石井ゆかりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
きっかけが同じ人が多いことに驚いた一冊。わたしが本書を読んだきっかけは人気小説「お探し物は図書室まで/青山美智子」で出てきたからなのですが、レビューを見てびっくり!同じ方がいるではありませんか!それだけで嬉しくなりました。 内容はストーリーがないようなボワッとした感じ。占いについて「無責任」なんて言葉も飛び出すような不思議な感じな本です。「お探し物は図書室まで」で出会わなかったら自分では絶対に手に取らないような雰囲気の本でした。
■占いをしまくってしまう辛さ
占い師がそんなことに気が付かれるなんて驚きました。何回も長時間お客さんが占ってもらえば単純に儲かる仕事なので、そういうことは言わないものだと思っていたからです。
「わたしはいい占いしか信じない」なんて人もいるくらい、未来が見えないからこそいい未来(自分の望む未来)が来ると信じたい。でも、未来につながるのは「今」の自分。考えさせることが書いてありました。
■うまくいかないのは「運が悪い」から?
この疑問にも驚きました。占い師は運が悪いと思っている人に石とか水とかアドバイスとかを授ける人だと思っていたからです。運が悪いと考えることで自分の考えのゆがみや欠点を直視しなくて済ませているという指摘は自分にもあてはまるものがあり、痛みを感じました。
■他人の死は他人の物
誰かが亡くなったとき、「失った」という表現がありますが、著者によると誰も所有できないのだから失うことはないという表現がでてきており、確かにと納得しました。なくなったことより、その方が今につなげてくれたこと、教えてくれたこと、残してくれたことに目を向けて「生きていた」ことに目を向けるほうが大切だということです。なんと前向きな考えでしょうか!新しい視点に驚きました。 -
Posted by ブクログ
ホロスコープを使った運勢ってどういう風に出してるんだろうと思ってたけど、月を見てるんだー!と分かったのがまずひとつの収穫。あとはそれぞれのハウスの解釈がちょっとずつ感じられておもしろかった。石井ゆかりさんの言葉は受容力?包容力?を感じる。あとは読むまで知らなかったけどカシワイさんの挿絵がとても素敵だった!すみれ書房さんの「美しい実用書」というテーマになるほどと納得したし、なくならないで欲しいなとも思った。
印象に残っている日付を思い出してなるほどーと思ったり、なんだ違うのかーと思ったり。終わったことに対する意味づけは気楽でいい。
ひとつ分からなかったのが、ハウスの位置付けで、太陽星座を1ハウスって見ればよいのかしら?個人のチャートが分かっている場合にはそのハウスに従えればよいのかしら?もうちょっと詳しく勉強してみよう〜と思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【月】
月についてたくさんの切り口で語りながら、読み手に新しい視点を持つためのヒントを与えてくれる本。
月は「善きもの」「清らかなもの」とする人がいる一方で、月は「悪しきもの」「怖いもの」とする考えがあるという。
たとえば「満月を恋人と見てはいけない」「月を見上げてはいけない」という言い伝え。
満月を恋人と見たから別れたのか、もともと別れの予感がある二人が満月を見たのか。
月を見上げたから悪いことが起きたのか、他に原因があって悪いことが起きただけなのか。
科学的にその因果関係を証明する証拠は一切ない。
「願い事をするなら新月と思っていたのに忘れてしまった(自己嫌悪、後悔、焦り)」「断捨離をするなら満月と聞いたのにできなかった(だからやる気が失せた)」
こんな風に囚われてしまう必要は無いのだ。
結婚式や引越し、離職する日などが満月に重なった時。
新しいプロジェクトが始まったり、電球が切れて新しいものに取り換える場面が新月に重なった時。
自分の生活と月の満ち欠けが結びついていると「発見した」ときに、「月の時間を生きている」喜びが感じられるという著者の考え方に、強い共感を覚えた。
やりたいことがあるのに新月まで我慢するとか、
特にないのに新月だからと無理やり願い事をするとか、
楽しいわけがない。
【占い】
『占いに心を吸い取られているとき、私たちは必ず、大切なことを見失っています。それを見失った状態では、心から望んでいるはずの幸福も、けっして、手に入ることはありません。私はそう思います。』
たとえば、(著者自身もタロットカードを何度も並べたことがあると書いていたけれど)私自身も質問を思い浮かべながら、何度もオラクルカードを引いてしまうことがある。『賭け事にはまってしまう人とどこか似通ったものがあるようです』・・確かにそうかもしれない。
「自分の望み通りの未来であって欲しい」そんな気持ちが強いときに、何度もカードに向かって質問を続けてしまうと気づいた。「自分がどうあるべきか」を考えることからの逃避・・・。そんなときの私は「自分の時間を生きていない」「自分自身で考え選択できていない」。
大切なのは、自分や相手にとっていちばん大切なのは何かを考え行動すること。そしてその答えは、自分の外ではなく、内に見つかるということ。そんなことを、改めて教えていただいた。
著者である石井ゆかりさんの肩書きが「占星術師」ではなく「ライター」であることに納得の一冊だった。