池内恵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2014年に日本人がシリアで拉致されて斬首され、その衝撃的な映像で存在を世界に知らしめた「イスラム国」の正体を書いた本。
欧州では、イスラム国の存在は日本にいるよりずっと身近であるが、日本に住む著者がここまで書くのはすごいと思う。
アルカイダと何が違うのか、など謎の部分を丁寧に簡潔な文章で説明してある。中東情勢を知るのに一番分かりやすい本ではないだろうか。
まとめると、イスラム国は2011年の「アラブの春」により中東諸国の政治基盤が緩んだ環境で、ジハードを呼びかける過激派が、シリアとイラクの無統治地区で勢力を広げて発生したものらしい。また、代表者がメディアで宣伝をしたアルカイダと違い、地下組織 -
購入済み
読んで下さい
メディアの皆様に是非とも読んでいただきたい一冊です。特に報道にたずさわっている方は是非是非読んで下さい。お願いします!これを読んでからというものニュースを見るたびにハラハラしております。
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Posted by ブクログ
世の中で起きていることを調べていくとなにかと背景に宗教が絡んでいるようなことが多いなぁと思っていたのですが、詳しくないので知りたくて本を探していた時に見つけたこちら。
三宅香帆が毎日新聞だかで書評を書いたと聞き購入
まえがきが私には難しくて、教養としての宗教入門という別の新書を読んでからこちらを読んだ。
スイスイ読めた、面白かった。
特に、アメリカ、中国、ヨーロッパの宗教と今の世の中の話が面白かった。
シオニズムって言葉も恥ずかしながら初めてちゃんと知った。
宗教を守るために人生や命をかけるような暮らしをしていないので、生まれ育った土地や環境をもってヒトはこんなにも違う人生となるのかと改めて驚 -
Posted by ブクログ
いくつかの章からなる宗教についての講義。その中でも特に自分が気に入ったのは、「宗教と経営は互いに学び合える」というタイトルの章でした。経営と宗教の類似点の説明に始まり、経営者が創業書の理念について末端の従業員まで浸透させる手法はまさに宗教のそれと類似している事について共感しました。そして一見不可解な政治判断や軍事行動が実は宗教観に基づいているものだと気付かされた一冊。宗教が政治に影響を与えている事例を西洋、東洋問わず解説してくれている良書。書評者によって内容の分かりづらさ、読みやすさに差はあるが、それがかえって偏らずに読めたのも良かった。
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Posted by ブクログ
ウクライナ戦争についてのジャーナリスト的な本はたくさんでていて、どれも役にたつものだが、これは一味違った視点を与えてくれるものであった。
東京大学出版会からの本で、主として東大の教授などが中心となって執筆した論文集。
ロシアの侵攻に対する国よって異なる考えがあることがさまざまな地域の専門家が冷静に分析してある。
複数の視点をもつこと、価値観を共有することが難しい多極的な世界をどう理解するか、どう捉えるか。
と言っても、価値ニュートラルな相対主義的な世界にとどまることは、今回の戦争は倫理的に許されないという感覚がある。
そのあたりをしっかり考えるのに役にたつ。 -
Posted by ブクログ
イスラム国等、中東情勢の混迷は続いている今日ですが、これは何も今始まった出来事ではなく、過去から続く問題が同じような形のまま現れているに過ぎないということを理解すること。それによらなければ、今日の状況を理解することが出来ません。その状況に「サイクス=ピコ協定」がどんな役割をはたしているのか。それを理解するためには、負の側面だけではなく、これが上手く利用され、この地域の混迷を一時凍結したことも知る必要があります。本書では、中東地域に渡る複雑な情勢について、ポイントとなる点を章ごとに詳しくまとめられています。一つ一つを丁寧に整理することにより、何が起こっているのかの見取り図が、かなり明るく見渡せる