ヴィクトール・E・フランクルのレビュー一覧

  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    グロ・残酷描写には耐性がある方だと思っていたけど、「解説」で書かれる虐殺には、さすがにすごく心が重くなった。もはや銃殺のが楽なんじゃないかと思ってしまうほどの、ひどい虐待に人体実験、あまたの屈辱。

    そんな生活の中で、作者はそれでも「自己維持のための闘いにおける心の武器」である「すてばちなユーモア」で「自分に対し、また他人に対し陽気になろうと無理に努めた」人たちを見る。
    「愛する人間の精神的な像を想像して、自らを充たす」。
    「われわれの戦いの見込みのないことは戦いの意味や尊厳を少しも傷つけるものでない」と語る。

    苦しみの中でも生き抜く方法を伝える書として、この本より説得力があるものはないんじゃないだろうか。
    ユーモア、愛、自尊心が、人間を人間として保たせるものなのかもしれないと思った。

    ただ、作者は医者であるということで優遇されたときもあった。
    手に職をつけることと体力も、どこでも強く生きついくためには必要というのが現実だ。

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    2025年07月01日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    4年ぶりに再読。アウシュビッツに実際に行くことに決め、その列車の中で読んだ。この本に、私は生きる意味を教えていただいた。私の人生を変えてくれた大切な1冊。

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    2025年06月09日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    個人的に色々と重なり、心身ともに追い込まれた時期があった。様々な本を読んだけど、この本に最も救われた。西洋も東洋も哲学も心理学も結局は瞬間瞬間をいかに生きるか。未来も大事だがその期待は瞬間の積み重ねでしかない。ここに腹落ちするかどうか。この本は壮絶な体験の中でいかに生きるか、を我々に教えてくれる。歴史の風雪に耐えうる名著。

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    2025年06月01日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    ある精神科医が極限状態における人間の心理状態を、その始まりから終わりまで自身も当事者となりながら見つめる…
    収容生活におけるユーモアもさることながら、突然自由になった人間がどうなっていくかというのも、とても興味深かった。フランクル氏の開放後に闇堕ちする人を救い出すのだと使命感が素晴らしい。

    人生の意味を知るというか、人生を克服した人間の姿を見せてもらいました。

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    2025年03月18日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    精神の自由
    何人も過酷な状況下に置かれても、精神は自由であること。その自由が失われる時、人は死に向かい、そして死ぬのだと学びました。
    移送された直後の選別や解放された後に失った感情との向き合い方など体験した者にしか知り得ない地獄なのだと思いました。

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    2025年01月28日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    人間的自由が全て剥奪され、(歴史上多分)命の価値が1番軽く扱われるという、特異な環境にいる人たちが、何を想い、どう行動したのか、そこから我々は何を学べるのか、というのが主題。この極限まで人間の尊厳をStrip downされた人が行き着く「生」の意味は洗練されていて、脳天に食らう感覚があった

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    2025年01月25日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    フランクルから直接話を聞いているような感覚の読書体験であり、それだけフランクルの感傷的な文章に引き込まれた。

    目を背けたいような残酷な状況に陥った時に、人間は2種類に分けられると述べられている。
    乗り越えられるものと破綻するもの。
    精神の自由な王国を築いたり、未来への希望を想像することで乗り越えることができるという。

    そのためには自分の人生をどう生きたいかという主体性を持って生活していかなければならないと考えさせられた。さもなければ予想外の苦難に遭遇したときに飲み込まれてしまうだろう。

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    2025年01月17日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    人間の美しさを信じようと思える作品。
    壮絶な体験をした筆者が綴る文章は、一つ一つが大変重く、耳を傾けなければと自然に思わせる尊厳があるように感じた。

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    2025年01月11日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    人間の想像だけでつくる小説では描写不可能だろうなというほどの、想像を絶する状況と環境と事実。
    あの状況下においても、生きることを諦めなかった著者の精神力とこの思い出すだけでも絶望の淵にたたされそうになる体験を活字にしてくれた著書の勇気と行動力に感謝しなきゃいけないな、と思いながら読んだ。

    こういうことを繰り返さないためにも、全員が読まなきゃいけないのかもしれない。

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    2024年12月01日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    人間の尊厳 「そのことで涙が枯れるほど泣いたからですよ… 」 Gustav Mahler「大地の歌」 
    言葉にならない

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    2024年11月30日
  • 夜と霧 新版

    A

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    「苦しむことはなにかをなしとげること」
    はたして自分がその境遇になったときに
    そのように境地に達することはできるのだろうか。
    解放されずに殺されてしまった人々は、どう思うだろうか。
    結論を出せるような問題ではないが
    自分にはない視点を得られた。

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    2024年04月10日
  • 夜と霧 新版

    購入済み

    興味深い

    あらすじと名言を聞いただけで読みたいと感じ、購入しました。固い表現ばかりに見えますが内容がとても興味深く、何周も読みたいと思いました。

    #タメになる #切ない #深い

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    2023年12月01日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    読み手が試される 戦争やホラー、猟奇殺人の話を上回る気分の悪さ。当時のアウシュビッツ収容所とその周囲の人たちも含めた話。人体実験もやってるのだけど、それらをできるメンタルどうなってるんだろ。

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    2025年12月02日
  • 夜と霧 新版

    購入済み

    名著

    著者の実際の体験から得られた言葉には計り知れないほどの説得力があった。凄惨な場面についての表現も多く含むため読むのが辛くなることもあるが、読了して多くのことが学べたと思う。現代に生きるすべての人に読んでほしい一冊。

