ヴィクトール・E・フランクルのレビュー一覧

  • 夜と霧 新版

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    この本と20代のうちに出会えてよかったと
    心から思いました。

    フランクルが経験した強制収容所での生活、
    その悲惨さはテレビのドキュメンタリーや
    たまに流れてくるYouTubeで見聞きしたことは
    ありましたが、もっとリアルな、
    人間らしい生活、考え、他者との関わりに触れた話は他にないのではと思います。

    そして、心理学者のフランクルだからこそ、
    自身の感情、他者の感情をまっすぐに伝え、
    我々読者の胸を打ってくれたと思っています。

    この話はユダヤ人の強制収容所が前提にあるものの、今を平和にのほほんと生きる私に、生きるとは何かをダイレクトに問う(もしくは人生にどう問われているのかを考える)作品で

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    2026年02月23日
  • 夜と霧 新版

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     想像を絶する状況に置かれてもなお、人間の尊厳を失わない人がいる。生きる希望を失わないでいられる強い意志の大切さを学ぶことができました。
     まだ更に深く読んで行きたいと強く思いました。

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    2026年02月21日
  • 夜と霧 新版

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    アウシュビッツ収容所での話があまりにも残酷で何度も読む手が止まりました。
    尊厳が完全に失われ毎日沢山の人達が死んでいき自分がいつ死ぬかも分からないという状態は絶望でしかないなと思いました。あまりにも理不尽に人が死んでいくなかで人生は運命によって変えられないものなのかなと思いました。またそれと同時に運命は変えられないものでもその時々で自分がどのように考えるかということが大切なのだなと思いました。どんな絶望的な状態でもその状態は無意味ではなくて意味があり死ぬことにすら意味がある。どんな状況でも神様や仕事、愛している存在、愛してくれる存在に対して責任を持って未来の希望を失わず生きていきたいです。

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    2026年02月21日
  • 夜と霧 新版

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    言葉にならない。
    こんな悲劇があったにも関わらず、なんで戦争はなくならないんだろうか、と本当に悲しくなった。

    今、命を脅かされることなく生きれていること、全てに感謝の気持ちが沸いた。
    当たり前じゃないんだと心に沁みた。

    折に触れて読み返すべき、大切な本になった。

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    2026年02月19日
  • 夜と霧 新版

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    読み終わって最初に思ったのは、どうしてこんなに凄惨な体験をされているのに、
    こんなにも柔らかくて流れるような思考と文章で溢れているのだろう、と思った。

    強制収容所と聞くと、冷たくて硬い、非人道的で、救いようの無い辛さばかりが頭に浮かぶ。

    しかし極限とも呼べる中に立たされても、その中に人間の善意や温かさを見出す。
    そんなフラットな考え方は、私の中のどこにあるのだろうと思った。


    「人は、この世にもはやなにも残されていなくても、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれるということを、わたしは理解したのだ。」

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    2026年02月18日
  • 夜と霧 新版

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    数え切れないほどの夢の中で願いつづけた、まさにそのとおりだ……しかし、ドアを開けてくれるはずの人は開けてくれない。その人は、もう二度とドアを開けない……。

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    2026年02月15日
  • 夜と霧 新版

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    正直なんかいも読み直したい本ではない。
    けど、人生において必ず立ち寄りたい本。

    後ほどメモ↓
    クリスマスとよちむのようなエピソード
    過去の思い出と未来への希望が今を生きるモチベーションになる話
    死神の話

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    2026年02月13日
  • 夜と霧 新版

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    今更というか今だから読んでみる。心ある人はこの本のことはとっくに読んで知っているはずと思いながら。

    ヒトラーと言う男について、
    ユダヤ人を憎んで迫害した残酷な出来事について。
    人間の命を軽々と奪ったガス室というものを作り人間の尊厳を踏みにじり、争いで無数の無辜の命が散っていったことについて。

    戦争というものの本質がいかに曖昧なものか、知っている人は知りすぎるほど詳しく知っている。
    だが、私のように知らない者や忘れた者もいる。戦争に加担した人間は、時代が変わればまた日常に返る。一方、一人一人の命がどのように失われたか、戦争が終われば、もう戦士、兵士、巻き込まれた市民という名前に代わってしまう

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    2026年02月12日
  • 夜と霧 新版

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    人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。
    恵まれた環境だろうと劣悪な環境だろうと、善いやつと悪いやつがいる。これを分けるのは個人の振る舞いによる選択のみ。
    自分はどちらの人間になっているのか振り返りたくなったときに読んでいる。

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    2026年02月11日
  • 夜と霧 新版

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    たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうという、人間として最後の自由だけは奪えない
    人間の内面は外的な運命より強靭なのだということを証明してあまりある

    自分がどうありたいかを考えて行動にする
    それが生きる意味なのかもしれない。

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    2026年02月11日
  • 夜と霧 新版

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    アウシュビッツに強制送還された心理学者である著者自身の身に起きた出来事、それによる心情の変化を記された一冊。

    極限の状態に晒された収容者たちが、不条理な状況下で、何を思い、生を過ごしたか。

    適切な表現かはわからないが、そこから生まれる「生への懐疑」からは、多く学ばされることがあった。
    特に印象に残った言葉は

    「苦しむことは何かをなしとげること」
    苦しみの感情を持っていることすら、それは希望を持てている裏返し、つまり尊いことなのだと。苦しみの感情を放棄した時、すなわちそれは生きている意味を失い、生から離脱する。

