三原順のレビュー一覧
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リアルタイムで「花とゆめ」の「はみだしっ子」を小学生から読んでいた私は、当時グレアムもアンジーもサーニンもマックスも、リアルに同じ時を生きていると感じていました。おそらく物語のグレアムと同じ年齢だったこともあり、どっぷりとはみだしっ子の世界(今で言う沼ですね)に浸かってしまっていたんです。そんなはみ...続きを読む
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高校の頃初めて三原作品を読んだ衝撃たるや。独特の絵柄に心理描写、テンポ。あの頃この作品群から海外の学校生活を空想したものです。読み返してみて、全て記憶があります。はみだしっ子が有名ですが、個人的にはルーとソロモンがイイですネ。
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三原順ワールドの補遺的・資料的な意味合いの濃い1冊。
個人的には長年見ることができていなかった『はみだしっ子』1話・2話の改稿前ラストをやっと見ることができたのが嬉しい。
そして自分の心の奥底には三原作品の読者に妥協しない気難しいネームと、いつまでも余りの出続ける割り算みたいなストーリー展開に惹かれ...続きを読むPosted by ブクログ -
三原 順の最後の作品。
三原 順自体、読むのは久方ぶりです。
やっぱりこれは傑作で、完成していたらどんな作品になっていただろうなぁと思ってしまいます。Posted by ブクログ -
「Die Energie 5.2☆11.8」が読みたくて再読。チェルノブイリの数年前に描かれていた作品だが、まさに今、日本が直面している原発事故に対する電力会社の姿勢やリスクを負わず電力の恩恵だけを求める社会…などのエネルギーに関するあらゆる問題を30年前に指摘しているわけで…。「ムーンライティング...続きを読むPosted by ブクログ
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自らの生い立ちのせいで、周りに気遣われながら暮らすことのうっとうしさ。自分が声を荒げれば、優しい人を傷つけてしまうのではないかと悩み、嫌っている人と自分がよく似ていることに戸惑う。
男の子の成長物語・・・主人公のD.Dは、誰と誰の子供という枠から、ひとりの男になっていきます。彼がそこを上手く通過でき...続きを読むPosted by ブクログ -
初三原順。
「あのひととここだけのおしゃべり」で紹介されたエピソードが印象に残っていたので。
私の少女漫画歴には偏りがあって、幼少期に萩尾、竹宮(増山法恵)、青池、池田は読んでるのに山岸涼子には縁がなく、川原泉作品は全部持っているのにその親友の三原順に触れる機会も何故かなかった。
とりあえず全作品...続きを読むPosted by ブクログ