに無い事をしていると、時間を長く感じることが出来る。逆に言えば、ルーティンを毎日こなしているだけだと、どうしても時間は早く過ぎている様に感じてしまう、という点に納得。
最近自分の時間が早く進んでいる様に思うのは、仕事に慣れてルーティン性が高まってきたのが理由なのだろう。
新しいチャレンジを自分のスケジュールに織り込んで、自然と時間が早く過ぎないと実感していることが、結果として何か自分の成長につながるのだ、というバロメーターとして