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19世紀英国の伯爵邸が舞台。「冬の物語」は謎の死を遂げた伯爵の愛人の死の真相を、彼女の息子・ライナスが追う話、「春の物語」以降は伯爵邸へ家庭教師としてやってきた牧師の娘、レイチェルを中心として物語は進んでいきます。
厳格なレイチェルは当初、愛人を多数抱えるロウランド伯爵を嫌悪するものの、息子たちへ深い愛情をそそいでいるのを知り、子供たちのため、更なる家庭円満を目指すべく奮闘しますが、実はそれは伯爵邸の歪で美しい世界に光を差し込むがごとき行為であり、何度も傷つけられ、絶望を味わうこととなります。
レイチェルのがんばり具合と報われなさ(報われることもありますが)には読者としても何度も打ちのめされますが、構成や心理描写の巧みさ、抜群の絵の上手さに魅せられ、読む手が止まりません。
※同著者の『Honey Rose』は『Under the Rose』から数年後の伯爵邸が舞台ですので、ぜひ本作を先にお楽しみください。
Posted by ブクログ 2013年12月25日
揺さぶられましたよ、心を。
それはもうぐらぐらと。
呪いのような物語ですね、相変わらず。
待ちに待っていた新刊、
泣いたり、笑ったり、叫んだりしながら読まずにいられようか。
さてこの巻では、伯爵の視点から見た
ロウランドの過去が語られます。
こうしてみるとモルゴースおばさまの素敵なことったらない...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月29日
作者が、これからは三年に一冊のペースになるなんてゆうもんだから、期待してなかったのに、年内に、出たっ。やればできるじゃん、作者!と心の中で小さくガッツポーズ。
手に取った瞬間わかる分厚さとズシリとした重さ。そして中身も重かった。横たわった深淵の淵を怖々覗き込んだ気分...。なんともブラックな気持ち...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月27日
手に取って「重っ!?」と言ってしまうくらい分厚くてびっくり。いい紙使ってるからやたら重いのだなあ。
アーサーとアンナの話。
旅の終わり。
ロウランド伯爵がいつもやたら胡散臭くみえたのは“役者”だったからなんですね…。
そして巻末おまけの「ウィリアムくん」…。これは…。困る。
ただでさえ見た目はものす...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月27日
待ちに待った新刊!
内容が濃すぎて読むのに普通の倍かかる。そして読み終わるとぐったりする。
でもやっぱり面白い。人による相手の見え方の違い、立場による考え方の違いなど、非常によく考えて作られていて、濃い人間模様にうーんと唸らされる。それぞれのキャラクターに共感できる部分、出来ない部分があり、リアリ...続きを読む
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