三原順のレビュー一覧

  • はみだしっ子 1巻

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    人生の一冊。
    本当に愛してくれる人を探しに4人は彷徨うが物語は思いもよらぬ方向へ。
    自分自身を真っ直ぐ見つめようとする

    番外編「愛しのオフィーリア」が本当に大好き。

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    2023年08月07日
  • 三原順作品集 LAST PIECE

    購入済み

    タイムマシンに乗った気分

    リアルタイムで「花とゆめ」の「はみだしっ子」を小学生から読んでいた私は、当時グレアムもアンジーもサーニンもマックスも、リアルに同じ時を生きていると感じていました。おそらく物語のグレアムと同じ年齢だったこともあり、どっぷりとはみだしっ子の世界(今で言う沼ですね)に浸かってしまっていたんです。そんなはみだしっ子の1話2話の掲載されなかった最終ページに、ここで出会えるなんて!!!もうアラ還間近の私ですが、10歳の頃に戻れるタイムマシンに乗ったような気持ちになれました。編集に関わってくださった皆さまと三原順先生の御遺族の御尽力に感謝いたします。そして、三原順先生にもあらためて感謝を、天に向かって送りま

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    2022年09月20日
  • 夢の中 悪夢の中

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    これを読んで初めて毒親という存在を認知したかもしれない。ネグレクトや虐待などハッキリした名称意外の、害のある家族ってあるんだなと知った。

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    2021年01月17日
  • 三原順傑作選 ’70S

    購入済み

    70年代だいすき

    高校の頃初めて三原作品を読んだ衝撃たるや。独特の絵柄に心理描写、テンポ。あの頃この作品群から海外の学校生活を空想したものです。読み返してみて、全て記憶があります。はみだしっ子が有名ですが、個人的にはルーとソロモンがイイですネ。

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    2020年12月31日
  • はみだしっ子 1巻

    全巻買ってしまった

    絵を見ただけで無理と思ったのに…
    最初は「なんて憎たらしいガキどもだ」と思いながら読んでたのに…
    こんな漫画を描く人はさぞかし生きづらかったろうと思う。
    自分が信じようと努力していたものが、根底から揺るがされるような衝撃を感じた。

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    2016年03月28日
  • はみだしっ子 1巻

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    ネタバレ

    頭がぐらぐらする、そんな衝撃。
    今まで自分が読んできた漫画は何だったのかと…
    「もういい!やめて!」と思わずにはいられないほどに突きつけられるそれぞれのキャラクターの過去、容赦のない現実。
    それでもページをめくる手は止められないという…
    まだ読み始めたばかりですが、四人の未来に少しでも明るい光が差し込みますように。それを願うばかりです。

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    2016年01月12日
  • はみだしっ子 6巻

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    フランス映画のような終わり方。あの後4人はどうなったのだろう。三原順さんは続編を描かれる予定だったらしいですね・・・。

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    2016年01月06日
  • はみだしっ子 1巻

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    人との繋がり方、信じること愛すること、他人と自分、人の善悪、真実、正義とは…etc 私たちに様々な問いを投げかけてくる。グレアムの、あの理屈を並べまくる台詞もかなり好き。一度じゃ理解しきれない。深すぎる作品。
    理解しきれなかったことがわかったときに、自分の中で何かが変わる気が、新しい扉が開ける気がするのです。今はまだそれが何かはわからないけれど、この登場人物と共に追い求めるところにこのはみだしっ子という作品の魅力があるのではと思いました。

    四人みんな大好きですが…終盤になるにつれグレアムへの愛しさが募りました。 彼の、真実を、本当を追い求めようとするところに共感して…
    アンジーが一番お気

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    2015年05月20日
  • 三原順作品集 LAST PIECE

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    三原順ワールドの補遺的・資料的な意味合いの濃い1冊。
    個人的には長年見ることができていなかった『はみだしっ子』1話・2話の改稿前ラストをやっと見ることができたのが嬉しい。
    そして自分の心の奥底には三原作品の読者に妥協しない気難しいネームと、いつまでも余りの出続ける割り算みたいなストーリー展開に惹かれ続ける魔物が、長年に渡りしっかり取り憑いているのだと、この本を読み終えて実感している。

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    2015年04月24日
  • 夢の中 悪夢の中