    「あなたが経験したことは、この世のどんな力も奪えない」
    収容者たちは、持ち物

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    2026年02月09日
  • 夜と霧 新版

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    本作は映画のように強制収容所で何が行われたとか、そういった残酷な描写が細かく書かれているわけではない。(とはいっても書かれている内容だけでも悲惨な事は怖いほど分かる)

    心理学者が自分も含め、強制収容所に入れられた被収容者の、人間としての、心理の移り変わりを収容された時から解放まで順を追って描いている。
    多くの人がどんな心理状態で、その心理状態になった人はどんな行動を取るのか。収容所で死を選ぶ人とそうでない人の違い。
    私には難しいので簡単な言葉でしか説明が出来ないけど何度も読むべき人間の本質が書かれた、まさしく名著だと思う。

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    2026年01月31日
  • 夜と霧 新版

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    ネタバレ

    歴史書であり、心理学書であるのでしょうか。

    "ユダヤ人""ヒトラー""アウシュビッツ強制収容所"
    なんとなく知っているぐらいの感覚の人は絶対に読むべき。

    どんな仕打ちを受けたのか
    それは簡単に説明することはできないし、してはいけないと思うので割愛。
    ぜひ作品を読むなり、歴史を勉強するなりして知ってほしい。

    収容所では全ての人は番号で整理され、呼ばれる。
    人格や、性別、肩書き、個人が培ってきた功績なんて一切関係なくなるし
    誰もが同じ、ただのユダヤ人。
    それ以上でもそれ以下でもない。
    労働させられ、生活を極限まで絞られて、暴力で支配

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    2026年01月28日
  • 夜と霧 新版

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    著者は、アウシュビッシュ収容所のの悲惨さをあえてユダヤ人という言葉を使わずに普遍的にすることで、また心理学という観点で書くことで、より人間の残酷さと精神状態について深く知ることができました。
    誤解を恐れずにまとめると、収容所を生き延びることができたのは、未来を見ていた人であるということである。

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    2026年01月28日
  • 夜と霧 新版

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    まず、収容所の恐ろしさに戦慄した。
    そんな狭い地獄では度重なる小さな絶望こそが、
    彼らをより大きく苦しめたのだろう。

    序盤でドストエフスキーの
    「人間はなにごとにも慣れる存在だ」という言葉が
    引用されており、そんな過酷な状態にも
    慣れてしまえる人間の強靭さを、
    私は途方もなく残酷だと感じた。
    それは彼らの身を守ったのかもしれないが。

    そんな苦しい日々の中で、苦悩を守り、
    苦しみ尽くすこと。
    生きることから与えられる意味ではなく、
    「生きることが自分に何を期待しているのか」
    を考えること。
    未来に自身のかけがえのなさを見出すこと。
    果たして自分にはそれが極限状態で出来るだろうか。
    否、出来な

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    2026年01月27日
  • 夜と霧 新版

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    読んでいて終始辛かった。こんなにも非人道的なことが実際に起こってたのかと悲しくなる。
    過酷な環境下でも心を強く持っていけたことはとても素晴らしいことだと思う。
    全人類必読の書。

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    2026年01月24日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    ネタバレ

    読んでよかった。印象に残る部分が多くあり、特に「我々が人生に期待するのではなく、人生が我々に何を期待しているのかこそが重要だ」というフレーズは印象的。このメタ視点が、絶望的で閉塞的な環境下で未来に目を向け、苦悩に意味を与える唯一の方法なのだと思った。収容所の記録としてのみならず、現代を生きる私達にも重要なメッセージを含有した稀有な書だと思う。

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    2026年01月11日
  • 夜と霧 新版

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    これからも繰り返し読みたい本、素晴らしい名著。
    人間とは何か、極限状態でも人間とは最後まで自分で決定できるという貴重な体験談をもとにした話。

    優しさや思いやりを選択できる人間になりたい。
    改めて強く思うことが出来るようになった。
    自分の人生を歩んでく中で、改めて読み返してみたい。

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    2025年12月31日
  • 夜と霧 新版

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    ネタバレ

    休職から復職した今のタイミングで読めて良かった本。
    もともと読もうと思ったきっかけは瀬戸内国際芸術祭2019で出会った山下麻衣+小林直人「世界はどうしてこんなに美しいんだ」という作品だった。
    大好きな瀬戸芸の作品を通じて、このような文学作品に出会えて良かったと思う。

    アウシュヴィッツという極限の中で、フランクルが1人の心理学者として自分を含めた人々をある意味淡々と率直に描写しているのがとても印象的だった。
    「アウシュヴィッツ」と聞くとどこか、遠い場所で、私たちと関係ないことのように思えるけど、アウシュヴィッツにいた人々達は私たちと何も変わらない一人の人間なのだと、読んでいて改めて感じたし、だ

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    2026年02月16日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    グロ・残酷描写には耐性がある方だと思っていたけど、「解説」で書かれる虐殺には、さすがにすごく心が重くなった。もはや銃殺のが楽なんじゃないかと思ってしまうほどの、ひどい虐待に人体実験、あまたの屈辱。

    そんな生活の中で、作者はそれでも「自己維持のための闘いにおける心の武器」である「すてばちなユーモア」で「自分に対し、また他人に対し陽気になろうと無理に努めた」人たちを見る。
    「愛する人間の精神的な像を想像して、自らを充たす」。
    「われわれの戦いの見込みのないことは戦いの意味や尊厳を少しも傷つけるものでない」と語る。

    苦しみの中でも生き抜く方法を伝える書として、この本より説得力があるものはないんじ

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    2025年07月01日