ヴィクトール・E・フランクルのレビュー一覧

  • 夜と霧 新版

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    理解できてないところがある気がするし、
    読む時の自分の人間力的なもので
    理解度がかわりそうだから、また読みたいと思った。

    アウシュビッツ強制収容所で生活していた
    フランクルさんという精神科医が、
    収容所での人の心理状態を
    自分の経験から解析していく話。

    人は、強制収容所のような極限の状態では、
    群れの羊のように何も考えず、
    ただ言われたまま動くだけの存在になる。

    でも、精神力がある一部の人は、
    自分を持ちつづけ
    未来の希望を信じ続けて生き延びれる。

    生きる意味がちょっとむずかったからまた読みたい。

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    2025年12月07日
  • 夜と霧 新版

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    これほど貴重な読書体験はありません。
    少しでも興味があるなら読むことをお薦め致します。

    本書がどれほど素晴らしいかは既に語られつくしていると思いますので、少し違った視点で申し上げると、本書は本書をビジネス本の延長のような短いTIPSを得る為に読むか、著者の言う通り体験記として読むかで理解が違い、前者の読み方だとあまりにも勿体ないのではないかと思っています。

    どういうことかといいますと、まず私はYouTubeで本書の要約動画を視聴した後に本書を読みました。しかし読んだ印象は動画とは全く違いました。要約動画みたくセンテンスを単純化したり、あるいは重要そうな結論だけ短く区切って捉え理解すると重要

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    2025年12月06日
  • 夜と霧 新版

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    この本を読んで必ず行こうと思っていたダッハウ強制収容所を2024年8月に訪問。現地の記念館での解説とフランクルや収容者が過ごした情景が重なり、涙なしでは過ごせなかった。どんな環境下でも人間でいようとした人々の描写に、人間の美しさと愚かさとを突きつけられた1冊。

    ミュンヘン近郊を訪れる機会があったら必ずまたダッハウを訪れたい。

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    2025年12月04日
  • 夜と霧 新版

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    主体性のある生き方の具体例。苛酷な状況においても、主体性のある生き方が可能であることを豊富な具体例を交えて書かれたエッセイ。

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    2025年12月01日
  • 夜と霧 新版

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    収容所施設での壮絶な体験を心理学者が綴った本。
    この本は単なる体験記ではなく、人生を問い直すきっかけを与える本です。

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    2025年11月30日
  • 夜と霧 新版

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    副題「心理学者、強制収容所を体験する」
    生死を分ける状況下で人間はどこへ意識を向けるか深く深く考えさせられた。
    「人は強制収容所に人間をぶちこんで、すべてを奪うことができるが、たったひとつ、あたえられた環境でいかにふるまうかという人間としての最後の自由だけは奪えない」この一文が心に残った。内面的なよりどころを持ち「わたし」を見失わなかった人達のことを報告のように読み込んでいったが、表紙の119104は著者の被収容者としての番号だった。

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    2025年11月28日
  • 夜と霧 新版

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    タイトルは聞いたことがあったが、読んだことがなかった本書。読書会に参加してくれた方の話題提供が興味を誘い読んでみることに。精神科医でもある著者が実際に体験したナチスの強制収容所での体験を綴った本書。正直読み進めるのが辛いぐらい人間の怖さが深く刺さる。この局面で自分自身は死を選ばずに生を選び続けることができるかどうか常に問われている感覚。そして人は「生きる意味」と言えるような何かがあれば、絶望を生き抜くことができる。その点において本書は希望の書であると受け取りたい。生き残ってこの本を残してくれたフランクルさんに感謝。まぎれもなく死ぬまでに一度は読んだ方が良い一冊。

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    2025年11月24日
  • 夜と霧 新版

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    ナチスドイツ時代の絶滅強制収容所を舞台ですが、歴史・思想等が主題ではなく、人間としての生き方を問われる作品です。
    作者や周囲の方は「極限状態」に置かれていますが、内容としては決して私たちに縁遠いものではなく、むしろより身近に感じるものでした。
    立場・時代を超えて必読の一冊と思います。

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    2025年11月19日
  • 夜と霧 新版

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    人間が人間としての自由や権利や意思を奪われること。

    奪われた者たちは初めは混乱し、抵抗するも、やがて順応してしまうこと。

    しかしながら、人間として決して奪われないものもあるということ。

    奪われたものが返ってきても、もはや受け付けられなくなってしまった者もいたということ……。

    ホロコーストの当事者であった筆者が綴る強制収容所での体験は凄絶だ。同時に、人間や生きることについての分析や考察がユーモラスに綴られてもいる。ちょっとしたおかしみが最後まで読み通す活力となり、また事実の惨たらしさを明らかにしてくれていると思う。

    かつて人類が犯してしまった大きな過ち(残念ながら現代でも根絶しきれてい

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    2025年11月13日
  • 夜と霧 新版

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    〜感想〜
    生きる意味を深く考えさせられた。

    〜特に心に残った部分〜
    この人間の真価は収容所生活でこそ発揮されたのだ。おびただしい被収容者のように無気力にその日その日をやり過ごしたか、あるいは、ごく少数の人びとのように内面的な勝利をかちえたか、ということに。

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    2025年10月25日
  • 夜と霧 新版

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    凄まじい熱量。感情に当てられた。
    今日では、各国々国内の問題に取り憑かれた、
    見えない仮想敵を作り出し、
    自分たちを正当化していてる。
    一昔前の時代に遡ろうとしている。