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    親がよかれと思ってやってくれるのは分かるのだけれど、それが子供にとっては、苦痛で迷惑で自分を信じてもらえていないんだという口惜しさや歯がゆさとなることは多々ある。
    もっと子供を信じてあげて欲しいと思う内に、自分も大人になってしまった・・・
    自分がイヤだった事をしないようにしないように・・・

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    2015年03月31日
  • X Day

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    子供の頃には、難しすぎて理解できなかったけれど
    今でも、作者の言いたかったであろうことを全て理解することはできていないのだろうけれど
    今も昔も、作者の凄さは分かる。

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    2015年03月28日
  • ビリーの森 ジョディの樹 2巻

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    未完。
    ここまででも、ものすごいレベルの傑作。
    完結していたら、どんなものになっていただろうかと思う。

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    2013年10月16日
  • ビリーの森 ジョディの樹 1巻

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    三原 順の最後の作品。
    三原 順自体、読むのは久方ぶりです。

    やっぱりこれは傑作で、完成していたらどんな作品になっていただろうなぁと思ってしまいます。

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    2013年10月16日
  • 夢の中 悪夢の中

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    母と子の葛藤…怖いくらいリアル。
    短編集なのに、凄い濃さは、やっぱり三原順!
    で…巻末で、亡くなった事を知り、文庫化された本を買い漁った。
    もっともっと新作を読みたかったよ〜

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    2013年02月13日
  • はみだしっ子 1巻

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    私の人生の教科書みたいな本である。キャラの誰に似ているかと言われれば暗くて考え込みすぎなグレアムだろうか?
    弱者と強者、正義、大人と子供…そんなことについて考えさせられる。色々考えさせられて最後の最後で「オクトパス・ガーデン」を読むと泣きそうになる…そう、つまり「はみだしっ子」とはこういうお話である。

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    2012年09月27日
  • 三原順傑作選 ’80S

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    ネタバレ

    「Die Energie 5.2☆11.8」が読みたくて再読。チェルノブイリの数年前に描かれていた作品だが、まさに今、日本が直面している原発事故に対する電力会社の姿勢やリスクを負わず電力の恩恵だけを求める社会…などのエネルギーに関するあらゆる問題を30年前に指摘しているわけで…。「ムーンライティング」や「X-Day」に出て来るコンピューター犯罪や「Suns」の企業買収なんかもそうだけど、社会のあらゆる事件を眼にするにつけ三原順の凄さを改めて感じる昨今。

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    2012年01月07日
  • X Day

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    昔読んだときより、2011年のいま読み返しての印象は、読み手側の意識が変わったことで、はるかに重くなっていると思う。

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    2011年11月03日
  • はみだしっ子 1巻

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    いちばん好きな漫画は何? と問われたら、たぶんこれかな。初めて読んだのは小学生だったか、中学生だったか。そのときは、とっつきにくい絵だし、ストーリーも難解だし、何が面白いのかわからなくて、まさか大人になってから、こんなに読み返すとは思わなかった。いまはパムやジャックやエドワードの気持ちもわかるようになり、読むたびに、自分の成長に合わせ、新しい気づきや発見がある不思議な作品。読みたくなるのは、決して元気いっぱいじゃないとき。何となく重苦しい気分のときに、さらにどよんとなりたくて、読む、というのが私のこの作品とのつきあい方。きっと80歳になっても読んでるような気がする。

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    2011年11月03日
  • Sons ムーン・ライティング・シリーズ 1巻

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    自らの生い立ちのせいで、周りに気遣われながら暮らすことのうっとうしさ。自分が声を荒げれば、優しい人を傷つけてしまうのではないかと悩み、嫌っている人と自分がよく似ていることに戸惑う。
    男の子の成長物語・・・主人公のD.Dは、誰と誰の子供という枠から、ひとりの男になっていきます。彼がそこを上手く通過できたかは、「ムーン・ライティング」でわかります。。。

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    2010年09月29日
  • 三原順傑作選 ’80S

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    初三原順。
    「あのひととここだけのおしゃべり」で紹介されたエピソードが印象に残っていたので。
    私の少女漫画歴には偏りがあって、幼少期に萩尾、竹宮(増山法恵)、青池、池田は読んでるのに山岸涼子には縁がなく、川原泉作品は全部持っているのにその親友の三原順に触れる機会も何故かなかった。

    とりあえず全作品を読もうと決意するに充分過ぎる作品集だった。

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    2010年08月05日