わらいなくのレビュー一覧
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ネタバレサイバーパンクディストピアハードボイルドニンジャ活劇、第2部最終巻。
アクションも豊富だが、最終巻に相応しく、描写に技巧が凝らされている。メンタリスト戦での、本文を登場人物紹介や漫画、記事の中へ強引に埋め込む手法や、二色刷りの本だからできる、台詞が赤色で差し込まれるザ・ヴァーティゴの再登場シーンなど、見所が多い。
結末までが長かった第2部は、キャラクターたちの描写も濃密だったから、主要人物たちの多くが生き延びて迎えた大団円は、甘い展開ながらもやはり嬉しく感じる。
第3部はアマクダリを相手取り、ニンジャスレイヤーが再びネオサイタマで戦うよう。アマクダリの若き首魁ラオモト・チバが味のあるキャラクターなので、今から読むのが楽しみ。 -
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ネタバレシュールなディストピアの中で蠢く巨悪とそれに抗う人々を描く、ハードボイルドSFニンジャ活劇、第2部第6巻。
ニンジャスレイヤー陣営はガンドーに加えてナンシーも参戦、ザイバツ・シャドーギルドはマッポーカリプスへと向かう儀式を始めんとし、デスドレイン陣営はランペイジを失うもアズールがニンジャとして覚醒、また、単身キョート城に囚われたユカノは押し籠めてきた自身の記憶と幾らかの同一化を果たす。
それぞれの陣営が活発化し、また地歩を固め、次巻から始まる最終章「キョート・ヘル・オン・アース」で起こるであろう交錯への期待が高まる巻。
今巻のエピソード「オペレイション・レスキュー」で活躍したフォレスト・サワタリのサヴァイヴァー・ドージョー陣営も好きなのだけど、最終戦には関わってこなさそうな感触。むしろ戦いを上手くかわして、第3部以降にも出てきてほしいところ。 -
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ネタバレハードボイルドディストピア忍者活劇、第2部第5巻。
今巻は、表紙にも登場している私立探偵タカギ・ガンドーが主役を張るエピソード「リブート・レイヴン」の存在感が強く「探偵小説めいたアトモスフィア」も感じさせる。カラス・ニンジャのソウルに憑依され非人間に成り果てても、その名に「ディテクディヴ」を背負うガンドーの強さと弱さに痺れる。脇役が突如、劇的に力を得る展開は陳腐になりがちだけれど、物語が丁寧に描かれているからか、必然性と説得力をなお感じる。
フェイタル、ナンシー・リー、シキベ・タカコといった女性陣の見せ場も多く、特に「ビガー・ケイジズ、ロンガー・チェインズ」でのフェイタルはハードボイルドで格好良く、またそのヒロイン力が凄まじい。
同エピソードでは、謎の多いキャラクター、革命組織イッキ・ウチコワシの首領バスター・テツオも珍しく主役級の活躍を見せる。底の見えない登場人物だけに、今後の物語への介入も気になる。 -
購入済み
面白かった
「あなたへのオススメ」でためし読みして、一気に最終巻まで読んでしまった。
この漫画の存在をまったく知らなかったが、まだまだ世の中には凄い作品があると思い知らされた。 -
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ネタバレサイバーパンクディストピアSFニンジャ活劇。
悪の組織に妻子を奪われた男が、古代のニンジャの力を獲得し、その力の闇に呑まれないよう抗いながら復讐のため戦う、という筋の、王道なダークヒーローもの。「Wasshoi!」「のっぴきならぬマッポーの世」「インガオホー!」「ヨロコンデー!」など独特の言語センスに貫かれているため分かりにくい(し、そのような部分は読んでいて笑ってしまう)けれど、ドライでハードボイルドで、時には人間の業のままならなさを描いてしんみりとさせたり、少年少女の淡い恋や友情を描いてみせる懐の深さを感じる。
あえて時系列をバラバラにして並べてあるけれど、1巻の巻末に、すべての始まりとなったエピソードを持ってくる演出も良かった。 -
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熟考してみた、一分間、じっくりと
『KEYMAN』、殿堂入りである。ありがとうございます
この最終巻の一撃は見事、扉をぶち開けた
絵柄こそアメコミ風であるも、ストーリーはガッツリと、日本人が大好きなものであるように感じた
綺麗事も、汚い事も、ごちゃまぜになっているからこそ、質の高い面白さが生まれるのだろう
人も清濁併せて飲んでこそ、その器は様々な糧で満たされ、熟成させることで個々の旨味が生まれる
少なくとも、この漫画は私の血肉の一片となった
魔術師などが登場する事で、ストーリーが小難しくなっているような印象を受けるかもしれないが、一気読みすると、案外、シンプルだな、と気付ける
