けーしんのレビュー一覧

  • お任せ! 数学屋さん2

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    ネタバレ

    父親の仕事の関係でアメリカに行ってしまった宙の代わりに、数学で世界を救う「数学屋さん」を引き継いだ遥。
    数学苦手の中二の少女が、夏休みの間中難しい数学の本を読んだって、それほど理解できるものかなあと思いつつ、自分でできることをコツコツと…うんうん唸りながらこなしていく遥は、本当にいい子だ。

    今回は学校祭というイベントと、不登校の少女を助けるという二つの大きな柱がメイン。

    ひとりでできなければ、周りの力を借りればいい。
    いま役に立つとは限らないけれど、いつかは役に立つかもしれないものがあったっていい。
    生きていく意味なんて分からないから、みんな手探りで生きている。その手探りが面白いから人は笑

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    2020年09月22日
  • お任せ! 数学屋さん

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    ネタバレ

    数学苦手な私にも、きっと楽しく読めるでしょうとお勧めされた本。
    多分中高生向きの本だと思うのですが、ごめんなさい、やっぱり数式の辺りは全然頭に入ってきませんでした。

    でも、「数学で世界を救う」と大真面目に言う宙には好感を持ちました。
    私も虚数が何の役に立つ?などと学生時代に言ったものですが(ほかにも言ったと思うけど、すっかり忘れました)、数学に限らず、学問は生活の役に立ってこそ、と思います。
    生活の役に立つことから始めて、最終的には世界を救う。
    いいじゃありませんか。

    けれど、やっぱり机上の論理ではいかんともしがたいものもあります。
    台形のグラウンドを、野球(男子)用とソフトボール(女子)

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    2020年09月08日
  • お任せ! 数学屋さん3

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    シリーズを締める3巻はストーリーを重視しているせいか数学色はそれほど濃くない感じ。いい感じのところで終わってしまっているので、5年後、10年後の2人の物語をいつか読んでみたいです。

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    2018年10月07日
  • お任せ! 数学屋さん2

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    ネタバレ

    前作を読み終えてから随分間が空いてしまったので、登場人物や前作のエピソードをかなり忘れていました。けれど、読みながら記憶が少しずつ呼び覚まされてきたので、中盤以降は「これ誰?」みたいな状況はほぼなくなっていました。

    
今回は神之内宙が不在な中で数学屋を続ける天野遥が主人公。最初は「マジで数学屋できるの?」と懐疑的でしたが、前作から随分成長して数学が達者になっていて何とかこなせている感じ。人によっては都合が良いと思うかもですが、自分は宙への思いの強さや、前作で数学の面白さに魅せられて生じたモチベーションの高さからの行動、そしてその結果だということで納得しています。

    ただ、それでも前作からの経

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    2018年01月15日
  • お任せ! 数学屋さん3

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    完結しましたね。

    証明不可の命題にはとまどいましたが
    二人の未来が見え始めたことに
    胸をなでおろしました。

    すべてが飲み込めた第3章。
    数学の美しさは「無限」や「絶対」に
    論理で挑むところにあるのだと信じます。

    次はスピンオフで 明日菜の物語を
    読んでみたいと思います。

    よろしくお願いします。

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    2017年12月19日
  • お任せ! 数学屋さん2

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    こんなことにも気付かないのかと思ってしまうこともあるけど、よくよく考えれば登場人物は中学生なんだよな。あと、サインコサインを少し思い出しました。

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    2017年04月15日
  • お任せ! 数学屋さん

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    学生の時に泣いてまで苦しめられた数学で悩み事を解決する「数学屋」の連作短編集。 数学が嫌い、見たくない!という人でも楽しく読める一冊だと思う。宙くんの手が生み出す数式を美しいと思えるはず。 第五話、六話はちょっとドラマチックに過ぎるけれども、宙くんの恋文に思わずときめいてしまった。

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    2017年01月30日
  • お任せ! 数学屋さん2

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    ネタバレ

     アメリカへと旅立ってしまった宙の後を継いで数学屋さん店長代理を務める遥だったが、元々は数学なんて縁のないただの中学2年生。
     それでも宙がいなくても、なんとか数学屋を続けようと努力する。
     文化祭の出し物を決めるのに模擬店か舞台かを、使える数値を使って円満解決。数学屋の面目躍如だ。

     そんな店長代理の遥に相談が舞い込む。不登校になってしまった幼馴染を、どうにかできないだろうか?
     困ったときには店長に頼む。スカイプで宙に助けを求め、返ってきたメールには謎の数式が。

     恋愛不等式に続く、心の漸化式。文化祭で数学屋が日本とアメリカをつないで活躍する。


     さて、数学屋さんの二巻です。前回の

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    2016年04月22日
  • お任せ! 数学屋さん

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    数学が大の苦手なヒロインがひょんなことから天才数学少年の転校生と「なんでも数学で解決する」数学屋を始めるお話。
    ヒロインが数学嫌いなので、数学なんて嫌いだ!という人でも読みやすいと思う。
    グローブを買うための節約術から部員のやる気を出させる方法、そしてあんなもの?まで数学で解明しようとする最後までとにかく徹底している天才数学少年のキャラクターが愛おしい。

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    2016年03月31日
  • お任せ! 数学屋さん

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    少年が始めた数学で物事を解決しようとする「数学屋」のお話し
    使われてる数学レベルはそんなに難しくない
    2次方程式・不等式や台形の中線公式とか囚人のジレンマとか
    中学生という設定なので、その辺の層でも十分に理解可能

