橋本恵のレビュー一覧
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ネタバレ遂に最終巻。
ダレン・シャンの決めたバンパニーズ大王との戦いの結末は想像通りだったけど、てっきりバンパイア・マウンテンに行く時に死んでしまった片割れが最期かと思っていたので、それとは関係なしにただ消えていく結末が意外だった。
ミスタータイニーは本が好きでは無いということで、特折思い出したように登場した日記帳がここまで重要アイテムになるとは。
それが冒頭に繋がる、そして著者名にも繋がるという仕組みは好きだ。
大王との戦いの時には傍にいたいといっていたハーキャットは、他の戦いに追われて願いは叶わなかった。しかし、同じ状態で復活したダレン・シャンとして、また再会くらいはして欲しかった。様々なキャラクターが登場して掻き乱した割には、最後は静かにダレン・シャン(とミスタートール)で終わった。
世の中はミスタータイニーのままごとに過ぎない。そして、エバンナの訴えでダレン・シャンは復活し、運命とはそんな気まぐれなものなのかとも思う。
本シリーズの後半、ダレン・シャンの妹アニーが大王スティーブの子を産んでいたり、エバンナもダレン・シャンを復活させるための取引としてガネンとバンチャの双子を未籠もり、ダレン・シャンとスティーブにしてもミスタータイニーがこっそり身篭らせて産ませたとし、結構性的に入り乱れている。行為こそ書かれないが、そうゆう点であまり子供向けではない。
最終巻なだけあって、冒頭でも、湖の中でも、回想シーンが同じような内容で長すぎる。 -
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今作では、ダレン・シャンがバンパイアに相応しいかどうかを見極めるべく4つの試練をこなしつつ、合間合間にバンパニーズらの怪しい影や、仲間による試練の特訓などで話が進む。
児童文学だから野暮なことは言うまいとも思うが、バンパイアの祭典のタイミングや、試練の結果など、想像がつくというか、さすがに都合が良すぎて微妙に感じた。そんな中で、次作に続く話として裏切り者と仲間の死が終盤にあったが、それすらも都合が良いように思えてしまった。野暮すぎるが。
試練での、泥で流れる血を抑えなきゃいけないほど血みどろであったり、足の神経を失うなどの表現には少し驚いた。 -
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ネタバレでは。感想。
11と比べ12は低いけど、前半分は結構楽しめた。
終わりに行くにつれて冗長になっている。また、もう少しエンディングを練って欲しかった。
1巻で思い描いたのと同じ結末が待っていた。
以下
メモ
いちいち全部振り返らなくていいのに……と毎回のことなんだが今さら書いた笑 これは筋には関係なし。
最終話だ。ついに。
そういや、最後の初めに言っとけば、細かい伏線の雑さには、目を瞑らなければ読めないよ
どうなる。
あーそういや、1巻から思っていたんだが、ダレンがあまりにも、幼稚すぎるのが、目に付いた。まあストーリーの上で仕方ないと言えばそうなんだけど。12歳くらいの子供のときだったらダレンに共感できたのかな?
