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Posted by ブクログ
初めて読んだのは、最初に刊行された時。私は27歳でしたが、先生があの若さで亡くなるとはまったく考えつかないことで、以来何とも言えない喪失感を抱えて過ごしてきました。
最近ようやく乗り越えたと感じ、20年以上前に購入していた文庫本を読み直しました。
三原先生が描くイノセントゆえの「犯罪」。他の作品にもあるように思うのですが、読むととても胸苦しい気もちでいっぱいになる…数年前までそうでした。が、私自身が既に三原先生の亡くなった年をはるかに超え、逆に直視しなければ、と思えるようになったのです。こういうことが実際にもあると。
そしてもう一つ、本作の場合は主人公にとって理不尽で機能不全な家族、クラスメイトという名の障害、そこから救ってくれる「精神的に普通」の男性…それもまた三原先生の作品のモチーフでしたよね。
悲しい、苦しい、でも生きていかなくては。
生きることを選んだのなら。
そんな思いで1巻を読み終えました。
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