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占いとの「つきあい方」に悩んでいるあなたへ。石井ゆかりが月の世界を入り口に、「占いとのつきあい方」について語ります。 占いに飲み込まれず「月の世界=夢の世界」を通して、「占いとどうつきあえばいいのか」を内側から考えます。好評を博した「月のとびら(2013年刊)」が新装版となって登場。石井ゆかりファンのみならず、占い好き必見の1冊。
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Posted by ブクログ
自分の努力とは関係ないところで意思決定をする占いってどうなの?と疑念を抱いてきました。 昔から精度は高くないことは証明されているし、オカルトに未来を決められるのは癪です。 とはいえ、「お探し物は図書室まで」で紹介された文章が素敵で、チラ見のつもりで手に取ったのですが...気づいたら完読してました。...続きを読む 以下、自分がこの本を読んで「解釈」したことです ・占いは未来予知ではない ・「今日はツイてる」とか、なんとなく感じているもの、占いはこれを言語化する役割 ・占いの結果は絶対的なものではなく、解釈するのはあくまで自分 ・占いは自分の思いを言語化し行動するきっかけにすぎない 占いというものを非科学的なものとして遠ざけるのではなく、自分の心を映し出すもの、プラスに働きかけるものとして信じてみてはいかがですかという提案書のように感じました。 本当はなんの意味もないかもしれない、でも、占星術に則って占った結果が、行動する良いきっかけになるのだとしたら...占いにも意義があるのではないでしょうか。 なんだか、神様を信じるか否かでよく語られる、パスカルの賭けに考え方が似ています。 信じた方が人生はきっと楽しい。だったら信じるという「決め」をして、月に踊らされるのもいいのかもしれません。 最後に本書の中で笑った一文 「人の死は、もっと大切で神聖なものだと思います。無責任な占いなんかと一緒にしてはいけないと思います。」 これが占い師の言うことなの!?と、大好きになりました笑
読んでて、機がが熟すという、タイミングがかみあった瞬間ってあるなぁ~と。のりとはずみとタイミングと言うけど、あれは機が熟した時に起きる現象かもしれないと思いました☆
「お探し物は図書室まで」に登場した本書が気になって手に取りました。 私自身の名前に月があることからも、どこか惹きつけられるものがありました。 なにかを「信じた」とき、私たちは、もともと心の中に存在した空洞に信じる対象を吸い込み、さらに、空洞の形に合わせてその対象を変形させて、「信じた」対象と心を...続きを読む一体化させてしまうのではないでしょうか。 占いも、占いをすることも、それ自体が運命の一部なのだなと思いました。 深い感情と直感に基づく月の目も大切にしたいです。
きっかけが同じ人が多いことに驚いた一冊。わたしが本書を読んだきっかけは人気小説「お探し物は図書室まで/青山美智子」で出てきたからなのですが、レビューを見てびっくり!同じ方がいるではありませんか!それだけで嬉しくなりました。 内容はストーリーがないようなボワッとした感じ。占いについて「無責任」なんて言...続きを読む葉も飛び出すような不思議な感じな本です。「お探し物は図書室まで」で出会わなかったら自分では絶対に手に取らないような雰囲気の本でした。 ■占いをしまくってしまう辛さ 占い師がそんなことに気が付かれるなんて驚きました。何回も長時間お客さんが占ってもらえば単純に儲かる仕事なので、そういうことは言わないものだと思っていたからです。 「わたしはいい占いしか信じない」なんて人もいるくらい、未来が見えないからこそいい未来(自分の望む未来)が来ると信じたい。でも、未来につながるのは「今」の自分。考えさせることが書いてありました。 ■うまくいかないのは「運が悪い」から? この疑問にも驚きました。占い師は運が悪いと思っている人に石とか水とかアドバイスとかを授ける人だと思っていたからです。運が悪いと考えることで自分の考えのゆがみや欠点を直視しなくて済ませているという指摘は自分にもあてはまるものがあり、痛みを感じました。 ■他人の死は他人の物 誰かが亡くなったとき、「失った」という表現がありますが、著者によると誰も所有できないのだから失うことはないという表現がでてきており、確かにと納得しました。なくなったことより、その方が今につなげてくれたこと、教えてくれたこと、残してくれたことに目を向けて「生きていた」ことに目を向けるほうが大切だということです。なんと前向きな考えでしょうか!新しい視点に驚きました。