ヒトの定義とは何か、善と悪を分けるモノは、命の行く先とは、最高の愛とは、色んなテーマを読み手に問いかけていた、わらいなく先生が出した結論は多分、これ
最後の最後に、幸せをその手に掴めるのは、誰かの幸せを踏み躙る事などせず、ボロボロになりながらも、ハッピーエンドを諦めずに努力し続けたヤツ
そんな当たり前の事が、熱く濃く烈しく真っ直ぐに描かれている、本当に最高の漫画だった。殿堂入りにする価値は、十二分にある
ただ、まぁ、この漫画に限った事じゃないけども、好き嫌い、得意苦手が極端に二分されるだろう、とも感じる
徳間書店だから、って言い方はマズいかもだが、コアなんだよなぁ、内容が
雑読な私は気にならんけど、その他大勢に好まれている作品が好き、って漫画読みの琴線には触れないかもなぁ
あくまで、個人的な意見なので参考にしなくても良いが、藤田和日郎先生の作品の中でも、特に『月光条例』が好きって人はどハマりするだろう
もちろん、この良さが分かる俺、SUGEEEって言うつもりもない
好みはそれぞれだ。なので、他の作品を酷評しないのが私のポリシーだ
ラスボスたるバトラーの正体と、その真意、そして、くたばり方は中々に強烈だった。ここまで自分本位な理由で、世界をメチャクチャにしかけ、多くの人の人生を狂わせ、無様な負けっぷりを晒した奴もいない
改めて、悪役ってのは重要なんだな、と勉強になった
どの回も良かったが、当然ながら、最終回は見事な締め括り方であり、なおかつ、アフターストーリーは読み手の満足感をより素晴らしいものにしてくれた
この台詞を引用に選んだのは、これこぞが、わらいなく先生が読み手に言いたかった事であり、『KEYMAN』、この作品を曇りなく表現しきっている、とファンなりに感じ入ったので。子供は無限の可能性を秘めている。そんな子供らが、いつでも好きな扉、門、戸を開けられるようにしてやるのが、大人の仕事である。当然、大人にだって、ドアを開けて、新しい世界に旅立つ権利はある -
Posted by ブクログ
この巻は「アトロシティ・イン・ネオサイタマシティ」と「ストレンジャー・ストレンジャー・ザン・フィクション」のどちらも甲乙つけがたい。
アトロシティ、は荒唐無稽なキャラクターであるヤクザ天狗が好き勝手に暴れまわる話なようでいて、タロやヤマヒロが到底敵わない理不尽に立ち向かう話であることに気づく。
一見話が破綻しているようで一フレーズごとに周到な計算で組み立てられた話なのだ。
彼らの足掻きは無駄だったのか?そうではない。藁にすがってジタバタ足掻いて起こした波紋が巡り巡ってヒーローを動かす結果になったのだ。
ストレンジャー、はヒーロー物にお約束の負けイベント。だが本格的な集団戦であり、アンダーカードの彼らが何となく残念な奴らなのも見どころ。 -
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サイバーパンクニンジャ活劇、ニンジャスレイヤー。これが何かというのはとても一言では表せないが、本筋は家族を殺された男が悪の親玉に復讐するという単純な話。
その単純な筋にこれでもかというほど多様な味付けをして出来上がった作品と言えるだろう。
サイバーパンクやアメコミの影響はもちろん、毎回個性的な怪人(ニンジャ)がでてきて死ぬと爆発四散するという特撮ヒーロー的お約束、繰り返される天丼にギャグ漫画的要素もうかがえる。
そのようなハチャメチャな世界観でも整合性を保って上手く日常感を表しているのは凄いし、そのような鬱屈した世界の中でも爽快感は決して失ってはいないのだ。
自分がこれ以上何を言ってもニンジャスレイヤーの魅力を伝えきることは不可能なので是非一読をお勧めする。そしてTwitterアカウント@njslyrを決断的にフォローだ。 -
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ネタバレ巷で噂のニンジャスレイヤー=サンの冒険はずっと気になっていた。
単行本の分厚さに躊躇していたが、今回イヤー!とキヨミズ・プラットフォームから飛び降りるつもりで買ってみたら大正解だった。
ツイッターに投稿された時とはストーリーの順序が変えられているようで、第一話にあらすじがあった時点でこれは普通の小説ではないことを実感した。でもまあ、基本ノリで読んでいくものだと思ってたので特に気にせず一気に読み進んでしまった。
140文字以下の短文が並んでるだけだが、登場人物とか誰が喋ってるのかとか案外分からなくならないものなんだな。
そしてやはり忍殺語は大変ワザマエである。
独特の忍殺語だけじゃなく、女性キャラが出たら「胸は豊満であった」とかさらっと書かれてたり、色々と新しい小説で全く読み飽きない。
続きも読みたいが、全巻揃えた時には本棚の一列を占領してしまうことを考えると…