あらすじ
【男塾公式スピンオフ!】
剣桃子、見参!!!
西暦20XX年―――日本男児は死んだ!!
第三次世界大戦において、某国は恐るべき兵器「日本男児弱体化爆弾」を使用したのである!
消えた日本男児の代わりを務められる「日本女子」育成を目指し―――
『女塾』開塾である!!
“剣の血脈”と“Jの遺伝子”が今、激突する!!
21世紀待望のスピンオフ!
女たちの熱すぎる青春、待望の第2集…!!!
既刊、爆売御礼である!!
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Posted by ブクログ
やっぱ、2巻の表紙を飾ったのは、富樫源子だったな
あくまで、私個人の勝手な印象かつ予測ですけど、彼女の人気って、案外、桃子に伯仲しているんじゃないだろうか
単純な戦闘力、修得している凄技、それらこそ、桃子やJKに力及ばず敗れてしまうかもしれないが、心の力、根性の点においては勝るとも劣るまい
桃子とは違った意味で、喧嘩に必要なモノを兼ね備えている猛者だ、源子は
なので、この2巻で、私がお勧めしたい話は、源子がメインを張り、芯のある女を魅せてくれる、第10話「10億円の娘の巻」だ。世の中には、一生困らないほどの大金で魂を売らない女もいるのだ。金持ちなのに良縁に恵まれない男性諸君、希望を持とう
と言いつつも、何だかんだで、やはり、桃子vsJKには手に汗握り、胸熱くし、血沸き肉躍る
確実に名バウトに連なる激戦だ、この組み合わせは
本気を出し尽し、白黒をつけて得た友情の美しさには、男も女もない!!
しかし、さすがは、あの大和魂を持つアメリカ人の勇ましき血を引くだけはあるな、カレン。まさか、F・P・M・P(フラッシュ・ピストン・マッハ・パンチ)を、この歳で使いこなすとは・・・・・・
また、源子の相棒、虎丸龍子も、満を持して登場した
ナヨナヨした雑魚など屁でもない彼女の活躍が、これから楽しみだ
そして、ついに、本家でも、「最強は誰か」、そのテーマで討論した際、確実に名が上がる、あの男の一族も動き出す
ある意味、ここまでは試運転、次巻からが全力疾走となるのだろう
本家の色を継承しつつも、自分の味を惜しげもなく出してくる、サイトウ先生の貪欲さ、私は高く評価したい
この台詞を引用に選んだのは、富樫源子の強さを表しているからだ。微温湯に浸かっていれば、ずっと得られていた幸せを、己の魂に背きたくないがために、涙を呑んで背を向けられる強さを持っている人間は、そう多くない。強さと優しさを兼ね備えた源子は、やはり、この女塾の中でも屈指の伸び代を持っているに違いない