ドネラ・H・メドウズのレビュー一覧
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ネタバレシステムを理解する。これは政治家、行政の職員、経営者だけでなくあらゆる人が理解するべきだ。
国や地方自治体では何もしない。もしくは何か新しいことをするが思惑が外れて失敗する。これが延々と続けられている。それは何故か。システムへの無理解である。
システムを理解しようとしないから変化を恐れる。何かを変えると思わぬ副作用が出る。それを避けるために何もしない。逆に良いと思って新しいことを始めたがそれが限定合理性であることに気が付かなかった。システム的に考えないとこれらの不合理が生じる。
我々有権者、大衆も愚かである。サービスや商品、税金の値上げは反対などはその象徴である。日本のGDPはすでにジリ貧である。かつての栄光はないのである。新たな目標設定がいる。すなわち人口が減る中でのウェルビーイングの指標設定である。
システムはどうしてもタイムラグががある。それ故、共有地問題等直感に反する結果になる。これを理解することが必要である。
ビジュアル化は世の中を救うと考えている。手がきのライブドローイングを教えているのはこのシステムの厄介さをみんなで理解するため。国民のIQわ不断に上げていく。それが私達のウェルビーイングを上げていくはず。それ故、自らかくし、教えるのだ。 -
Posted by ブクログ
例えば、「この世界をより良くしたい」と考えた時に、どんな基本思考を生きる人すべてにインストールすれば良いのか?と思えば、名著「7つの習慣」とかは間違いなく入るのだけど、10冊選んで良ければ、この本はその内の1冊に入って良いと思う。
どうしても、短期的な感情で、人に対して良し悪しを評価したり、争ったり、目先の利益を追求したりとなりがちだけど、それらは、システムの中の小さな挙動の1つでしかない。
モノゴトを、長期的、論理的、システム的な捉え方をして、その結果が生まれるだけの理由がどこにあるのか?を建設的に議論ができるようになるには、多くの人がこの概念を持たなければならないなと。
本文中にもあるが、「システムのレバレッジ・ポイントは直感では理解できないことが多い」とあり、この構造は、専門家や天才は正しいことを提言していたとしても、多くの人から理解されなかったり、信じられなかったりすると、実現できなくなり、結局のところ、誰も得しない状態になってしまう。
戦争や貧困、環境問題やエネルギー問題、ワクチン等医療の問題など様々あるけど、解決するためには、全員がシステムを構築できるような天才でなくても良いけど、システムの基礎を理解していて、最低限、ポジティブな意思決定、票を投じるような状態になるのが重要だと思わされる。
シンプルにいえば、
「〇〇さんが悪い」×
「〇〇さんにそうさせた環境を改善しよう」◎
多数の人がこの思考になれば、それで充分。
本の内容について、勉強になるところを抜粋すると、かなりのボリュームになってしまうから、ここではやめておく。
分厚くて難しい本に見えてしまうかもしれないけど、抽象と具体の行き来が多いから、イメージもつきやすく、ざっくり理解できればOKくらいの感じで多くの人に読まれてほしい。 -
Posted by ブクログ
むずい。ノーフリーランチの定理が示すように万人・万物にとっての最適なシステムは存在しないのかもしれない。
それでも周りに興味・関心を抱くことがこの世界にとってより良いシステムを構築していくために必要なのかなと思います。
以下、印象的なシーン
1. 工場を取り壊しても、工場を作り出した理屈がそのまま残っているなら、その理屈が別の工場を作り出すだけだ...
