一川誠のレビュー一覧
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時間の感じ方を元にして時間の使い方についてのTIPSいくつか。「時間に正確な人」は過去に直接的あるいは間接的になんらかの失敗をしていて、不測の事態への対処も込みで予定を立てているのという記述には納得。そうそう、例えば、いつも予定の時間よりかなり早く着くようにしていれば、時間について気にしなくて良くなる。そのマージン分も食いつぶすほどならよっぽどのことなのであきらめが付くという考え方。それと、人間は、サーカディアンリズム(概日周期)によって14:00ころ眠くなるものなので、そのころ昼食→散歩→昼寝をする行動は(実感としては分かっていたけれど)理論的にも良いものだということが分かった。おやつもそのころ(八つ時(14:00ころ))休憩を取ることを意味していたとはなんて合理的な。
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Posted by ブクログ
食事をすることによって体内に取り込まれた糖(グルコース)は、大切なエネルギー源ですが、一定以上の濃度になると毒性が生じます。そのため、必要以上の糖分が血中にある状態が続くと、全身の血管などを傷つけることになる。
北極圏に棲むトナカイにはサーディカリズムが見つからない。白夜や一日中日が昇らない極地での暮らしが身体時計を奪っていった。
【自我
防衛機制】
自分の信念と一致しない情報の提供者や、自分が高く評価していることがらの低評価につながるものについては、心理的価値をら落としたり、嫌いになったりする傾向があります。これは、自分が高く評価している対象と、その対象を低く評価する情報やその情報の発信源の両方を認めることで生じる認知的不協和をら避けるための自動調整によるもの。
【現状維持バイアス】
自分の状態や環境において変化をもたらす決断を下すよりは、現状の状況を維持しようとする行動的バイアス。
私たちは「失う」ことをとても恐れ、すでに持っているものを失うことを極力避けようとする的傾向がある。そのため、現状の維持にほとんど合理的理由が見当たらない場合でも、何か理由を見つけて、現状を維持しようと試みる。
安寧を好み、怠惰でよほどのことがない限り、認知的にも感情的にも負荷がかかる選択を避けるため、新しい選択のための思慮や行動を起こすことを忌避し、現状を維持しようとする。
【パーキンソンの法則】
何か作業するための時間をあたえられると、その時間を目一杯使ってしまおうというもの。
人間は時間や資源の効率的な運用には全く考慮せずに、共同体の中で多くの労力や予算を費やす強い傾向がある。
人間が時間や資源の効率的な運用についてはまったく考慮せずに、共同体の中で作る組織の維持や運営に多くの労力や予算を費やすという傾向を持っている、こうした傾向は官僚主義的な資源管理を見ているとわかる。
【注意捕捉】目立つことがらや、注意を向けるよう仕向けられたりするとついつい、そちらに気をとられてしまうという特性。
人間の認知的な処理に使える精神的資源(注意資源)は有限。(マジックや手品はその特性を利用したもの)
ADHD(Attention-Deficit Hyperactivity Disorder:注意欠陥・多動性障害)年齢や発達に不釣り合いな不注意さや多動性、衝動性を特徴とする発達障害の一つ。全人口の5%。
何らかの作業に集中しなくてはいけない状況であっても、別のことがらに注意を引き付けられると、それを無視するのが難しく、その都度、目立つものに反応して行動が進展する。
ADHDの人と一般の人との間にはっきりとした境界線があるわけではない。個人の注意の制御の仕方に連続的な違いがあり、その特性の極端な事例がADHDだと考えられている。
*時間的に離れている将来の事象の評価や価値判断をする際、大局的な視点から評価しやすい。そのため、自分自身で望んだこと、自分の将来の可能性
広げることがらに関しては、おおむねポジティブにとらえる事になります。それに対し、時間が経過し、そのことがらが近づくにつれ、瑣末なことが評価に影響しやすくなります。
これは大きな構造物を空間的に離れて見ると全体像が見えるのに対して、その対象に近づくと微細な構造が見えるようになるのと同じ。
