ケイト・モートンのレビュー一覧

  • 忘れられた花園 下

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    良質ゴシックミステリー。ロマンス小説の香りもするが、入れ子構造で語られる各時代の女主人公たち、それぞれの決意と強さには励まされる。『レベッカ』『リオノーラの肖像』を思い出す。

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    2017年09月26日
  • 忘れられた花園 上

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    ネタバレ

    なぜ少女はオーストラリアへ出向間近の客船に取り残されたのか。

    4世代にも渡る少女のルーツをめぐる物語。

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    2017年08月14日
  • 忘れられた花園 下

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    下巻は続きが気になり、一気に読破!

    カサンドラもネルも大好きになった。そして、イライザは切なくなった。

    3人に共通するのは、自分の居場所をそれぞれが必死になって見つけようとしていたところ。自分が何者なのか、ないもの、もしくは失くしてしまったものを必死で追い求めて、本当に大切なものをちょっぴり見失ってしまう。

    私は、人間にとって大切なもののひとつに「自分の居場所を見つけること」があると思っているので、この物語は本当に面白かった。

    この本のタイトルの意味も下巻まで読むとわかります。

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    2017年07月06日
  • 忘れられた花園 上

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    タイトルにひかれて購入。

    最初は時代が行ったり来たりな上に、登場人物もいろいろ出てきて、頭を整理するのに必死。上巻を読み終えるころにようやく登場人物と時代がリンクしました。

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    2017年07月06日
  • 忘れられた花園 上

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    ゴシック色があるところが、モーリアの後継と言われるところなのかな?
    モーリアの方がより、「怖い」感じする。堅い、とでも言おうか。
    この作品が柔らかく感じるのは現代があるから、身近に感じるからかもしれない。

    いずれにしろ、楽しく読みました。予想通りのところと、予想を裏切るところとあり、どっちだろうどっちだろうと先が気になって。

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    2017年07月05日
  • 忘れられた花園 下

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    ネタバレ

    3人それぞれの人生を辿って来て、もう結末が辛すぎて。あと少しで自由になれたのに。なんで死ななきゃならなかったのか。ショック過ぎて立ち直れない。
    現代まで子孫たちは生き延びて人生に向き合っているけれど、それでよしとも思えなくて。
    ケイト・モートン評判良いけど、こんな辛いのばっかなら読めないな。

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    2026年09月22日
  • 湖畔荘 上

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    よく海外のミステリー物を読むと、表紙を捲った部分にある登場人物一覧。
    あれの重要性と、普段あれにだいぶ頼ってたんだなということが実感できる作品。
    つまり登場人物表が今作にはないという、ただそれだけのことなのだが。

    あるネグレクト事件関連の失策で謹慎処分となったロンドン警視庁の
    女性刑事セイディはコーンウォールで過ごすうちに
    森の中で打ち捨てられた屋敷を発見する。
    そして70年前、その屋敷でエダヴェイン家の末子である赤ん坊セオが
    行方不明になり、未だに解決されておらず迷宮入りになっていることを知る。
    ミッドサマー・パーティーの夜、そこでいったい何があったのか。

    そんなあらすじなのだが、上巻は現代である2003年と、
    1933年、時には1911年を行ったり来たりする上、
    登場人物についての紹介もあまり親切ではない+とにかく多いので、
    誰が誰だか理解するのに相当苦労する内容。
    上巻の後半でようやく事件と登場人物の整理が頭の中で追いつくのだが、
    そこに到達するまでは混乱かつ、まさに苦行。そこが挫折ポイントになるかも。
    ただ、理解してからはエンジンが掛かったかのように惹き込まれていく内容。

    主に、謹慎中の刑事であるセイディと、
    エダヴェイン家の次女でありミステリー作家のアリスを軸に物語は進んでいく。
    上巻である程度70年前のセオ失踪事件の中身を提示されるのだが、
    まだまだアリスは秘密を隠していそうだし、
    70年前の事件を一人追うセイディも不祥事の内容など
    明らかになっていない謎がかなりある状態で上巻は締め括られる。

    さてさて下巻はどうなることやら。ひとまず期待したい。

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    2026年09月19日
  • 時計職人の娘 下

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    時間の交錯が、これ誰だっけ感を複雑にして訳わからなくなるので、人物相関図をジェミニに作ってもらったよ。しかし、酷い話だった。何で助けに行かなかったのか?

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    2026年09月14日
  • 忘れられた花園 上

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    ケイト・モートン2作目。
    最初に読んだ「湖畔荘」と全く同じように、年代の異なる物語が並行して進んでいく。
    登場人物も多く、その関係性を把握するのにエネルギーを使いすぎて上巻はあまり楽しめなかった。
    舞台はオーストラリアとイギリス。
    地理的には遠く離れているが、オーストラリアはイギリスの植民地だったので歴史的なつながりは深く、心理的な距離は近いのだろう。2国の文化的背景はとても興味深い。
    謎が解決されるであろう下巻に期待したい。

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    2026年03月12日
  • 忘れられた花園 下

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    ミステリ。サスペンス。
    著者の作品を読むのは3作目。
    いつも通り、年代や場所が切り替わりながら進む。
    主要キャラは、ネル、カサンドラ、イライザ。
    3人の視点からネルの一生を探る物語。
    『リヴァトン館』『湖畔荘』と比べると、ミステリー的に謎の魅力が弱く、感動も薄めだったかも。
    途中でだいぶ飽きてしまった。
    文章と世界観の美しさは魅力。
    お屋敷が舞台になるので、ゴシック調の作品が好きな人には良さそう。

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    2026年02月11日
  • 忘れられた花園 上

