宮下あきらのレビュー一覧
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ついに、開戦した驚邏大四凶殺
性格が悪いと言われても構わない、女同士が意地と矜持を懸け、敗北=死のタイマンに挑む様は、実に美しい
こういうタイマンの「熱」は、性別は関係ない、と思う。かっこいいものはかっこいいし、素晴らしいものは素晴らしい。真剣勝負と銘打つなら、これくらいの「ガチ」が欲しいよな
本編の設定を大事にしつつ、宮下魂にも敬意を払いながらも、自分が描きたい女の強さを曲げない、サイトウ先生、良いモノを持っている
本家でも、大人気だった三面拳だが、この「女塾」に参戦するは「三面姫」で、全員がかなりの美少女
対戦カードも、本家と異なっているが、これはこれで最高だ、と思う
第一の勝負はJK対飛 -
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うーん、濃い!!
先の巻よりも、濃さ、熱さ、強さが増しているように感じるのは、大豪院邪鬼って一人の男が、激戦を勝利して生き残り、命を預けるに足り、命を預かるに不足しない仲間を得たからに他ならない
こんだけ強いのに、まだ、上を目指し、行けちゃうところが凄い
いきなりかも知れないが、男塾メンバーの中でも、この大豪院邪鬼も政治家向きと言える。もし、男塾の卒業生が政治家となり、入閣し、重要なポストを占めたら、日本再生どころか、世界征服すら可能だろう
まぁ、それはさておき、戦いを愛し、戦いに愛された、超絶怒涛の帝王たる大豪院邪鬼は、新たなる戦場へ身一つで飛び込んでいく
濁流のごとき運命に逆らわぬ一方で、 -
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ついに、赤石剛次が主役の公式スピンオフが世に出たか
男塾には、剣桃太郎、伊達臣人、そして、大豪院邪鬼、と最強の男が揃っているが、斬撃、その一点において、この三人を上回っているのが、誰でもない赤石剛次だろう、と私は思っている
ここぞって時以外は出しゃばらず、冷静に戦いの流れを視る事が出来る彼がいるからこそ、他の最強のカッコ良さが活きている、と言っても過言じゃあるまい
そんな男の知られざる激闘譚を描くとなると、プレッシャーは半端ないと思うが、竹添先生にはぜひ、漢気を見せていただきたい
一話目で、愛刀たる、この世に斬れぬものなし、の斬岩剣と出逢うエピソードを持ってきてるトコが、実に上手い
ただ、二話 -
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四、死を連想させる縁起の悪い数字である、そう、古来から忌み嫌われているが、この『男塾外伝 伊達臣人』は、そんなジンクスくらい吹っ飛ばす
何せ、決死の覚悟を決めているイイ男ばかりだからだ
一本筋の通っている男たちの太ぇ首筋には、二流死神の安い鎌など刃が立たないのだ
男塾のお約束と言えば、「ありえねぇだろ」と思うくらい、編集者や印刷会社泣かせの当て字、死力を尽くして戦ったライバルが強力な仲間として加わる事であり、伊達臣人を主人公とし、正統な外伝であるこの作品、尾松先生は、そんな宮下イズムを継承しているのは、これまでの感想にも記してきた
この巻では、また一つ、尾松先生は宮下イズムを受け継いだ
それは -
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サイトウ先生も、柳田先生に負けず劣らず、宮下魂を継承している
『プリマックス』(柴田ヨクサル/蒼木雅彦)にも言えるコトだが、カワイイと強いは同居する、と私は思っている
桃子を初め、女塾の生徒は全員、見目麗しいが、皆が己にとっての筋を通す強さを芯に通している。桃子らが戦闘力で目立ってしまってはいるが、きっと、これから、真の女子力を松尾らは、読み手に魅せつけてくれるに違いない、と信じている
よくぞ、こうも強い美少女キャラで、ストーリーをテンポよく進められるもんだ、と感嘆するより他ない
この(3)では、ついに、vs伊達編となる驚邏四凶殺が開始される
しかし、まさか、伊達の血を引く者まで、あんな美少女 -
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またもや、月並みな事しか言えないが、柳田先生、凄ぇわ
宮下先生ですら慎重に扱っている大豪院邪鬼って、本物の漢が持つカッコ良さを、こうも引き出すか。大豪院邪鬼って男に、死天王の面々に負けないくらい、惚れこんでいる証拠だろう
また、男塾の神髄とも言える、人知を超えた武術を極めた男たちの真剣勝負も重厚感がたっぷり。突風を顔に叩き付けられるようなバトルの太い迫力が、確固たる画力により損なわれず、読み手をワクワクさせてくれる
本家は当然だが、この外伝もまた、敵・剣崎の生き方と逝き様が、実に男心をグッと押してくる。全力を尽くして負けたからこそ、無様な最期を勝者の記憶に残さないよう、潔く、己の死を受け入れ、 -
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やはり、伊達臣人、彼の男は、そんじょそこらの輩とは格が違う、『七つの大罪』のメリオダス、『ONE PIECE』のルフィ、『うしおととら』の蒼月潮、『刃牙』シリーズの花山薫に負けてないぞ、うん
