向井湘吾のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ数学苦手な私にも、きっと楽しく読めるでしょうとお勧めされた本。
多分中高生向きの本だと思うのですが、ごめんなさい、やっぱり数式の辺りは全然頭に入ってきませんでした。
でも、「数学で世界を救う」と大真面目に言う宙には好感を持ちました。
私も虚数が何の役に立つ?などと学生時代に言ったものですが(ほかにも言ったと思うけど、すっかり忘れました)、数学に限らず、学問は生活の役に立ってこそ、と思います。
生活の役に立つことから始めて、最終的には世界を救う。
いいじゃありませんか。
けれど、やっぱり机上の論理ではいかんともしがたいものもあります。
台形のグラウンドを、野球(男子)用とソフトボール(女子)用に二等分する。
計算によってそれは解決しましたが、二等分された小さなグラウンドではなく、男女で野球とソフトを交互にやることに。
野球部員のやる気すら、「囚人のジレンマ」を利用して解決できる…はずなんだけど、人の心はそう計算通りにはいかないのだ。
何しろ宙の興味は数学に特化していて、一般常識に欠ける。
そんな宙を支えるのが、たまたま隣の席だった数学嫌いの遥だ。
大人の書き方があまり上手くないと思いましたが、中学2年生の、まだ子どもの尻尾がついた思春期の不安や真直ぐさなどがとてもよくかけていたと思いました。
この終わり方は続編を想定していないものだと思いますが、実は全3巻のようです。
表紙を見ると少しずつ宙と遥の距離が近づいているようで、読むのが楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ前作を読み終えてから随分間が空いてしまったので、登場人物や前作のエピソードをかなり忘れていました。けれど、読みながら記憶が少しずつ呼び覚まされてきたので、中盤以降は「これ誰?」みたいな状況はほぼなくなっていました。
今回は神之内宙が不在な中で数学屋を続ける天野遥が主人公。最初は「マジで数学屋できるの?」と懐疑的でしたが、前作から随分成長して数学が達者になっていて何とかこなせている感じ。人によっては都合が良いと思うかもですが、自分は宙への思いの強さや、前作で数学の面白さに魅せられて生じたモチベーションの高さからの行動、そしてその結果だということで納得しています。
ただ、それでも前作からの経過時間的に遥の成長には限界があるためか、中盤からはあの宙が再登場。日本とアメリカと超遠距離ながらも、協力して課題解決していく姿は予定調和感はありつつも楽しめました。
本作では特に漸化式と三角関数について、とてもわかりやすく説明がされていました。どちらも「こんなの何の役に立つの?」と言われる筆頭に近い存在ですが、すごく納得感のある説明・内容で面白いと思いました。
前作の感想でも書いたと思うのですが、学校で習う勉強で最も抽象的で訳がわからない(何の役に立つのかわからない)のが数学だと思います。そのために苦手意識や存在意義への疑問を持っている人が多いと思うのですが、このシリーズはそれへの回答をわかりやすく提示してくれている貴重な存在かな、と。
正直、本作で描かれているそうした点は、本来学校で真っ先に教えるべき内容だと思うんですよね。誰だって意味がないと思うことを苦労して学びたくないですから。裏を返せば、どんなことに役立つかがわかれば興味を持つ人も少なからずいるはずなので、例えば三角関数を教えるときは先ず「これはこんなことに役立つ」という話から入るべきではないかと思います。
数学には漸化式や三角関数以外にも「何に役立つの?」と思われる要素がタップリなので、3巻ではそれら要素についてのエピソードを読ませてくれるものと期待しています。 -
Posted by ブクログ
またまた「読みたい本リスト」へ入れている本を上司に借りた。ヾ(*´∀`*)ノ
また、ちょうど「数学屋さん」もどんどん続編が出ているのを知って、最初から読み直そうかなあと思っていた矢先やったので、ますます嬉しい。
と、いうことでかなり前かがみになって読み始めたのに、まあ、冒頭のもっちゃりくっちゃりしたこと(笑)。
あれ? これってシリーズものの途中?