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    ミステリ。サスペンス。
    親も名前も分からず、見知らぬ夫婦に引き取られた少女の物語。
    詳細は下巻で。

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    2026年02月11日
  • 秘密 上

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    やあ、久しぶりとあいさつした男をナイフで刺す母

    ものすごく魅力的な導入で座り直して上下巻一気読み。
    面白かった、のだけど。
    読み終えて本棚に配置しようとした所で
    あれ?なんでこれハッピーエンドなんだ
    なんでラブロマンスなんだ?と読み始めた時のワクワクした動機とはまったく関係ない終わり方だったことに気付き、こういうの読みたかったんだっけ?とすらなってしもうた
    いや、面白かったですけどね

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    2025年09月20日
  • 秘密 上

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    主人公ローレルは子供の頃に自宅で母ドロシーが男性来客を刺殺するのを目撃し、その男性は近隣で「不審者がうろついている」という通報が入っていたので母ドロシーは正当防衛が認められて無罪にはなったものの、どうも男性と母は知り合いだったようなので、やがて大女優になったローレルが「あれはどういう事情だったのか?」と探っていく…というミステリ。
    現代と過去が交互に語られていくが、母ローレルの若い頃はあまり良い印象ではないなあ…というところで下巻に続く。

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    2025年05月25日
  • 湖畔荘 下

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    上巻を読んだ後はここからもう一冊分話しがどう続くのかと心配になりましたが、まさかの展開で地道に読んで良かったと思いました。
    証拠がほとんど残っていない70年前の事件でそれぞれがずっと引きずってきたことがどう解決されていくかすっきりします。

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    2024年10月25日
  • 湖畔荘 上

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    だれにも過去があって、目を背けてもいつかそれは追ってくるということがどの人物からも感じる。読み始めの時は時系列と中心人物が行ったり来たりするので覚えるのに苦労しました。メモを取りながら話を頭にいれたのでミステリー初心者さんは大変かもしれません。
    70年前の事件を調べ直す難しさや、当時の人の生活感がよく書かれていて面白かったです。

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    2024年10月25日
  • 湖畔荘 上

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    下巻をまだ読んでいない状態での感想です。

    洋書の日本語版ですが、特有の無理やりな和訳がほとんど感じられず、読み進めやすいです。

    章ごとに年代と主人公が入れ替わる構造で、世界観を把握するのにけっこう時間が変わります。
    どうやらみんなそれぞれ隠し事や疑問を持っていそうですが、ほとんどその正体はわからないままです。
    下巻で全部回収されることを期待して。

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    2024年01月21日
  • 忘れられた花園 上

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    オーストラリア・ブリスベン、1930年、ネルは21才の誕生パーティの時に父親から、実はおまえは実の子じゃないと告げられる。イギリスからの船が着いて、一人残っていたのだ、と。それからネルは幸せだったそれまでの家族が、何の関係も無い別なものに見えてきて、婚約も解消し、家を出て自らのルーツ探しに奔走する。2005年、95歳で孫に看取られながら死んだが、今度は孫のカサンドラが祖母の謎を辿る・・

    オーストラリアでの90年、そしてルーツのイギリスでは19世紀末、さらにその家の始祖はコーンウォル地方で、1724年、難破船からの略奪で財を成した、というのまで村人からの聞き込みで分かってくる。デュ・モーリアの「荒野の館」もコーンウォルで難破船から泥棒してたなあ。ルーツを探して出てくる出てくる驚きのエピソード。むむ、これはディケンズの世界だあ。後半になるにつれ、えっ、そんな、そっちに行く~? という怒涛の展開。いやしかし、やはりヘソはネル本人で、まったく翻弄された人生だったよね、ったく。・・しかし現状を受け入れるしかないのかも、開き直るしかないよね、とも感じる。


    実は自分は本当の子じゃなかった、これがどれほどの衝撃なのか。それまでの、今の環境、さらには自身の過去すべてが、価値の無いもの、否定したいものに思えてくる。みなしごを育てる以外は、他人の子を自分の子にして育てる、こういうことは子の無い親のエゴだ。身長の高低を変えられないのと同じように、子供の有無を考えられないものなのか、しかし子の無いのを受け入れられないのだろうなあ。

    初めて読んだオーストラリア人の小説。

    早川海外ミステリハンドブック2015:時代を作る・作った新世代ミステリ

    2008発表
    2011.2.25初版

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    2022年10月29日
  • 湖畔荘 下

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    1933年と2003年のエピソードが交互に少しずつ語られるに従い事件の真相が徐々に明らかになり繋がっていく見事な構成となっている。あっと驚くようなトリックやどんでん返しは無いものの一気に読ませて充分楽しめる。しかし、ミステリー小説全般に言える事だが読んでいる最中はワクワクドキドキするものの読み終わった後にほとんど何も残らないのが少し淋しい。英国コーンウォール地方を訪ねて見たいとは思ったのだが…。

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    2022年09月03日
  • 忘れられた花園 上

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    3つの年代でそれぞれ話が進む。
    少しずつ全貌がみえてきた気がする。
    いったいどんな結末になるのか楽しみ。

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    2022年03月24日
  • 忘れられた花園 上

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    ちょっとヤングアダルト風味が疲れる所もあるけど、久々になんというのかね、10代の若かりし頃に感じていた、文章への強い陶酔、メルヘンの力量(ファンタジーでもSFでもなくて)を思い出した。自分が知らないだけなのか、出会わないだけなのか、メルヘンを久々に感じた。女子は皆アリスの世界のようなメルヘンが好きなはずだが、何十年も忘れてた。別に年とっても、「少女」はいなくなるわけでなくて、変わらず自分の中にいるんだ、それをいつも忘れている。

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    2021年02月01日