船戸明里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ロウランド家に家庭教師として勤めるレイチェル。病気がちで篭もったまま家族を顧みない母親、優しげで誠実な風貌ながら愛人を抱える伯爵、一癖も二癖もある子供達。どこか歪な家族像に、牧師の娘でもあり厳格な思想を持つレイチェルは、自分にできることは無いかと奔走する。
イイハナシダナー、な訳もなく、帯には色っぽいコピーが掲げられていたりします。潔癖気味な超絶美人家庭教師と黒髪眼鏡で思慮深いくせに強引さも兼ね備えた次男坊の組み合わせなんて、淫靡さにドキドキしますね。いやぁドキドキしますね。
アンダーザローズ、薔薇の下には秘密が隠されている。"秘密"というものの奥ゆかしさと艶めかしさが、 -
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最強の眼鏡デレ解禁の巻。
正餐会の後半と、アンナさんスタンリー家に行くイベント勃発と、またずがんと落とされる展開。
ライナスが出ないのはなんとなく予感してたので、まず表紙をなめるように眺め回しました。
二人の座る椅子が違うのはなんでなんだぜ。
あとライナスの瞳は五巻のカラーと色が違うように見えて、どっちなんだ本当は?と思ったり。グレースと同じ色っていうのはわかるんだけど。
そんなことを考えつつページをめくると、見開きカラーで悶えました。ら、ライナスだと・・・・・!
表紙もライナス、見開きもライナスとか、どんだけだよ。
しかもねこと一緒に寝てるとかどういうことなの、反則すぎるんじゃないの、ライ -
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ああ、もう!続きが気になって困るんだよ、この漫画!!(苦笑)
今回の巻は
前半がウィリアムとレイチェル、
後半がアーサーとアンナでしたね。
ウィリアムとレイチェルの関係がどうなるのかもう気になってしょうがなかったんですけど
ほんの少し、ほんの少しだけですが、お互いの心が近付いて来ましたね。
2人でダンスを踊るシーンがすごく良かった!
「上手なのね」と微笑むレイチェルに、真っ赤になるウィリアムが〜〜〜!!!うおおお〜〜〜!!!
その後、ひとり残されたレイチェルの涙を流す横顔が息を呑むような美しさで。
ハニロで2人のその後を知ってしまったので、この2人のとこを考えるたび複雑な気持ちになります… -
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最終巻。
主人公であるカリエと一緒に自分も激動の時代を駆け抜けてきたような感じで、読後の気持ちは感無量。
あの人がああなるとは思ってなかった!
とか
うわぁあの人ってば不幸すぎるじゃない!
とか
ああ、この人とこの人、最後にもう一度逢わせてあげたかったよ〜!
とか色々あるんだけれども、終わったなぁ…という、いっそ清々しささえ感じるラストでしたねぇ。
時代のうねりというか、人の信念の塊というか。
そういうものが未来を作っていくんだなぁとしみじみ実感した今巻。
神の意思には誰も逆らえないのよ〜的ラストを迎えるかと思いきや、ドーン兄上もグラーシカも、その他の登場人物たちも悪あがきしまくりで、「人 -
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ふふふー、本日はお休みなので、やりたいことがサクサク進んでいきます。
というわけで、先日買ったまま手をつけてなかった本を読む。
流血女神伝、巻を増すごとに面白くなっていきますね〜!
それだけ物語が収束に向かっているということなんだろうけど、歴史が動く時っていうのはこんな風に動いていくんだろうかーと思ったりします。
最初の頃はカリエ奮闘記だったけれど、喪の女王に入った辺りから大河の様相を呈してきてます。
神を崇めるということの本質、国を導くということの難しさ、人の想いの繋がり、色んな事が混沌と渦巻いてるので混乱しがちですが、そのお話の軸としてカリエがいつも折れずにいてくれるのが嬉しい限り。
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