と、疑いたくなるぐらい、設定が
「これは知ってるよね」
ちゅう姿勢で放り込まれてくる。
先日、「グルメ課」を読んだらシリーズ三冊目やったっちゅう罠にはまったのもあって若干疑ったのだけど、こちらはシリーズの途中ではない模様。
ほしたらこんなふうに進んでいくわけね。
私の読解力が足りないのかしらね。笑
面白くないわけではないけど、やや置いてきぼりにされてる感がある。
著者は「理系」の人間なんだよね、数学的な話ばかり書いてるんやから、理系畑の人よね。
そのわりには、わりといろんなことがあいまいよね。笑
ここをあいまいと思うのが文系たるゆえんなのかしら。
でもなあ。そんなふうにやや置いてけぼりにされてるのに、付箋の数はものすごい多いねん。
こちらが理解するとか納得するとかは関係なしに話がどんどん進んでいくのは、まさに作中の桐生の人柄そのもの。
せやけど、「いいものを作る」と、いうことに対する情熱はものすごい。
この熱は、著者から感じるねんな。だから最後まで目が離せない。
理系ちゅうたらクールなイメージがある。
物事に終わりはなくても存在する理由はあって、すべて理論だか論理だかで片づけられていく。
せやけど、それを語る人はクールじゃないらしい。
結局、理系だろうが文系だろうが、好きなものを語るときは熱が入るってことよね。
それが数字なのか文字なのかの違いだけで。
残念ながら私は数字の羅列を見ると
「ギャー」
と、思うタイプなので、それらにドラマもロマンも感じないけれど、たとえば「いろはうた」のように、同じ文字を二度使うことなく組み立てられた歌を見ると
「スゲー・・・!」
と、目がキラリンとなってしまうので、文系の人間で御座います。
今回面白かったのは出版も絡めてはったからかもしれへん。
出版ネタって流行ってるもんね(笑)。そら、本を読む人はもれなく本好きで、本好きは出版やら書店やらも大好きでしょうよ。
鉄板のネタですやんね。
続編はないのかー。残念・・・。
とりあえず、数学屋さんを再読しよう。
伏字の件はなるほどと思ったけれど、北条先生と桐生が伏字について討論するまでは
「なんでわざわざ伏字を使うんやろう・・・」
と、思ってました。(;^ω^)
伏字を使うくらいなら伏せなくてもいい表現方法を捻りだそうよ、と、思ってしまう。
だって、うつくしい文字の並びの中に「×」が入るなんて、うつくしくないんだもの(笑)。
数字の中に放り込まれたXやYとはわけが違いますよ!
でも、最終的にすべてがすーっとまとまったのは、さすがというかなんというか。
QED! って感じやんね。
あ、そういうタイトルのミステリがあったな。残念(笑)。
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■ステマ
ステルスマーケティング ステルスマーケティング(英: Stealth Marketing)とは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。 略称はステマ。
(2017.03.13) -
Posted by ブクログ
ネタバレアメリカへと旅立ってしまった宙の後を継いで数学屋さん店長代理を務める遥だったが、元々は数学なんて縁のないただの中学2年生。
それでも宙がいなくても、なんとか数学屋を続けようと努力する。
文化祭の出し物を決めるのに模擬店か舞台かを、使える数値を使って円満解決。数学屋の面目躍如だ。
そんな店長代理の遥に相談が舞い込む。不登校になってしまった幼馴染を、どうにかできないだろうか?
困ったときには店長に頼む。スカイプで宙に助けを求め、返ってきたメールには謎の数式が。
恋愛不等式に続く、心の漸化式。文化祭で数学屋が日本とアメリカをつないで活躍する。
さて、数学屋さんの二巻です。前回のラストで遥が宙にガウス記号を投げつけるシーンが印象に残る作品だったと思います。
2巻では、日本にいない宙が直接クラスにかかわってこない分、遥の頑張りが強調されている。
数値を集めて分析することを基本に、三角比を用いた簡単な測量、からのポアンカレ予想に話は飛ぶ。
「私たちが見上げる空には同じ月が昇る」なんてセリフは使い古されてるけど、宙と遥との時差では同じ月が昇る時間がない。
そんな月を見上げる二人を結ぶのは、やはり数学であった。 -
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少年が始めた数学で物事を解決しようとする「数学屋」のお話し
使われてる数学レベルはそんなに難しくない
2次方程式・不等式や台形の中線公式とか囚人のジレンマとか
中学生という設定なので、その辺の層でも十分に理解可能
この少年のすごいところは数学を実学に当てはめる発想だよね
まぁ、ファシリテーションスキルはないので、その辺は相棒が担っているという構図も妥当
あと、何でもかんでも数学で解決できるわけでもないという事も何となく描かれていると思う
実際問題、数学で解決できない事の方が世の中には多いしね
最後のところは最初の説明の部分が伏線になっていてよい