あらすじ
「立川談志」の落語に魅せられた杉崎は、勤めていた会社を辞め、落語家を目指した。異例ともいえる七年の前座修業ののち、なんとか二つ目になり、「山水亭錦之助」と命名されるも、食えない日々が続いていた。「人生の選択を誤ったな」と嗤う大学時代の友人、OBらを後目に、がむしゃらに高座へと上がり続ける錦之助に、ある日、末期ガン患者の前での落語を、との打診があり……。慶應義塾大学出身として話題の現役落語家が、自らの体験を基に綴る、真打ち目指して奮闘する男の、笑いと涙の、心に沁みる人情物語。文庫オリジナル。
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Posted by ブクログ
久しぶりの小説。
普段は読まないが、本人から薦められた本。
笑いあり、学びあり、感動ありの自叙伝的な1冊。
久しぶりに読んだけど、やっぱり小説は面白い。
Posted by ブクログ
立川談志に憧れ、安定の仕事を辞して落語家になった錦之助。
高座に上がることで出会う人々を楽しませるための落語。だけど実際は、出会った人に成長させてもらうサクセスストーリー。
笑いあり、時に感動ありのこの物語は、人情物語でもあり、読み終えた頃には心がポカポカするでしょう。
散りばめられた、〝名言〟にも注目です。
Posted by ブクログ
読後感がとっても良い。
読み終わってこっちまで嬉しくなってしまいました。
こんな小説好き!
・かいた恥に、どうやってケリをつけるか
・稽古が仕事
・下から目線
・ウイスキーなしの水割り
サラッと読める中にいくつもの金言があって、勉強になったし、本当に楽しかった。
ありがとうございました。