立川談慶のレビュー一覧
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立川 談慶
落語家。1965年、長野県上田市生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、株式会社ワコールに入社。3年間のサラリーマン体験を経て、1991年に立川談志18番目の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。2000年に二ツ目昇進を機に、立川談志師匠に「立川談慶」と命名される。2005年、真打ち昇進。慶應大学卒業の初めての真打ちとなる。著書に『大事なことはすべて立川談志に教わった』(ベストセラーズ)『いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか』(大和書房)『人生を味わう古典落語の名文句』(PHP文庫)『ビジネスエリートがなぜか身につけている教養としての落語』(サンマーク出版) -
Posted by ブクログ
1247
195P
おねげいしますとかとか喜び勇んでとか落語でしか聞かない言い回し好き。
歌舞伎はクラシック、落語はジャズ
立川談慶(たてかわ・だんけい)
1965年、長野県上田市(旧丸子町)生まれ。慶應義塾大学経済学部を卒業後、株式会社ワコールに入社。3年間のサラリーマン体験を経て、1991年に立川談志18番目の弟子として入門。前座名は「立川ワコール」。2000年に二ツ目昇進を機に、立川談志師匠に「立川談慶」と命名される。2005年、真打ち昇進。慶応大学卒業の初めての真打ちとなる。 著書に『いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか』(大和書房)、『大事なことはすべて立川談志に -
Posted by ブクログ
『天才論 立川談志の凄み』
面白かった。
やっぱり、外からのイメージ通り、談志さんはかなり乙女チックな要素が強い人だったらしい。
弟弟子から、
「師匠が、"ワコール(前座の頃の芸名)のバカ"と言ってます」
と聞かされるみたいな、少女漫画に出てくる乙女みたいな言動が多くて普通に笑える。
談志さんが気に入るような好みの弟子のタイプって、自分の趣味に理解があり、かつ自分に無い要素も持ち合わせている人という感じがするので、やはり師弟の間柄は恋愛関係に近いなと思った。
似てる部分と、違う部分の両方を他人に求めるのは皆そうだろうけど、その割合の配分バランスが人 -
Posted by ブクログ
ネタバレひょい、と。
ときどき一緒に落語に行く同僚が、「読んでみ」と渡してきた。
ゆる〜い生き方を進める立川談慶さんのエッセイ。
落語の魅力、共感させる力、勝ち負けではない、働かない人もそれなりに近所と共存していた江戸時代の人々と気質、人情•••。
いいなぁ。
ここ数ヶ月、落語のYouTubeを子守唄代わりにしている僕。
効率を重視し過ぎて、近年、仕事もプライベートも息が詰まりそうだもんな。
ありがとう、とてもいい本だったよ、とても面白かったよ。
礼を言って同僚に本を返すと、
同僚は、「私はそんなにいいとは思わなかったけど•••」
なぜ、そんな本を推してきた?
共感さえもないオチ -
Posted by ブクログ
ビジネスエリートがなぜか身につけている 教養としての落語
著:立川談慶
落語は日本の「文化」、日本人特有の「価値観」を教えてくれる。それは落語が単なる「娯楽」にとどまらず、伝統芸能としての側面があるからである。
国内外を問わず、自国の文化・伝統芸能はビジネスエリートにとって共通言語になりえる。「落語」を知るということは、日本の文化・伝統芸能を知り、日本人の価値観を知るということである。落語は、日本各国を旅せずとも、日本について深くしることができる最強のツールである。
本書の構成は以下の7章から成る。
①これだけ知っておけば間違いない落語の「いろは」
②噺の構造と落語家の出世
③ニュースや -
Posted by ブクログ
このシリーズの「役に立つ古典」で、「俳諧」が笑いを表すものだと知った。そこから笑いは日本の文化に根差した奥深い何かがありそうだと、本書を手に取った。
「落語とは人間の業の肯定である」
落語家立川談志のこの言葉は落語の本質をついていると筆者は言う。
人間は業の塊で、落語はその人間のだめなところ、弱さを明るくテンポよく伝えてくれる。それをみた観客は「自分にもそういうことがあったなあ」「誰でもだめなところはあるよなあ」と弱さを受け入れてくれる落語を聴いて安心する。勝ち負けの二元論が蔓延り失敗できない窮屈な社会にいるわたしたちを、リラックスさせてくれる。だから落語の笑いはほっとした笑いなんだそう。
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Posted by ブクログ
古典落語はその名の通り「古典」なのであって
知っているのと、知らないのでは会話も弾まな
い事は明らかです。
要はその古典の話を知っているというのは、あ
る種の教養とも言えます。
昨年開業した高輪ゲートウェイ駅の名称公募で
第3位に入っていたのは「芝浜」です。
結果はご存知の通りですが、ネットでは「やっ
ぱり夢だったか。芝浜だけに」と多くの人が書
き込んだといいます。
落語演目の「芝浜」のオチを知らないと何のこ
とだか分からないですよね。
今、落語はブームです。落語だけではないです。
講談や歌舞伎だって盛況なのです。
この本では落語というものが、日本の古典芸能
の中でどういう位置づけ -