ヴィクトール・E・フランクルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本当に辛くなった時に読む本だなと。いまは恵まれているので。。。
全体を通して重い内容だったが、印象に残ったのは、生きる意味や目的を見出せた人が生き抜き、諦めてしまった人が亡くなっていったという事実。身体的な強さ以上に、まだ希望があると思える精神の力が生死を分けていた。食事も満足に取れず、極度のプレッシャーの中でそう思い続けるのは相当難しいはずだが、そう在れた人だけが残ったのだと感じた。
もうひとつ怖さを感じたのは監視する側のこと。あれほど非道な行いにも人は慣れてしまう。しかも分業化することで個々人に罪悪感を持たせない仕組みがあったという点に、人間の怖さを見た。
結局、人はどちらの立場にいるか、どんな環境にいるかで大きく変わってしまう。今回の例は極端だが、だからこそ自分がどんな環境に身を置くかは意識的に選択していく必要があると強く感じた。
この本から得た学び
生きる希望と目的を持っていれば、どんな時でも何とかなる。境遇が人を決めるのではなく、境遇の中で何を見出せるかが人を決める。アウシュヴィッツほど過酷な状況が自分の日常に訪れることはない。だからこそ、目の前の困難に向き合う時、この一点を忘れないようにしたい。 -
Posted by ブクログ
再読は不可 初めの70ページほどは2段組みの細かい文字で始まる、読むことを更にハードルを上げる装丁。
そこでは、ナチス収容所での事実が淡々と書かれ、さらに憂鬱になる。
ここまで人は残酷になれるのか、
人でなく別のものとして認識するから、こんな看守とかが出てくるのか、と思ったりする。
本編が始まると、フランクルの経験に基づく一人称になる。
文字は大きいが、こっちになるとさらに読むのが大変になった。
人としての尊厳を認められない状態であろうが、望む未来を捨てない自由ゆえに、最後まで生き延びた。とあるものの、妻子はとっくに死んでおり、求める未来は叶えられないだろうと知りつつ、心強く持つところ、自分ではできないなと思ってしまった。
結局生き延びれたのは、高い精神力まありつつ、運じゃんという思いが強い。
無駄なあがきするぐらいなら、あきらめた方が楽になるなんて考えてしまう。
落ち込んでいる時に読む本じゃないな。
だが、再読はまずしない。