    人生が私たちを求めている。と言うのは凄く
    この先の人生で柱になる考えだった。

    けれど、やっぱりこんな苦しい人生って
    ないほうがいいよ。
    解放されて地べたに突っ伏し
    夢に見続けた家の開かないドアのまで立ち尽くす。
    あんまりだよ。報われないよ。


    私たちが彼らの人生に何も言得る権利はない
    だからこそ、歴史から、
    私たちは改めて学び直さなければならない。

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    2025年10月24日
  • 夜と霧 新版

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    愛は人が人として到達できる究極にして最高のものだ
    フロム出てきたかなと思ったら原作著者はフロイトやアドラーに師事したと。

    本当にいい本を読んだ。
    重い重いテーマにも関わらず、箇条書きにも似た章分けのせいか、はたまた新訳のせいか、とても読みやすくあっという間に読み終わった。
    何度も読むことができるだろう。

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    2025年10月21日
  • 夜と霧 新版

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    強制収容所。このワードだけでどのような物語かはある程度想像はつく。
    しかし、この本はただ悲劇を語るだけでない。心理学者であるが故の見方から人間の心の状態を分析している。この客観的な分析、ただ苦しい辛いだけでは終わらない「人間の尊厳」に触れていることが150ページしかない本でありながら常に読まれ続けている理由だと思った。

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    2025年10月13日
  • 夜と霧 新版

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    若い頃に読んで衝撃を受けてかなり久々の再読。昔読んだ時は、絶望の中で人間性が変容する様や、自身の未来の捉え方の記述などから人の心の在り方がこれほどまで晒される環境に影響されるのかと驚いた。今回読んで改めて著者の精神性の崇高さと、その結果この本を残せて自分が手に取り、強制収容所のあり様を読む事ができているという事実に感じいった。
    自分の未来を想像して絶望しかない極限状態では何のために生きるのか?という未来志向の問いではなく、まず生きる事が前提としてあり、生きている事にどういう意味づけをするのか?という問いに変える必要がうまれる。そうする事で病にふせる事にも死ぬ事にも意味が生まれる。この考え方はド

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    2025年10月04日
  • 夜と霧 新版

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    本著は、著者のフランクルが長期間にわたって収容所に入れられている人間の特徴を心理学者の観点から記述したロングセラー作品である。

    読み始めたきっかけは、友人の勧めである。自分は人生で何を成し遂げたいのか、頭で考えるほど迷走し始め、もはや、今まで何に対してワクワクした気持ちを持っていたのかも分からなくなった結果、生きる意味について考えていた故である。

    全章それぞれで感想を書きたいところではあるが、
    収容所生活中のことが記載されている第2章の感想をメインに書きたいと思う。

    フランクルは収容所生活にて、多くの被収容者と関わっていくなかで、精神の自由の普遍性を見出した。置かれている環境は、ある一定

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    2025年10月03日
  • 夜と霧 新版

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    生きる希望とは、漠然としたものでもいいので将来のとある目標に向けて日々過ごしているから得れるものであって、収容所生活では日々の飢えを凌ぎ、ただ目の前の重労働に耐え、いつ死ぬかわからない恐怖に苛まれ続けることで生きる希望は失われていったものと感じた。
    著者は、この世にもはやなにも残されていなくとも、心の奥底で愛する人の面影に思いをこらせば、ほんのいっときにせよ至福の境地になれる、愛は人が人として到達できる究極にして最高のものだ、という真実を得た。地獄の中でも、唯一にして究極は愛を感じるということなのか。

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    2025年09月29日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    グロ・残酷描写には耐性がある方だと思っていたけど、「解説」で書かれる虐殺には、さすがにすごく心が重くなった。もはや銃殺のが楽なんじゃないかと思ってしまうほどの、ひどい虐待に人体実験、あまたの屈辱。

    そんな生活の中で、作者はそれでも「自己維持のための闘いにおける心の武器」である「すてばちなユーモア」で「自分に対し、また他人に対し陽気になろうと無理に努めた」人たちを見る。
    「愛する人間の精神的な像を想像して、自らを充たす」。
    「われわれの戦いの見込みのないことは戦いの意味や尊厳を少しも傷つけるものでない」と語る。

    苦しみの中でも生き抜く方法を伝える書として、この本より説得力があるものはないんじ

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    2025年07月01日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    4年ぶりに再読。アウシュビッツに実際に行くことに決め、その列車の中で読んだ。この本に、私は生きる意味を教えていただいた。私の人生を変えてくれた大切な1冊。

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    2025年06月09日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    個人的に色々と重なり、心身ともに追い込まれた時期があった。様々な本を読んだけど、この本に最も救われた。西洋も東洋も哲学も心理学も結局は瞬間瞬間をいかに生きるか。未来も大事だがその期待は瞬間の積み重ねでしかない。ここに腹落ちするかどうか。この本は壮絶な体験の中でいかに生きるか、を我々に教えてくれる。歴史の風雪に耐えうる名著。

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    2025年06月01日
  • 夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

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    ある精神科医が極限状態における人間の心理状態を、その始まりから終わりまで自身も当事者となりながら見つめる…
    収容生活におけるユーモアもさることながら、突然自由になった人間がどうなっていくかというのも、とても興味深かった。フランクル氏の開放後に闇堕ちする人を救い出すのだと使命感が素晴らしい。

    人生の意味を知るというか、人生を克服した人間の姿を見せてもらいました。

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    2025年03月18日