「現在思考バイス」人間は将来の大きな利益よりも目先の小さな利益を優先しがちである。
(それは進化の過程で、不確かで予測困難な生活環境を聞き抜いてきたことによる)
「待つことを不快に感じる」特性こそが、進化の過程で、目の前にある利益を確実に得ることが生きる上で有効な戦略であったことを意味している。
時間が空間とともに私たちにとって大事な次元であるのは、私たち人間の体感にとっての基本次元だから。 -
Posted by ブクログ
24時間という時間は皆に平等に与えられている、とはよく言われることではありますが、24時間の使いこなし方は、十人十色です。時間をいかに上手に使うかによって、その日の幸福度合いは決まると思います。
その一日の積み重ねが、1年でも大きな差になります。人生の残りの時間を悟った時に、どのような思いを持って自分を振り返ることになるのか、その思いが悔いのない様にするためにも、一日の過ごし方が重要になってくることでしょう。
この本は時間の使い方を、科学的に分析して、どのような心構えで時間とつきあうか、予定を組めばよいのかを考えるにあたってのヒントを与えてくれています。私の感覚に一番あったのは、太陽の動きとともに生活する、不定時法の考え方でしたね。
以下は気になったポイントです。
・体験した出来事の数が多いほど長く感じられる、充実時程錯覚、と呼ばれる、また時間経過に注意を向ける回数が多い期間程その時間を長く感じる(p19)
・大きな画像を見ながら過ごす時間、大きな音を聞きながら過ごす時間は、小さな画像や静かな空間で過ごす時間より長く感じられる。広い空間や明るい空間で過ごす時間も、狭い空間や暗い空間で過ごす時間よりも長く感じられる(p20)
・同じ時間であっても、子供よりも代謝が低下している高齢者のほうが短く感じやすい、代謝が大きいことは体験される出来事が多い(p23)
・実際には24時間より長い周期性を持つ人間の身体時計が、24時間の周期の合うのは日中に光を浴びることによって、その遅れを補正していると考えられる(p30)
・明治5年(1872)、太陰太陽暦から太陽暦への切り替えと同時に、1日の時間を24等分する定時法が採用された、日本全国で標準時を使い始めたのは、明治21年1月1日から(p53)
・時間に追い込まれると他のことがしたくなる逃避行動は、自我防衛機制と関連して、十分な時間が残されていなかったと言い訳を作り出すことになる(p76)
・パーキーソン第一法則とは、何かを作業するためにある時間を与えられると、その時間をめいっぱいに使ってしまうというもの(p78)
・時間をどのように使うかは、どのように生きるか、という問いに対する自分なりの答えでもある。現在の自分の時間の使い方が、自分の生き方として納得できるものであるか、確認すべき(p84)
・最終的な目標までに多くの作業を必要とする場合、目標の状態になるまでの過程をいくつかの段階に分けて、中間的な目標を作りだす。その途中の目標までの時間的な距離が短くなる(p91)
・毎日毎週の行動スケジュールに、実際にできたこと・かかった時間を記録しておくと、同じような作業をする際にその情報を使える(p99)
・マンネリ化は、子供に比べると、大人は過ごしてきた時間を短く感じる要因の一つと考えられる(p165)
・特に人生の最終盤に転機があることが、人生全体に対する評価に効果がある(p175)
・時間の使い方については、それぞれの人が自分の独自の価値観に従って、試行錯誤して自分で決めるしかない(p191)
2016年9月4日作成 -
Posted by ブクログ
管理術としては目新しいことはあまり無いのだけれど、時間の捉え方についての心理的な要素をとらえているのが新鮮。
具体的には、自分にとって新しい事、これまでのルーティンに無い事をしていると、時間を長く感じることが出来る。逆に言えば、ルーティンを毎日こなしているだけだと、どうしても時間は早く過ぎている様に感じてしまう、という点に納得。
最近自分の時間が早く進んでいる様に思うのは、仕事に慣れてルーティン性が高まってきたのが理由なのだろう。
新しいチャレンジを自分のスケジュールに織り込んで、自然と時間が早く過ぎないと実感していることが、結果として何か自分の成長につながるのだ、というバロメーターとして参考になった。