ドネラ・H・メドウズのレビュー一覧

  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    システム思考の一端に触れるのに適している。
    ビジネスにあてはめてみると、何かしらの問題が生じた時に、それを人のせいにするのではなく、仕組み(システム)がそれを引き起こしている、と考えることは、非常に大事。

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    2024年07月13日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    世界はシステムでつながっていることを筆者の目線で論じている本だが、意見に偏りがないため、理解しやすく腹に落ちやすい。訳が読みやすいのもその理由かと思う。

    以下、覚えておきたい二文。
    ・目的とは、美辞麗句や掲げられた目標からではなく、行動から推測されるものです。
    ・システム思考が私に教えてくれたのは、自分の直感を信じること、理解するための自分の合理性を信じるのは控えめにすること、できるだけその両方に頼ること、しかしそれでもなお、びっくりさせられることに備えることでした。

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    2023年08月04日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    長いこと積読してた本。積読してる間に他の本でシステム思考については読んできたけどやはりこの本は外せないかなと。訳文も非常に読みやすいしシステム思考について最初に学ぶならやはりこの本が良い。物事を眺める視座を一段高めて考える方法として一度は学んでおきたい。

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    2023年06月07日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    ネタバレ

    システムを理解する。これは政治家、行政の職員、経営者だけでなくあらゆる人が理解するべきだ。
    国や地方自治体では何もしない。もしくは何か新しいことをするが思惑が外れて失敗する。これが延々と続けられている。それは何故か。システムへの無理解である。
    システムを理解しようとしないから変化を恐れる。何かを変えると思わぬ副作用が出る。それを避けるために何もしない。逆に良いと思って新しいことを始めたがそれが限定合理性であることに気が付かなかった。システム的に考えないとこれらの不合理が生じる。
    我々有権者、大衆も愚かである。サービスや商品、税金の値上げは反対などはその象徴である。日本のGDPはすでにジリ貧であ

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    2023年01月09日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    例えば、「この世界をより良くしたい」と考えた時に、どんな基本思考を生きる人すべてにインストールすれば良いのか?と思えば、名著「7つの習慣」とかは間違いなく入るのだけど、10冊選んで良ければ、この本はその内の1冊に入って良いと思う。

    どうしても、短期的な感情で、人に対して良し悪しを評価したり、争ったり、目先の利益を追求したりとなりがちだけど、それらは、システムの中の小さな挙動の1つでしかない。

    モノゴトを、長期的、論理的、システム的な捉え方をして、その結果が生まれるだけの理由がどこにあるのか?を建設的に議論ができるようになるには、多くの人がこの概念を持たなければならないなと。

    本文中にもあ

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    2021年09月18日
  • システム思考をはじめてみよう

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    「風が吹けば桶屋が儲かる」を日々の行動に当てはめて考えると、自分の行動が世界の経済に繋がる。
    本書冒頭の話が某エナジードリンクのCMにも起用されていて驚いた。

    フィードバックが適時適切にされれば、個人も世界も変わる。
    「見える化」は日々、関係者が目にすることができて初めて意味を為す。

    同じ著者の他の書籍も読んでみようかな。

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    2021年03月14日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    むずい。ノーフリーランチの定理が示すように万人・万物にとっての最適なシステムは存在しないのかもしれない。
    それでも周りに興味・関心を抱くことがこの世界にとってより良いシステムを構築していくために必要なのかなと思います。

    以下、印象的なシーン
    1. 工場を取り壊しても、工場を作り出した理屈がそのまま残っているなら、その理屈が別の工場を作り出すだけだ...
    →『禅とオートバイ修理技術』より引用。ここでこの本の一節が出てくるとは、、、読んだことあったので感激

    2. 再生不可能な資源に頼って資本ストックを構築しているときは、大きく速く成長すればするほど、下落も大きくなる。
    → 資源には限りがあるこ

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    2020年12月27日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    2020.37

    ・自己強化とバランスの二つのループ。遅れの存在。
    ・レジリエンス、自己組織化、ヒエラルキーがシステムを機能させる上では大切。
    ・実行プロセスが存在する。

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    2020年07月09日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    課題が顕在化したときに、それは何が原因なのか、その課題は今後どのような影響を与えるのかについて構造的に分析し、どこにどのように手を入れるのが有効なのかを広く長い視野で捉える重要性が書かれていた。

    「思いやりの境界線を拡大する」という表現がしっくりきた。

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    2020年04月05日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    システム思考はこれからのリーダーに必須のスキルだと強く感じた。目の前の課題に対して対症療法をいくら行っても構造自体にアプローチしなければ根本解決にならない。

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    2020年02月29日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    課題解決のための視野を広げるために役に立ちそう。もっと関連書籍を読んで理解を深めたい。地球温暖化とか、貧富の差とか、解決すべき課題の捉え方が分かる。

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    2019年12月16日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    ネタバレ

    システムとはどのようなインプットに対してどのようなアウトプットを出すのか。
    システムは複雑化してが、インとアウトをしっかり構造化すれば、そのシステムの効果が理解できる。やはりここでも構造化が重要である。

