あらすじ
「どうしていつも、時間に追われてばかりなんだろう……?」それ、実際に「時間がない」のではなく、あなたの「時間とのつき合い方」に問題があるのかもしれません。たとえば、スマホいじりの1時間はあっという間なのに、山登りの1時間はすごく長く感じられませんか?つまらない会議はいつまでも時間が過ぎないのに、17時を過ぎると時間が急に早く進むように感じられませんか?子どもの頃は、もっと1日が長かった気がしませんか?心理学の研究からわかった「体感時間の仕組み」を知り、時間とのつき合い方を変えることで、仕事はもちろん、人生にももっと余裕を持つことができるようになります。「時間がない!!!」が口癖の人は、必見です。
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Posted by ブクログ
【クロノス対カイロス】
クロノスは「流れる時間」。一方のカイロスは「機時」と訳され「刻まれる時間」「タイミング」「今だ、と感じるその瞬間」といったイメージのようだ。
客感的時間と主観的時間、あるいは時計の時間と心の時間などと解釈しても良さそう。
テクニックやヒント、エピソードとして面白かったものをランダムに。
- 目標勾配:とりあえず手をつける
- ツァイガルニク効果:中途半端なところで中断
- ルーチンではなくいつもと違う経験を
- スマホより山=デジタルではなく特別な体験を
- 反芻(振り返り)することで時を刻む
- 漁師とコンサルタント「たくさん稼げばリタイアして毎日釣りができるよ」
コスパ、タイパといった効率至上主義に飲み込まれず、意識して「時を刻む」ことにより時間の均質化、圧縮(記憶に残らない)を避けることを心がけたい。
クロノスに捕われず、カイロスを大切に。
Posted by ブクログ
銀行とか病院のロビーにいろんな掲示があるのは、いろんなところに注意を分散させるためなんだ!!
これいろんなことに活用できそう!!!
一日の周期に合わせて仕事をしたい!
締め切りの延長は、意味がない!
仕事の量は、与えられた時間をすべて満たすまで膨張する!!
学びが多い本でした。
Posted by ブクログ
時間...漠然と過ごし、時に追われ、時に待ち遠しく...
時間...不思議なるもの...
興味深く読んだ。
いろんな角度から時間というものを捉えていて、多くの事例を使いながら説明している=腑に落ちる、自分の実体験と重なる。
そして
生まれて死ぬまでその人生の時間は人それぞれ...
自分らしく、自分の時間を全うするには...
やはり時間の概念も含め自分が時間をどのように感じ取って過ごしているのか?ということを知り、時間の流れの感じ方をコントロールできれば...
そして、
一定の速度で流れる時間の中に「アクセント」をつける
それが記憶となり、その記憶を繰り返し反芻することで自分の人生、生き方に彩りを添えることにつながる...
ただ時間だけではない、自分の日々の時間、積み重なって
結局は人生というか、生き様というか...
哲学的要素も散りばめられていて...
メモしながら、面白く、納得しながら読んだ。
Posted by ブクログ
時間が長く感じる理由を説得力のある説明で、たくさん綴られていて、生活にも活かせるテクニックもあるので、読んで損はない。
しかし、あまりにも科学的なことを書いている部分もあるので、そこは読み飛ばしながら、自分に必要な部分だけを読むことをおすすめする。
Posted by ブクログ
時間に関する雑学が中心で感銘を受ける内容ではなかった。
筆者はクロノタイプに合わせた自由な働き方ができる社会を求めている。(私は中間型)
以下はメモ。
パーキンソンの法則
目標勾配
ツァイガルニク効果
フロー効果
失敗しても自分の意志で道を選ぶ人生を
仕事優先、競争好き、負けず嫌いなタイプAの疾病リスク
作業の振り返りノートを作って無駄な作業、今日やらなくてもよい作業を振り返る(反芻)
自分の作業スピードを過信しない(理想の自分で甘く見積もるので3割の達成で満足する)
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて、手に取りました。内容は時間学についてのものでした。普段手に取るような自己啓発のものと違って、ライフハック的なものではなく、学問的な観点から書かれていることが多く、個人的には面白いと感じました。
大学教授など、その道を学問的に極めている人の本の方が読み応えがあるなぁと改めて感じた一冊でした。