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Posted by ブクログ
イスラムと言えばこの人、池内恵さんの著書。
シーア派とスンニ派の違いが何度見ても覚えられなくて手に取った。宗派の成り立ちから丁寧に書かれていてとても分かりやすかった。
国を越えて宗派の違いで集まり、中東の国や欧米も自国の有利な政権を確立させる為に手を出すのでなかなか平和が訪れない。
誰しも平和が良いと思うのだけど、主義主張が異なると仲良くという訳にもいかないのだろうか。出口が見えなくて暗澹とした気持ちにもなった。
今までイスラム世界の事は他人事だったのだがこれから移民として日本にもイスラムがやってくるのかなと思う。もう少しイスラム世界について解像度をあげたい。
Posted by ブクログ
宗教感が希薄な日本人にはシーア派とスンニ派対立と聞くと、教義の対立と思いがちだが、そんな単純な構図でなく、その時の解釈や勢力図で協力するしないを繰り返してきたのが中東の混迷。今のイスラエル政権(主張は異なるが政権取るために手を組む)と同じに見えた。
また、著者の説明は、どの派にも偏る事なく冷静に、かつ裏の面の解説をしていて興味深かった。シーア派(ムハンマドと嫁、父等)の家庭事情、サウジ皇太子+ユダヤ人学者スポークスマンの反イラン広報活動等。
レバノンの政治制度は宗派の人口で割り当てられるが、これだと数の論理で、人口が少ない宗派は常に不利。しかし、少数派のシーア派は、移民で国外へ出ていかないし、出生率も高いのでいつの間にか多数になったというのも面白い。
アラブの春のうねりはSNSから。しかし、イスラームの文化や価値観は変わらなかったのか。この著が出てたのが2018年。今2026年、アメリカがイランを攻撃した。明らかに国際法違反で。中東大混迷なんて言ってる場合でない。
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