    この少年のすごいところは数学を実学に当てはめる発想だよね
    まぁ、ファシリテーションスキルはないので、その辺は相棒が担っているという構図も妥当

    あと、何でもかんでも数学で解決できるわけでもないという事も何となく描かれていると思う
    実際問題、数学で解決できない事の方が世の中には多いしね

    最後のところは最初の説明の部分が伏線になっていてよい

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    2016年02月09日
  • お任せ! 数学屋さん

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    恋愛不等式におけるイコールの例外、着想がとても興味深かったし、遥と宙の関係をうまく表していて秀逸だと思う。

    中学生にも理解可能な数論で展開されていくので、読みやすかったし共感できた。

    ぜひ、ふたりの再会のドラマを読みたい。
    恋愛不等式のさらなる例外を、この目で確かめたいと素直に思った。

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    2015年05月09日
  • お任せ! 数学屋さん

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    数学でこんなにも青春を語れるものなんですね。
    主人公が中学2年生というのもあって、扱われている数学もそれほど難しいものではありません。問題の解決に使われる計算や定理は、登場人物たちの身の丈にあったものです。ですがそれだけではなく、より高度な数学への扉もこの本では開けています。
    この本は登場人物たちと同年代の人に読んでほしいかな。

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    2015年04月22日
  • 妖怪半分 学生半分

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     神坂一さんの書き下ろし作品で、しかも初の妖怪物である。
     それだけに期待度は高かったのだけど、ちょっと緩かったかな、というのが正直な感想である。特に主人公の心情変化がスムーズでなくて、物語を追うのにやや苦労した印象だ。
     ノリの軽さとテンポの良さはさすがの一言だけど、稀綱とマキの心情が見えづらくて、話が流れていってしまった。

     その辺と、あと思ったよりかは妖怪が出てこなかったので、それも加味して星三つ半相当と判断した。
     昨今は妖怪物が(例のウォッチに限らず)盛況の体を見せているが、その流れの中に埋没してしまいそうで、神坂さんのファンとしては残念なところである。

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    2014年08月30日
  • 少女、落下中〈試し読み増量版〉

    匿名

    購入済み

    ラノベ

    ラノベで新しい作者さんを探している人には注目の作者さんかもしれません。
    人と人との出会いや絆なんかを考えさせられました。

    #タメになる

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    2025年08月20日
  • お任せ! 数学屋さん2

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    世の中は数学でできているって
    とってもうれしい。
    宙くんがいないのは、さみしいけれど
    数学でつながるってロマンだ!

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    2025年01月01日
  • お任せ! 数学屋さん

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    ネタバレ

    数学の得意な子が「数学屋」を開いていろんな問題を数学で解決する話。
    貯金計画、台形の二等分線とか簡単なものから、リーマン予想の話題も出てた。
    数学好きでいくつか小説読んだ(浜村渚とか)けど、飽きたかな…

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    2024年08月27日
  • 精霊指定都市 精霊探偵社《So Sweet》と緋色の総帥

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    不思議なものが、不思議な感覚が
    大きくなるにつれ、ひどくなっていく。

    そして母親、祖母、を経由して行き着いたのが
    変な探偵社。
    面倒そうな環境に放り込まれたわけですが
    怖いのは…総帥ラブな人、だけ、でしょうか??
    結局、最初に出て来た二人は、最後に…で終了。
    主人公の能力(?)もどうにかなりそうですし
    このまま頑張ってね~でした。
    若干、先祖の話が暗いというか、どろどろというか
    わぁ…でしたが。

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    2024年04月09日
  • 姫君と侍女 明治東京なぞとき主従

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    【収録作品】序章/第一章 旧大名深水家の鷹/第二章 鬼の青い顔

    幕末の争いを引きずる明治初期が舞台。元大名深水家の雪姫とその侍女で映像記憶能力があり絵の得意な佳代のコンビが家を守るため、謎に立ち向かう。
    第一章 深水家が博覧会用に貸した掛け軸が消え、最後に観覧していた深水家の者たちが疑われる。
    第二章 深水家の屋敷に「鬼」が出没する騒ぎが起こる。

    新しい世は来たのだろうか。今なお佳代や雪姫と同じようにもがいている女性が多い気がする。

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    2023年07月01日
  • 謎解きよりも君をオトリに ~探偵・右京の不毛な推理~

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     松丸くんとかの所謂「謎解き」では無いし、いわゆらないミステリ小説としての「謎」も特に解かない。
     職業探偵が登場するというだけの説明かしら。
     そこそこ美人なのだが、その容姿から変態を惹き付ける個性を持つ女性が主人公。
     超絶美形で有能な探偵だが、変態気質のある探偵が絡み…。
     もっとがっつりギャグレベルでコメディの方がわかりやすかった気はするが多分女性向けを意識されていて、割とこの手のギャグじゃないけれどギャグレベルにわかりやすいコメディは受けるのかと。
     もう少しミステリ的な「謎」要素があったら…。

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    2023年06月29日
  • 天宮凛子のワケあり物件

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    自営業の不動産社長になった主人公の取り扱う物件は
    ほとんどが訳ありもの。

    陽気な父親と、仕事をしない親族という身内営業ですが
    頼まれても引き受けたくない…と思うほど
    親族の女の子仕事しない…。
    目の前にいたら、はたき倒しそうです。
    役立ち時間と給料と、比例してない…w
    途中、優秀そうなバイトが増えますが。

    ひょっこりと恋愛してみたり、ひどい目にあったり。
    最後には驚きの現実が見えてくるわけですが
    色々な意味ですごかったです。
    日常と、分かってからの日常と。
    いや、確かに…という凄さがありました。

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    2023年02月28日