まあそうね、ここまで書いたから書くけど、当時、18年前になるか、最もエキサイティングだったとこは、クレプスリーの「死してなお〜」のくだりだったな(厨2感。笑)。
いまは全然ちがう。読み方が本当に変わったな。
分析するのはめんどいので、11巻がいっちゃん好かったってことだけ。
やーまだ12巻読んでないんですが
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日本在住のニュージーランド人が、1993年に鹿児島から北海道まで歩いて日本縦断した旅日記。
歩きで縦断するのも興味深いが、それ以上に"ガイジン"が(とはいえ日本語ペラペラだが)旅すると出会う田舎の人々がどんな反応を示すのか、というのが興味深かった。
文章も淡々としていて好みだった。もとは英文で書かれているということなので、これを海外の人が読むのは一層おもしろいことだろう。
ただこういう旅は、起こる出来事も同じようなことがどうしても多くなるので、読み手にはやや単調に感じてしまうのも否めない。まあそういう旅ではあるので、追体験できていると思えばそれもたのしい。 -
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記憶していた個人的な山場(?)は次の次あたりだったらしく、ここからは数話で一つの話という形なのもあって、今回は序章的な位置付け。
特に可もなく不可も無いが、退屈で読むのを止めるというレベルでは無い。
今までがバンパイアの身体に慣れるまでだとしたら、ここからはバンパイアの世界に少しずつ入り込んでいく感じ。
登場人物も一気に増えて、外国名を覚え難い人にとっては少し大変になって来る、かも知れない。まだ少ない方だとは思うけど。(もしかしたら後々の伏線になっている箇所もあるかも知れないけれど)覚えなくても良い名称も多く出てきて若干混乱する。
取り敢えずストリークとルディが可愛くて仕方がないので、そこだけで星一つ分の価値はあった。詳しくは是非読んでみてほしい、 -
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シリーズ10作目。
それまでの「傷ある者の戦」の話から離れて、ダレンとハーキャットは、ハーキャットの正体(前世)を知るための旅に出ます。
ミスター・タイニーによって、別の世界にたどり着いた2人は、地形や猛獣(ブラックパンサー)、異形の怪物や竜に苦しめられながらも、目的地である「精霊の湖」へハーキャットの前世の魂を救いに向かいます。
「別世界」という舞台設定であり、これまでのシリーズに比べてファンタジー色が強くなっていること、またクレプスリーの死を受けて全体に作品が暗い印象であることなどから、今までで一番「読みづらい」と感じたシリーズ作品でした。
シリーズの前半のように、ダレンの活躍にドキドキしながら読み進める、ということがあまりありませんでした。バンパニーズとの戦いのように、臨場感あふれる戦闘場面が無かったことも一因かもしれません。
この1作品だけ取り上げると異色でもあり、「面白さ」にも欠ける印象ではありますが、シリーズ全体を通してクライマックスへの橋渡しという役割を担っているのだと考え、残りの2作品に期待したいと思います。 -
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ネタバレシリーズ9作目。
バンパニーズ大王を追ってクレプスリーの故郷にやってきたダレンたちは、バンパニーズの罠にはまり追い詰められます。さらには町を襲っていたバンパニーズの犯行の濡れ衣を着せられ、警察や自警団にも追われる羽目に。
ついに大王と直接対決する機会を得、クレプスリーが辛くも大王に勝利しましたが、クレプスリーもスティーブ・レパードにより帰らぬ人となってしまいます。
さらに、クレプスリーが倒したバンパニーズ大王は影武者であったこと、そして本当のバンパニーズ大王はスティーブであったことがわかり、ダレンはさらに深い絶望へと落ちてゆきます。
残りのチャンスは2回。
果たして、どういった結末になるのでしょうか。
解説でも触れられていましたが、このシリーズ作品の初めに書かれていた一節、「現実の世界はきたないし、とても厳しい。主人公がどうなろうとおかまいなしで、ハッピーエンドなどそっちのけだ。人は死ぬし、けんかには負けるし、悪が善に勝つ」という言葉の意味がこの9作目でわかるような気がします。
物語の展開はスピード感がありましたし、7,8作目に比べると戦いの描写も臨場感があってよかったと思います。全体として、かなり盛り上がりもあるよい話だったとは思いますが、クレプスリーが死んでしまったことに対するショックが大きくて、あまり「読みかえしたい」とは思えない巻になってしまいそうです。
ダレンの師であり、父代わりであり、友でもあった、ラーテン・クレプスリーの存在は大きく、ダレンの心痛は察するに余りあります。
クレプスリーの最期の「憎しみに人生をゆだねるな。吾輩が死んでも、かたきなどとらんでよい。自由に生きろ。やけになり、復讐にとりつかれ、ゆがんだ生きかたをするでない。」という言葉をダレンには大切にしてもらいたいと思います。
もちろん、バンパニーズ大王であるスティーブは、クレプスリーのかたきであるだけでなく、一族にとって最大の敵ですが、かれを殺すことだけを目的として生きるのではない、もう少し「救い」のある生き方が綴られることを期待します。