三原順のレビュー一覧

  • はみだしっ子 1巻
    人生の一冊。
    本当に愛してくれる人を探しに4人は彷徨うが物語は思いもよらぬ方向へ。
    自分自身を真っ直ぐ見つめようとする

    番外編「愛しのオフィーリア」が本当に大好き。
  • 三原順作品集 LAST PIECE

    タイムマシンに乗った気分

    リアルタイムで「花とゆめ」の「はみだしっ子」を小学生から読んでいた私は、当時グレアムもアンジーもサーニンもマックスも、リアルに同じ時を生きていると感じていました。おそらく物語のグレアムと同じ年齢だったこともあり、どっぷりとはみだしっ子の世界(今で言う沼ですね)に浸かってしまっていたんです。そんなはみ...続きを読む
  • 夢の中 悪夢の中
    これを読んで初めて毒親という存在を認知したかもしれない。ネグレクトや虐待などハッキリした名称意外の、害のある家族ってあるんだなと知った。
  • 三原順傑作選 ’70S

    70年代だいすき

    高校の頃初めて三原作品を読んだ衝撃たるや。独特の絵柄に心理描写、テンポ。あの頃この作品群から海外の学校生活を空想したものです。読み返してみて、全て記憶があります。はみだしっ子が有名ですが、個人的にはルーとソロモンがイイですネ。
  • はみだしっ子 1巻

    全巻買ってしまった

    絵を見ただけで無理と思ったのに…
    最初は「なんて憎たらしいガキどもだ」と思いながら読んでたのに…
    こんな漫画を描く人はさぞかし生きづらかったろうと思う。
    自分が信じようと努力していたものが、根底から揺るがされるような衝撃を感じた。
  • はみだしっ子 1巻
    頭がぐらぐらする、そんな衝撃。
    今まで自分が読んできた漫画は何だったのかと…
    「もういい!やめて!」と思わずにはいられないほどに突きつけられるそれぞれのキャラクターの過去、容赦のない現実。
    それでもページをめくる手は止められないという…
    まだ読み始めたばかりですが、四人の未来に少しでも明るい光が差し...続きを読む
  • はみだしっ子 6巻
    フランス映画のような終わり方。あの後4人はどうなったのだろう。三原順さんは続編を描かれる予定だったらしいですね・・・。
  • はみだしっ子 1巻
    人との繋がり方、信じること愛すること、他人と自分、人の善悪、真実、正義とは…etc 私たちに様々な問いを投げかけてくる。グレアムの、あの理屈を並べまくる台詞もかなり好き。一度じゃ理解しきれない。深すぎる作品。
    理解しきれなかったことがわかったときに、自分の中で何かが変わる気が、新しい扉が開ける気が...続きを読む
  • 三原順作品集 LAST PIECE
    三原順ワールドの補遺的・資料的な意味合いの濃い1冊。
    個人的には長年見ることができていなかった『はみだしっ子』1話・2話の改稿前ラストをやっと見ることができたのが嬉しい。
    そして自分の心の奥底には三原作品の読者に妥協しない気難しいネームと、いつまでも余りの出続ける割り算みたいなストーリー展開に惹かれ...続きを読む
  • 夢の中 悪夢の中
    親がよかれと思ってやってくれるのは分かるのだけれど、それが子供にとっては、苦痛で迷惑で自分を信じてもらえていないんだという口惜しさや歯がゆさとなることは多々ある。
    もっと子供を信じてあげて欲しいと思う内に、自分も大人になってしまった・・・
    自分がイヤだった事をしないようにしないように・・・
  • X Day
    子供の頃には、難しすぎて理解できなかったけれど
    今でも、作者の言いたかったであろうことを全て理解することはできていないのだろうけれど
    今も昔も、作者の凄さは分かる。
  • ビリーの森 ジョディの樹 1巻
    三原 順の最後の作品。
    三原 順自体、読むのは久方ぶりです。

    やっぱりこれは傑作で、完成していたらどんな作品になっていただろうなぁと思ってしまいます。
  • ビリーの森 ジョディの樹 2巻
    未完。
    ここまででも、ものすごいレベルの傑作。
    完結していたら、どんなものになっていただろうかと思う。
  • 夢の中 悪夢の中
    母と子の葛藤…怖いくらいリアル。
    短編集なのに、凄い濃さは、やっぱり三原順!
    で…巻末で、亡くなった事を知り、文庫化された本を買い漁った。
    もっともっと新作を読みたかったよ〜
  • はみだしっ子 1巻
    私の人生の教科書みたいな本である。キャラの誰に似ているかと言われれば暗くて考え込みすぎなグレアムだろうか?
    弱者と強者、正義、大人と子供…そんなことについて考えさせられる。色々考えさせられて最後の最後で「オクトパス・ガーデン」を読むと泣きそうになる…そう、つまり「はみだしっ子」とはこういうお話である...続きを読む
  • 三原順傑作選 ’80S
    「Die Energie 5.2☆11.8」が読みたくて再読。チェルノブイリの数年前に描かれていた作品だが、まさに今、日本が直面している原発事故に対する電力会社の姿勢やリスクを負わず電力の恩恵だけを求める社会…などのエネルギーに関するあらゆる問題を30年前に指摘しているわけで…。「ムーンライティング...続きを読む
  • X Day
    昔読んだときより、2011年のいま読み返しての印象は、読み手側の意識が変わったことで、はるかに重くなっていると思う。
  • はみだしっ子 1巻
    いちばん好きな漫画は何? と問われたら、たぶんこれかな。初めて読んだのは小学生だったか、中学生だったか。そのときは、とっつきにくい絵だし、ストーリーも難解だし、何が面白いのかわからなくて、まさか大人になってから、こんなに読み返すとは思わなかった。いまはパムやジャックやエドワードの気持ちもわかるように...続きを読む
  • Sons ムーン・ライティング・シリーズ 1巻
    自らの生い立ちのせいで、周りに気遣われながら暮らすことのうっとうしさ。自分が声を荒げれば、優しい人を傷つけてしまうのではないかと悩み、嫌っている人と自分がよく似ていることに戸惑う。
    男の子の成長物語・・・主人公のD.Dは、誰と誰の子供という枠から、ひとりの男になっていきます。彼がそこを上手く通過でき...続きを読む
  • 三原順傑作選 ’80S
    初三原順。
    「あのひととここだけのおしゃべり」で紹介されたエピソードが印象に残っていたので。
    私の少女漫画歴には偏りがあって、幼少期に萩尾、竹宮(増山法恵)、青池、池田は読んでるのに山岸涼子には縁がなく、川原泉作品は全部持っているのにその親友の三原順に触れる機会も何故かなかった。

    とりあえず全作品...続きを読む