船戸明里のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こ・・・ここ・・
心待ちにしすぎて・・・読むのがもったいなくて・・
一日置きました。笑
さて今回はアンナさんアーサーに離婚を言い渡されるの巻ですが
アルバートくんずるくてこわいの巻 でもあるよね
いちばん人間味ないのこの人じゃない?と思うことあります
笑顔で離婚を切り出す父親といい勝負だよ・・・
スタンリーさんはアンナの気持ちを知って
「おかげでアーサーの心は私とともにある 感謝します」だし
家庭教師はウィリアム君ウィリアム君
アルバートは兄弟と家のことを
みなさんいい感じにエゴが剝き出しになって参りました
しかし、アルバートに縋ろうとまでしてしまう
ブレナンさんの芯のなさはいったい
「弟ばかり愛されていて自分は気にとめられる子供ではなかった」というバックグラウンドのせいなのだろうか
まあウィリアム君と久々に同衾できてよかったですね・・・
その直後のアンナさんが見てる幻覚こわかったですね・・
キング家美化されてましたね・・笑
しかしまあ、スタンリーじゃなくてブレナンがアンナさんの心の均衡をばっきばきにするというのが、また。
「グレースさんみたいに」美しく、教養があって、社交力があるところがダメなのかなあ、と思うと、アンナさんがときにウィリアム君よりもキング兄弟を大切にしているように見えるのは、考察してみたいような。
個人的には、拠り所のないふたり(というか、ライナス)を目にかけてくれているアンナさんとの関係性好きなんですけどね。
おまけ漫画のサンタライナスの癒し力
お友達ができてよかったねライナスくん
カードの途中でねむくなっちゃうライナスくん
いかに自分がここまで緊張しきってたか自覚しましたライナスくん
ハッピーエンドに落ち着かないことはもう知ってるんですけどこう・・ひとおもいにやってくれみたいな気持ちになってきました -
Posted by ブクログ
ネタバレ待ちに待った新刊!
内容が濃すぎて読むのに普通の倍かかる。そして読み終わるとぐったりする。
でもやっぱり面白い。人による相手の見え方の違い、立場による考え方の違いなど、非常によく考えて作られていて、濃い人間模様にうーんと唸らされる。それぞれのキャラクターに共感できる部分、出来ない部分があり、リアリティを感じる。
今回の巻はアーサーの逃避行の顛末と過去の回想。
面白いなぁと思ったのが、アンナ以外の皆が善人な事。
アンナの兄、お母さん、そしてモルゴース夫人。今まで欠陥が強調されて来た人達が「善人」の部分を見せる。特にアーサーの姉であるモルゴースは今までの視点とは全く異なり、非常に優秀な貴族の夫人として描かれている。
これがアーサーの目線なんだろうと思った。
アーサーは人を見る時にいいところばかり見る人。それは素晴らしいと思うが、彼の場合は「悪いところを見られない」でもあると思う。きっと「良いところを見る。悪いところは見ない。そうすれば相手を愛せる」というのが自分を守る手段なのだと思う。だから、アンナの事も庇い、自分を騙し、付き合ってきた。それはきっと「一度憎んだらとことん憎くなってしまうタイプだから」でもあるのかなと思った。
今回アーサーは自分の中の憎しみに気がついてしまった。きっともう戻れないんだろうと思う。最後の「ご迷惑をおかけしました」に全てが現れていて怖い。
アンナはアンナで不器用なんだろうなぁと思う。自分と相手の間に折り合いをつけられない。変われない。変わろうという努力も出来ない。一度嫌悪感を抱いたら徹底的に拒否する。
少女から大人に変わるきっかけが掴めないまま、安全な場所から外に放りだされてしまった人なんだろう。
しかしこういうタイプの人って本当自分で破滅の道を選ぶよなぁ…
アーサーの良さに早く気がつくか、一生気がつかないで部屋にこもってるかすれば、まだ良かったのにと思ってしまう。
巻末のウィリアム君が最後にちょっと微笑ましい気持ちにさせてくれてよかった。
歪んだ家族の中で育ったから、まっすぐなレイチェルに惹かれ、そして歪んだ愛情を向けちゃうんだろうなぁと思う。
きりの良い所で終わっていて良かった。後2年位何とか待てそう。