【感想・ネタバレ】ビリーの森 ジョディの樹 1巻のレビュー

あらすじ

世の中のことがよくわからない「可哀相な子」ビリーと、同じ日に生まれた「幸せな子」ジョディ。だがジョディの願いを叶えようとするビリーの行動が思わぬ悲劇を!? 三原順最後の長編ストーリー!!

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Posted by ブクログ

三原 順の最後の作品。
三原 順自体、読むのは久方ぶりです。

やっぱりこれは傑作で、完成していたらどんな作品になっていただろうなぁと思ってしまいます。

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2013年10月16日

Posted by ブクログ

遺作。ストーリーは完結しているものの、画面など未完成な部分が多いのが惜しまれる。何気に三原作品の中ではかなり読みやすい作品だと思うのだがどうか。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

初めて読んだのは、最初に刊行された時。私は27歳でしたが、先生があの若さで亡くなるとはまったく考えつかないことで、以来何とも言えない喪失感を抱えて過ごしてきました。
最近ようやく乗り越えたと感じ、20年以上前に購入していた文庫本を読み直しました。

三原先生が描くイノセントゆえの「犯罪」。他の作品にもあるように思うのですが、読むととても胸苦しい気もちでいっぱいになる…数年前までそうでした。が、私自身が既に三原先生の亡くなった年をはるかに超え、逆に直視しなければ、と思えるようになったのです。こういうことが実際にもあると。
そしてもう一つ、本作の場合は主人公にとって理不尽で機能不全な家族、クラスメイトという名の障害、そこから救ってくれる「精神的に普通」の男性…それもまた三原先生の作品のモチーフでしたよね。

悲しい、苦しい、でも生きていかなくては。
生きることを選んだのなら。

そんな思いで1巻を読み終えました。

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2023年11月13日

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