向井湘吾のレビュー一覧
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ネタバレ前作を読み終えてから随分間が空いてしまったので、登場人物や前作のエピソードをかなり忘れていました。けれど、読みながら記憶が少しずつ呼び覚まされてきたので、中盤以降は「これ誰?」みたいな状況はほぼなくなっていました。
今回は神之内宙が不在な中で数学屋を続ける天野遥が主人公。最初は「マジで数学屋できるの?」と懐疑的でしたが、前作から随分成長して数学が達者になっていて何とかこなせている感じ。人によっては都合が良いと思うかもですが、自分は宙への思いの強さや、前作で数学の面白さに魅せられて生じたモチベーションの高さからの行動、そしてその結果だということで納得しています。
ただ、それでも前作からの経 -
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またまた「読みたい本リスト」へ入れている本を上司に借りた。ヾ(*´∀`*)ノ
また、ちょうど「数学屋さん」もどんどん続編が出ているのを知って、最初から読み直そうかなあと思っていた矢先やったので、ますます嬉しい。
と、いうことでかなり前かがみになって読み始めたのに、まあ、冒頭のもっちゃりくっちゃりしたこと(笑)。
あれ? これってシリーズものの途中?
と、疑いたくなるぐらい、設定が
「これは知ってるよね」
ちゅう姿勢で放り込まれてくる。
先日、「グルメ課」を読んだらシリーズ三冊目やったっちゅう罠にはまったのもあって若干疑ったのだけど、こちらはシリーズの途中ではない模様。
ほしたらこんな -
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ネタバレアメリカへと旅立ってしまった宙の後を継いで数学屋さん店長代理を務める遥だったが、元々は数学なんて縁のないただの中学2年生。
それでも宙がいなくても、なんとか数学屋を続けようと努力する。
文化祭の出し物を決めるのに模擬店か舞台かを、使える数値を使って円満解決。数学屋の面目躍如だ。
そんな店長代理の遥に相談が舞い込む。不登校になってしまった幼馴染を、どうにかできないだろうか?
困ったときには店長に頼む。スカイプで宙に助けを求め、返ってきたメールには謎の数式が。
恋愛不等式に続く、心の漸化式。文化祭で数学屋が日本とアメリカをつないで活躍する。
さて、数学屋さんの二巻です。前回の -
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少年が始めた数学で物事を解決しようとする「数学屋」のお話し
使われてる数学レベルはそんなに難しくない
2次方程式・不等式や台形の中線公式とか囚人のジレンマとか
中学生という設定なので、その辺の層でも十分に理解可能
この少年のすごいところは数学を実学に当てはめる発想だよね
まぁ、ファシリテーションスキルはないので、その辺は相棒が担っているという構図も妥当
あと、何でもかんでも数学で解決できるわけでもないという事も何となく描かれていると思う
実際問題、数学で解決できない事の方が世の中には多いしね
最後のところは最初の説明の部分が伏線になっていてよい