→『禅とオートバイ修理技術』より引用。ここでこの本の一節が出てくるとは、、、読んだことあったので感激
2. 再生不可能な資源に頼って資本ストックを構築しているときは、大きく速く成長すればするほど、下落も大きくなる。
→ 資源には限りがあること、そしてそれらを喰らい尽くす人間のスピードはとてつもなく速くて大きい。人間のスピードに追従できるシステムを果たして考えることはできるのだろうか、、、(何もしないは除いて)
3. ジャストインタイムは燃料供給の変動や交通流量、コンプュータの故障や労働力の供給状況、そのほかにも可能性のある突然の問題などに対する生産システムの脆弱性を高めてきた。
→ 突然の問題に対応できるのは今のところ人間だけだろうな。これが機械でも対応できるようになればまさにAI革命だわ。
4. 平均的な人間の肺の表面積がテニスコートを覆うほどであるのは、フラクタル幾何学のため。
→ コッホ曲線て確か長さは発散するけど面積は収束するんだったような、、、
5. サブシステムの目的が支配的で、システム全体の目的を犠牲にしているとき、その結果としての行動は部分最適化と呼ばれる。
→ ここで言うシステム全体の目的がいわゆる「本質」なんだろう。
6. 私たちはシステムの作り出す出来事に心を奪われすぎており、これまでの経緯にはほとんど注意を払いません。そして、これまでの経緯の中に、挙動や出来事を生み出している構造についての手がかりを探すことが下手なのです。
→ なぜそうなっているのか(そうなったのか)を考えるのってめんどくさいもんね、、、実験なんかは考察が大事だけどめんどくさかったなぁ。
7. エコロジカル・フットプリント
→ 別の本で出てきたキーワードのだったのでメモ。
簡単に言うと人間が地球に与えている負荷の度合い
8. 境界とは、私たち自身が作っているものであり、新たな議題や問題、目的ごとに、考え直すことができるし、考え直すべきであると覚えておくことは重要な技能。
→ これは人間関係にも当てはまりそうだな。
9. 限定合理性:人は自分の持っている情報に基づいて極めて合理的な意思決定を行う。
→ もはや恣意的では?
10. 持つものには与えられる、成功者はさらに成功する
→ 大富豪のルールでも最下位から一位は次のゲームで強いカードをもらえるっていうのがあってそれを思い出した。一度全てをリセットすることがこのシステムからの逃げ道と書いていたけど現実は残酷。
唯一可能性があるとしたらどんな方法でもいいから学をつけることなのかな。持つものが持たざるものと助け合える優しい世界であれ。 -
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ネタバレシステムとはどのようなインプットに対してどのようなアウトプットを出すのか。
システムは複雑化してが、インとアウトをしっかり構造化すれば、そのシステムの効果が理解できる。やはりここでも構造化が重要である。
実際の経済の長期モデルは全て人口と資本の二つの構造をつなげ、それらが互いにどのように影響を与え合うかを占める必要がある。
複雑なシステムの挙動のあらゆる可能性と同じく、ここでのアートは「どの構造が、どのような潜在的な挙動を含んでいるか」、そして「どの条件が、それらの挙動を顕在化させるか」を認識すること。そして、可能であれば、構造と条件を調整することによって、破壊的な挙動が生じる確率を減らし、有益な挙動が生じる可能性を高めること。
システムが機能する要因:
レジリエンス
自己組織化
ヒエラルキー -
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この世の中で1番変わらないことは、この世の中全ては変わり続けているということ。
そんな変化する世の中で1番の変化を拒むもので、拒んでいることすら意識していないものは自分の思い込みです。
原因まで解決策も全ては繋がっている。
そのつながりを考えていくのがシステム思考である。
つまり目に見えている背後にある構造を広く深くありのままにみること。
自分の思い込みに気づくこと= システム思考。
気づくためには他者からのフィードバックが必要です。
成功者はさらに成功するシステムそのものは公平でなく悪循環ですという下りは目から鱗でした。
努力しているものや結果を出しているものがさらに良くなることは全てからく善であるという個人的な思い込みがその一言で意識できました。
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「成長の限界」の30年後のアップデート版。
途中で20年後のアップデート版「限界を超えて」というのもあったので、シミュレーション・モデルが示すシナリオ自体は、そんなに新しいものではない。
というか、こういうシナリオは、いまやIPCCの報告書やら、なんやらで日常的にでてくるようになっていて、かなり一般化したということかな。
と、今や、ある意味、当たり前に属することがかかれているのだが、では、現実的に必要なことが出来ているかというと、出来ていないわけである。
それどころか、ますます持続可能性から遠ざかり、限界を超えて崩壊するシナリオが現実化していく、そして、それを避けるためのアクションをとる時間とオプションはなくなりつつある、というのが悲しい現実。
という認識すら、もしかすると、共有化されておらず、おそらく多くの人は、未だ温暖化を信じておらず、成長というメンタルモデルのなかにあることすら気付いていない、のかもしれない。
と読めば読むほど、人類の未来は暗いものに思えてくる。
それでも、人類の未来を信じる、という強固なポジティブさには頭が下がる。少しでも、そこに可能性があるのなら、それに賭けてみるという戦略的な楽観主義というべきかな。
なかなか自分は、そこまでポジティブにはなれないのだが、なんかしなきゃ、という気にはなった。