    実際の経済の長期モデルは全て人口と資本の二つの構造をつなげ、それらが互いにどのように影響を与え合うかを占める必要がある。

    複雑なシステムの挙動のあらゆる可能性と同じく、ここでのアートは「どの構造が、どのような潜在的な挙動を含んでいるか」、そして「どの条件が、それらの挙動を顕在化させるか」を認識すること。そして、可能であれば、構造と条件を調整することによって、破壊的な挙動が生じる確率を減らし

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    2019年10月13日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    様々な均衡から成り立つシステムとその捉え方、事例、落とし穴とその対策がきさいされており、参考になる。
    システムというなのもと汎用的な概念がうまく抽象化されており、良著

    レバレッジポイントという発想。小さな変化が挙動の大きなシフトをもたらす場所をいかに見つけ、介入すべきか。アンディグローブのハイアウトプットマネジメント にも同種の記載があり、改めての認識となった。

    付録にシステム思考に関する考え方、定義がまとめられてるのも非常によかった。

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    2019年09月24日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

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    システム・ダイナミクス学派に属する米学者によるシステム思考の解説書。政治、経済などの社会現象や政策について、システム的にはどのように考えるべきかをわかりやすく説明している。参考になる考え方だと思った。
    「「成功者はさらに成功する」は、生態学の分野ではよく知られた概念であり、「競争的排除の原則」と呼ばれている」p208
    「「成功者はさらに成功する」原型から抜け出すための最も明確な方法は、定期的に「条件を変更する」ことです」p211
    「金持ちがより金持ちに、貧乏人がより貧乏になるというループを断ち切るために、さまざまな仕組みがあります。累進課税、慈善活動、公共福祉、労働組合。平等な国民皆保険と教

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    2018年10月24日
  • システム思考をはじめてみよう

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    この世の中で1番変わらないことは、この世の中全ては変わり続けているということ。

    そんな変化する世の中で1番の変化を拒むもので、拒んでいることすら意識していないものは自分の思い込みです。

    原因まで解決策も全ては繋がっている。

    そのつながりを考えていくのがシステム思考である。

    つまり目に見えている背後にある構造を広く深くありのままにみること。

    自分の思い込みに気づくこと= システム思考。

    気づくためには他者からのフィードバックが必要です。

    成功者はさらに成功するシステムそのものは公平でなく悪循環ですという下りは目から鱗でした。

    努力しているものや結果を出しているものがさらに良くなる

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    2017年10月12日
  • 成長の限界 人類の選択

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    「成長の限界」の30年後のアップデート版。

    途中で20年後のアップデート版「限界を超えて」というのもあったので、シミュレーション・モデルが示すシナリオ自体は、そんなに新しいものではない。

    というか、こういうシナリオは、いまやIPCCの報告書やら、なんやらで日常的にでてくるようになっていて、かなり一般化したということかな。

    と、今や、ある意味、当たり前に属することがかかれているのだが、では、現実的に必要なことが出来ているかというと、出来ていないわけである。

    それどころか、ますます持続可能性から遠ざかり、限界を超えて崩壊するシナリオが現実化していく、そして、それを避けるためのアクシ

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    2017年04月30日
  • 成長の限界 人類の選択

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    工業化社会になって人類はいかに地球という「資産」を加速度的に食いつぶしながら、物質的な豊かさを求めて「成長」と「発展」を追い続けるのか?

    40年ほど前にこのような警鐘があったのだが。この間、物質的な豊かさは増えたにもかかわらず、その反面、精神的な豊かさは置き去りになったようにも思える。

    福島第一原子力発電所の事故を経験して、日本はこれからどういう豊かさを求めて行くのだろう・・・?

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    2012年01月13日
  • 地球のなおし方―――限界を超えた環境を危機から引き戻す知恵

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    買った本。
    『成長の限界 人類の選択』をわかりやすくした版。
    地球の環境がどんな状態なのかのデータ、この先の地球の状態のシミュレーション、これ以上の環境破壊を防ぐための、システム思考という考え方などが紹介されている。
    冒頭で示されるエコロジカルフットスタンプでは、ここ2、30年程、人類は地球が供給できる以上の資源を使っていることが示されている。今生活できているのは、それ以前の資源の貯蓄(わかりやすいところでは石油)を使っているからだと。

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    2012年10月07日
  • 地球のなおし方―――限界を超えた環境を危機から引き戻す知恵

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    買った本。
    『成長の限界 人類の選択』をわかりやすくした版。
    地球の環境がどんな状態なのかのデータ、この先の地球の状態のシミュレーション、これ以上の環境破壊を防ぐための、システム思考という考え方などが紹介されている。
    冒頭で示されるエコロジカルフットスタンプでは、ここ2、30年程、人類は地球が供給できる以上の資源を使っていることが示されている。今生活できているのは、それ以前の資源の貯蓄(わかりやすいところでは石油)を使っているからだと。

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    2012年10月07日
  • 世界はシステムで動く ― いま起きていることの本質をつかむ考え方

    Posted by ブクログ

    世界の様々な出来事は、個別の現象ではなく、すべてが複雑に絡み合った"システム"の構造とダイナミクスの結果。
    この全体を俯瞰しようとするのがシステム思考。
    課題の根本解決のためには、レバレッジポイントを見極めて、有効なところに介入する。

    難しい。

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    2025年11月29日