尾松先生、よくぞここまで、伊達の男気を引き出してくれている
間違いなく、尾松先生もまた、宮下先生に本物と認められた男だ
外の見た目の良さと、内の真っ直ぐな強さが釣り合っているんだよな、伊達臣人ってのは
男が惚れざるを得ない男ってのは、彼の事を言うんだろう
この(3)では、ついに毒蝮戦に決着が付く
伊達臣人って本物の男にとっちゃ、失血寸前も、敵が触れた物を全て溶かす奥義を発動させようが、ピンチに値しない
仲 -
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やっぱ、2巻の表紙を飾ったのは、富樫源子だったな
あくまで、私個人の勝手な印象かつ予測ですけど、彼女の人気って、案外、桃子に伯仲しているんじゃないだろうか
単純な戦闘力、修得している凄技、それらこそ、桃子やJKに力及ばず敗れてしまうかもしれないが、心の力、根性の点においては勝るとも劣るまい
桃子とは違った意味で、喧嘩に必要なモノを兼ね備えている猛者だ、源子は
なので、この2巻で、私がお勧めしたい話は、源子がメインを張り、芯のある女を魅せてくれる、第10話「10億円の娘の巻」だ。世の中には、一生困らないほどの大金で魂を売らない女もいるのだ。金持ちなのに良縁に恵まれない男性諸君、希望を持とう
と言 -
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ついに、大豪院邪鬼様まで、スピンオフの主役に・・・・・・
男塾の塾生は、容姿や技、その強さが人間としてありえない人間ばかりだが、群を抜いて、桁外れなのは、やはり、この御方だろう
男塾の帝王、この呼称に偽りや誇張などは一切ない。これ以上に、しっくり来る呼び方があったら、教えて欲しいくらいである
全力推しの感想を、これまで書いてきた身として申し訳ない気持ちになるが、あえて、自分の印象を正直に語ろう
濃さは、この『男塾外伝 大豪院邪鬼』の方が、『男塾外伝 伊達臣人』を上回っている
画力の高さやストーリーの構成力が、柳田先生に尾松知和先生が劣っている訳じゃない。その点では互角だろう
濃さの差、それは単 -
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いやー、この作品の2巻も濃いわぁ
美人ヒロインが登場しない分、『暴力探偵』より男、いや、雄の匂いが強烈なので注意が必要やも
漫画は、ありえない、を楽しむモノだ。なので、ありえなさすぎるものは生理的に受け付けない人も、この『男塾外伝 伊達臣人』を読んでも楽しめないだろうな
登場する技の原理が凄まじい。あきらか、「そんなバカな」と思うほどの与太レベルなのに、この作品のムサい絵柄には納得させるだけの説得力が満ち溢れている
やっぱ、ストーリーってのは、それに合った絵柄があってこそ活きるんだな
戦いの中に散った友の意志を、己の体に刻み込む血誓痕生(けっせいこんしょう)、この痛々しい行為はある意味、これこ -
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宮下あきら先生×尾松知和先生の『男塾外伝 伊達臣人』の1巻が出た時点で、多分やるんじゃないかな、と期待していたんだが、ホントに、このスピンオフが出るとは吃驚だ
女性版は、スピンオフの鉄板。むしろ、これを読まずして、外伝は語れまい
文句抜きで面白い。本家の雰囲気を継承しつつも、オリジナリティがしっかりある
とある兵器により、日本から日本男児が滅ぼされたってのが基本的な設定で、若干、難のある美少女らが主役なだけあって、もちろん、男臭さは皆無。まぁ、江田島平八だけは存命で、そのデカすぎる存在感はまるで損なわれていない。150歳を超えて、何で生きてるんだ、と作中で松尾ちゃんが驚いているが、宇宙を裸一貫 -
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ついに、伊達臣人が主役になる日が来たかっっ
いや、むしろ、遅すぎたくらいじゃないだろうか?
『魁!!男塾』の中でも屈指のイケメンで、強くて、一本気な男なのだから!!
きっと、尾松先生は相当、宮下先生独特の、男気溢れる絵柄に近づけるよう、前進から血が噴き出るほどの努力をしたに違いない
今の少年漫画は勿論、面白いです。進化って表現は違うかも知れませんが、全体的に質が向上しているのは確か。けれど、その分、泥臭さを感じる作品は減っている気がします
今こそ、こう言う作品が注目されるべきか、と
内容は伊達さんが、『魁!!男塾』の主人公・剣桃太郎と真っ向からぶつかるまでを描いた前日譚みたいなので、もしかする -
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他作者によるスピンオフの定石をきちんと守り、しっかりとはみ出さないように頑張っている所は好感が持てるが、既視感だらけなのは如何なものかと思った辺りは微妙な感じ
リズム感は既に宮下あきらよりも「男塾」してるからここから独自の展開まで振り切った展開を読みたい
どうでもいいけど、凶羅大四驚殺での鉄球も月光が撞球武零吁で飛ばしゃ良かったんじゃん、と思ったが、あれは足首に鎖で繋いでたんだった
システム的には殺万〜と凶羅〜は同じだから、月光のやり方を防ぐ為に改良されたのか、とか解釈すると興味深い