    #タメになる #感動する #深い

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    2022年05月31日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    新訳版を読みました。文から伝わってくるものがあり、自分に知識があったなら原文で直接にふれてみたかった気もしました。

    以前、北⚪︎⚪︎の収容所のお話だと思うのですが、外国のアニメ映画の予告がふとインターネット上で流れてきて、その映像が胸にひどく残った日がありました。
    絶望感、無力感、未来も夢もない、生命の裂け目がのぞいているような生活、その中で、人間らしく生きようとすること‥

    その繋がりで手に取りました。
    前半はとてもつらく、皆さまの感想をたよりに、後半や最後を中心に読みました。

    以下引用です。

    「現場監督(つまり被収容者ではない)がある日、小さなパンをそっとくれたのだ。わたしはそれが、監督が自分の朝食から取りおいたものだということを知っていた。あのとき、わたしに涙をぼろぼろこぼさせたのは、パンという物ではなかった。それは、あのときこの男がわたしにしめした人間らしさだった。そして、パンを差し出しながらわたしにかけた人間らしい言葉、そして人間らしいまなざしだった‥。」p144より

    「あなたは雲雀があがり、空高く飛びながら歌う讃歌が、歓喜の歌が空いちめんに響きわたるのを聞く。〜あなたを取り巻くのは、広大な天と地と雲雀の歓喜の鳴き声だけ、自由な空間だけだ」p151より

    旧版訳者さんのあとがきでは、著書とのやりとりや、とても簡素、質素な部屋に住われていたこと(何もかもなくしてしまったので)など、当時の様子も伝わってきました。

    また本当に個人的な感想なのですが、
    今まで、生活で見かけるとつらくなる場面がありました。満たされたようにみえる親子連れや、家庭の映像などです。自分にはなかったと、どうしても気持ちが沈んでいく事がありました。
    この本の中で、本当に大勢の方の命がなくなった様子を読み、せめて生まれ変わりがあるなら、幸せに、ただただ幸せに人生を生きてほしい。素直にそう思いました。
    そのことで、つらさが消えていくように思いました。

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    2026年02月04日
  • 夜と霧 新版

    購入済み

    人生に悩む人は読むべし

    前半は、悲惨、無残、過酷、残酷、どんな形容詞でも足りないほどの強制収容所の実態が、抑えたトーンで描かれたルポルタージュです。

    後半は、そんな環境下で作者が見いだした、生きるとはどういうことか、生きることの価値は何なのか、ということが、圧倒的な説得力で伝えられています。
    人生で辛いことがあって、何のために私は生きているんだろう、とか、私はどう生きればいいんだろう、とか、悩んでいる人(私がそうでした)に、ひとつの回答を提示してくれます。

    旧版は読んだことありませんが、新版は読みやすく、訳も問題ありません。

    一点だけ。タイトルは、新訳の訳者は、旧訳への敬意をこめて、元のタイトルを残した、と述べていますが、若干違和感を感じました。前半の収容所ルポにはフィットするタイトルですが、後半の人生論にはちょっとそぐわない気がします。新しいタイトルをつけても良かった気がしますが、あまりに有名なタイトルなので、そのまま残したのでしょう。

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    2017年02月27日
  • 夜と霧 新版

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    まともな人もまともでない人もどの集団にも存在する。支配している人だからまともではない、そうでないからまとも、というのは見当違い。

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    2026年09月24日
  • 夜と霧 新版

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    ネタバレ

    しばらく期間をあけてやっと読み終わった。
    長くはない本なのにずしんと重い話なのでさらさら読める感じでは無い。
    仕事が辛いなあという気持ちで心の有り様として参考に出来ることはないだろうかとは思ったため読み始めたが、あまりに過酷すぎてないと思いきや以外にずっと働く上で覚えておきたいみたいなことが出てきてびっくり。
    個人的に、自分自身が苦悩に値する人間でありたいという人としての高潔さは、なかなか保持できなくともそうあろうとする努力を忘れたくないと思う。
    どのような状況であってもその人自身が手放さない人間としての尊厳を、自分自身をまともだと言えるような感覚(傲ることではなく)を意識して培うようにしたい。
    個人的にユーモアあたりの話でスープを下からすくってください(豆が入るように)の話がそこにいた人しかかけないエピソードだなあと思った。

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    2026年09月22日
  • 夜と霧 新版

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    アウシュヴィッツでの経験を心理学の観点から書いたものを翻訳したものなので、言葉も難しかったり今までで1番ページが進むのが遅かったのだが、本当に読んで良かったと思う。

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    2026年09月20日
  • 夜と霧 新版

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    ず〜〜んと重くなってしまって、放心状態の中にいる…
    今日はもう難しいこと考えらんないや

    ホロコーストの中身を初めてちゃんと知った気がする
    触りじゃなくて、実態を。
    むごいなあ…筆者がその中を生き抜いてこうやって本を出してるから「こんな極限状態でも人間って生きていけるんだな」と錯覚しかけたけど、そんなことないんだよな
    さらりと書かれる亡くなっていった人たち
    読んでる方もだんだん慣れていくのか、人が死んだという描写にそりゃそうだろうなと、読み進めていくうちに鈍感になっていく

    生き延びて収容所を出れても、世間や世間の人たちの反応から新しい苦しみと対面するっていうのも救いがなさすぎるよと
    PTSDとかはありそうだなと思ってたけど、なんかもっとぐろかった
    収容所での生活に対して「こっちも大変だったんですよ〜」で返されるの、あまりにもむごい

    写実的な話も読んで良かったと思う要素だけど、人が生きる意味とは?という哲学的な部分の話も良かった

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    2026年09月16日