石井ゆかりさんが星占いとの付き合い方として、月の世界のことを優しい言葉で解説してくれる1冊。 占いを生業としながら、そのことに深い疑問や恥ずかしさを感じているとも書かれながら、それでもなお、何故人は占いを必要とするのか、それならどう向き合うのがよいのか、石井さんなりの考え、アドバイスが散りばめられて...続きを読むいます。
2013年出版のもの "占い"とは何か。 "今日はついてないな"とか"晴れ女・晴れ男"など、ふとしたところに非日常を信じている発言があふれている。 これには、はっとしました。無意識のうちに何かを信じているのだと。 占いの及ぼす影響なのか、...続きを読む占いが当たっているのか、という神話?をもとにした話も面白かったです。 月の影響に関するところも興味深かった。 占いとの付き合い方、距離感を考えさせられた。
占い師の方が書いた本。 小さいころから占いはよく見るし、 今も毎朝7時に『THE TIME』のゲッターズ飯田さんの占いをチェックしている。 しかし、信じているのか?といえば答えに詰まる。 占いがなにかを変えてくれるとまでは思えず、 水曜に放送する某テレビ番組は完全にヤラセだと思う。 そんな中途...続きを読む半端な私にも、石井さんの話はすっと入ってきた。 占い師さんって人の話を聞いてアドバイスするのが仕事だからかな。 そうだよね、と納得してしまうことが多かった。 特に『占いで昨日と同じ内容だと怒る人がいる』 『みんな潜在的に昨日と今日は違う一日になると信じている』 というのは、たしかに!と思った。 普通に考えたら昨日今日でどうこうなるものってそんなにないはずなのに、 占いだけは前日と変わりないと言われると納得がいかない気がする。 この方にならお金払っても納得できるかも(笑)
【月】 月についてたくさんの切り口で語りながら、読み手に新しい視点を持つためのヒントを与えてくれる本。 月は「善きもの」「清らかなもの」とする人がいる一方で、月は「悪しきもの」「怖いもの」とする考えがあるという。 たとえば「満月を恋人と見てはいけない」「月を見上げてはいけない」という言い伝え。...続きを読む 満月を恋人と見たから別れたのか、もともと別れの予感がある二人が満月を見たのか。 月を見上げたから悪いことが起きたのか、他に原因があって悪いことが起きただけなのか。 科学的にその因果関係を証明する証拠は一切ない。 「願い事をするなら新月と思っていたのに忘れてしまった(自己嫌悪、後悔、焦り)」「断捨離をするなら満月と聞いたのにできなかった(だからやる気が失せた)」 こんな風に囚われてしまう必要は無いのだ。 結婚式や引越し、離職する日などが満月に重なった時。 新しいプロジェクトが始まったり、電球が切れて新しいものに取り換える場面が新月に重なった時。 自分の生活と月の満ち欠けが結びついていると「発見した」ときに、「月の時間を生きている」喜びが感じられるという著者の考え方に、強い共感を覚えた。 やりたいことがあるのに新月まで我慢するとか、 特にないのに新月だからと無理やり願い事をするとか、 楽しいわけがない。 【占い】 『占いに心を吸い取られているとき、私たちは必ず、大切なことを見失っています。それを見失った状態では、心から望んでいるはずの幸福も、けっして、手に入ることはありません。私はそう思います。』 たとえば、(著者自身もタロットカードを何度も並べたことがあると書いていたけれど)私自身も質問を思い浮かべながら、何度もオラクルカードを引いてしまうことがある。『賭け事にはまってしまう人とどこか似通ったものがあるようです』・・確かにそうかもしれない。 「自分の望み通りの未来であって欲しい」そんな気持ちが強いときに、何度もカードに向かって質問を続けてしまうと気づいた。「自分がどうあるべきか」を考えることからの逃避・・・。そんなときの私は「自分の時間を生きていない」「自分自身で考え選択できていない」。 大切なのは、自分や相手にとっていちばん大切なのは何かを考え行動すること。そしてその答えは、自分の外ではなく、内に見つかるということ。そんなことを、改めて教えていただいた。 著者である石井ゆかりさんの肩書きが「占星術師」ではなく「ライター」であることに納得の一冊だった。
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新装版 月のとびら
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