夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録

本書は、みずからユダヤ人としてアウシュヴィッツに囚われ、奇蹟的に生還した著者の「強制収容所における一心理学者の体験」(原題)である。
「この本は冷静な心理学者の眼でみられた、限界状況における人間の姿の記録である。そしてそこには、人間の精神の高さと人間の善意への限りない信仰があふれている。だがまたそれは、まだ生々しい現代史の断面であり、政治や戦争の病誌である。そしてこの病誌はまた別な形で繰り返されないと誰がいえよう。」
(「訳者あとがき」より)

初版刊行と同時にベストセラーになり、約40年を経たいまもなお、つねに多くの新しい読者をえている、ホロコーストの記録として必読の書である。「この手記は独自の性格を持っています。読むだけでも寒気のするような悲惨な事実を綴りながら、不思議な明るさを持ち、読後感はむしろさわやかなのです」(中村光夫氏評)。なお、写真資料は、電子書籍版では割愛いたしております。

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夜と霧 ドイツ強制収容所の体験記録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ある精神科医の強制収容所体験記。

    もう20年以上の課題図書だった「夜と霧」、やっと読みました。これは、人間の尊厳を考察し、問うたまさに名著でした。もっと早く読んでおけばよかった。
    なかなか手を伸ばせなかった理由は、アウシュヴィッツ強制収容所に収監されたことを書いた本だ、ということを知っていたからで

    2
    2023年08月15日

    Posted by ブクログ

    グロ・残酷描写には耐性がある方だと思っていたけど、「解説」で書かれる虐殺には、さすがにすごく心が重くなった。もはや銃殺のが楽なんじゃないかと思ってしまうほどの、ひどい虐待に人体実験、あまたの屈辱。

    そんな生活の中で、作者はそれでも「自己維持のための闘いにおける心の武器」である「すてばちなユーモア」

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    4年ぶりに再読。アウシュビッツに実際に行くことに決め、その列車の中で読んだ。この本に、私は生きる意味を教えていただいた。私の人生を変えてくれた大切な1冊。

    0
    2025年06月09日

    Posted by ブクログ

    個人的に色々と重なり、心身ともに追い込まれた時期があった。様々な本を読んだけど、この本に最も救われた。西洋も東洋も哲学も心理学も結局は瞬間瞬間をいかに生きるか。未来も大事だがその期待は瞬間の積み重ねでしかない。ここに腹落ちするかどうか。この本は壮絶な体験の中でいかに生きるか、を我々に教えてくれる。歴

    0
    2025年06月01日

    Posted by ブクログ

    ある精神科医が極限状態における人間の心理状態を、その始まりから終わりまで自身も当事者となりながら見つめる…
    収容生活におけるユーモアもさることながら、突然自由になった人間がどうなっていくかというのも、とても興味深かった。フランクル氏の開放後に闇堕ちする人を救い出すのだと使命感が素晴らしい。

    人生の

    0
    2025年03月18日

    Posted by ブクログ

    精神の自由
    何人も過酷な状況下に置かれても、精神は自由であること。その自由が失われる時、人は死に向かい、そして死ぬのだと学びました。
    移送された直後の選別や解放された後に失った感情との向き合い方など体験した者にしか知り得ない地獄なのだと思いました。

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    人間的自由が全て剥奪され、(歴史上多分)命の価値が1番軽く扱われるという、特異な環境にいる人たちが、何を想い、どう行動したのか、そこから我々は何を学べるのか、というのが主題。この極限まで人間の尊厳をStrip downされた人が行き着く「生」の意味は洗練されていて、脳天に食らう感覚があった

    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    フランクルから直接話を聞いているような感覚の読書体験であり、それだけフランクルの感傷的な文章に引き込まれた。

    目を背けたいような残酷な状況に陥った時に、人間は2種類に分けられると述べられている。
    乗り越えられるものと破綻するもの。
    精神の自由な王国を築いたり、未来への希望を想像することで乗り越える

    0
    2025年01月17日

    Posted by ブクログ

    人間の美しさを信じようと思える作品。
    壮絶な体験をした筆者が綴る文章は、一つ一つが大変重く、耳を傾けなければと自然に思わせる尊厳があるように感じた。

    0
    2025年01月11日

    Posted by ブクログ

    人間の想像だけでつくる小説では描写不可能だろうなというほどの、想像を絶する状況と環境と事実。
    あの状況下においても、生きることを諦めなかった著者の精神力とこの思い出すだけでも絶望の淵にたたされそうになる体験を活字にしてくれた著書の勇気と行動力に感謝しなきゃいけないな、と思いながら読んだ。

    こういう

    0
    2024年12月01日

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