けーしんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うわー、これはまた王道の青春物語。
分かっていても泣かされた。
拾った楽器に憑いていた女の子の幽霊の願いで吹奏楽部に入部する女子高生のお話。
部活ものでありながら主人公がある意味傍観者なのがちょっと新しい。
この手の話はおおよそ展開が読めてしまう訳だけど、にもかかわらず、やっぱり胸が震わされた。
もちろん自分が部活物が好きということもあるのだけど。
さすが青春物語の書き手である作者。すごく良かった。
最近作者の作品は暗い話が多かったけど、そう、こういうお話を読みたかったんだよ。
途中、コンクールが始める前にもしかしてここで紫乃がいなくなってしまうかもしれないと思ってドキドキしたけど、そ -
Posted by ブクログ
ラストシーンで女の子が走って男の子を追いかける作品は名作の予感。安直だけど。
最近、この手の小説が増えてきていいと思う。
この手のってのは、小説だけど内容がお勉強になってるっての。
何度も推すけど「浜村なぎさの計算ノートシリーズ」とか。
勉強は楽しいということを伝えよう、伝えるならば小説にしてストーリー仕立てにしたほうが面白い。
そういう筆者の姿勢が伝わってきて、読んでいると知らなかったことを新しく知ることが多い。
作者の経歴を見ると、東大卒数学オリンピック出場だそうだ。それはもう数学好きなんだろうな。
その好きを、どうやって読者に伝えるかとなると、説明役の登場人物に語らせ -
Posted by ブクログ
ネタバレ娘でも読めるか読んでみてる。
子供向けに書かれている小説なので、
当たり前に子供っぽい。
子供向けなので、物足りなさはあるけど
私は好き。
宙くん、大好きだな。(どタイプ)
好きにならないなんて人いるかな?
って位愛おしいキャラ。
遥ちゃんもとても素直で可愛らしい。
娘でも読めそうな文章だけど、
興味を持たなそう。
でも、読んで欲しい。
恋愛相談を数学で解決するのは、
ツマラナクテ、とても嫌な気分だった。
のに、その相談者が宙くんって、
完全にやられた。
恋愛も数学で解決しようとする程、
数学好きの宙くんの気持ちがなんとも
可愛い。
遥ちゃんと宙くん、また会えるといいな。
真希ち -
Posted by ブクログ
シリーズ3作目で完結
宙がなぜ数学屋を初めたのか?黒い服を着るのか?が明かされる
ここに来て新キャラ、明日菜が登場
宙との関係性がとても親しそうで、宙もそれを拒んでいないようすにやきもきする遥
そして、宙は遥に一つ嘘をついている事を明かす
宙がついた嘘とは?なぜ嘘をついたのか?
明らかになる宙の過去
遥は一生懸命数学を勉強したようだ
一般人でもとっつきやすく実体験でも使いやすい確率を勉強するというのは良い選択だと思う
でもまぁ、算出された確率を高いと見るか、低いと見るかはそれぞれだし
特にスポーツの一場面なんて完全に独立な事象でもないので、確率がそこまで信憑性のあるものではないです