みかみてれんのレビュー一覧
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れな子は自分に自信の持てない人間だ。そんなれな子の前に、自分に自信しか持っていない女、真唯が現れ、れな子と真唯の親友恋人論争の中で、真唯から向けられる好意を信じることで自分のことを少しずつ信じられるようになっていく。
れな子(親友派) ⇔ 真唯(恋人派)としたならば、れな子が恋人を選択してしまったら、それはそれは自分の気持ちに嘘をつくことになる。かといって、親友を選択してしまった場合は、真唯の好意を裏切ること、すなわち真唯を信じないことになってしまう。
しかしそんな中、れな子が最後に出した結論は、"れまフレ"になることだった。
恋人になるということは、メタ視点で見るならば、 -
ネタバレ 購入済み
紫陽花さん編完結かと思ったら、まだちょっとだけ続くんじゃよ状態に
多分最後はマイと付き合うんだろうけどねー
カホちゃん編も始まったしどうなるか楽しみ -
購入済み
今まで見てきた作品は全部NLだったんですが、この作品を見て百合っていいな、、って思いました。
本当に、作品に登場するキャラクターみんなが魅力的で読んでて飽きないしとにかく面白いのでおすすめです! -
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みかみてれんへの信頼の貯金があったから読めているものの、これが初見だったら数十ページぐらいで損切りしていただろう。
・真唯がスパダリ属性すぎて現実感に乏しい。それにこの尊大すぎるキャラ付け、どう考えても一軍女子にはなれないんじゃないかな、とか。『ありおと』だと夏海とかひな乃ポジションになるんじゃないかと。
・全体的にキャラクター造形のリアリティーは『ありおと』より一段劣る。『ありおと』が別にリアリティに溢れていたというわけではないけれど、かなり、現実から乖離した動きをするようになった。けれど、全部がコミカルというわけではなく、あり得そうな人間的感情が物語には載っている。
・れな子も陰キャ -
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この作品はシリーズごとに特定のキャラクターに焦点が当てられていく仕組みで、今回はメインヒロインの絢の家族のお話。
それにしてもこの著者はなんていうか、こう、ちょっと抜けたスパダリにツッコむみたいなのが好きなんだな。
文化祭の夜、誰もいなくなった校舎で話し合うシーンはわりと良いシーンだったように思う。
あと、やっぱり、鞠佳が本当に陽キャで、前向きで、「うわ眩し!」となった。太陽を直視してしまったような強烈な陽の考え方に、ほ~ってなった。小説でもこういう陽キャを書いていいのか、と。
なんか、こういう考え方で生きてたらそりゃあ、クラスの人気者にもなるし、絶世の美少女に百万円で買われますし、徹 -
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前巻の最後で、教室でクラスメイトが見ている前でカミングアウトしてしまった鞠佳。
陽キャで一軍女子である鞠佳にとってはそれがカーストを揺るがす一大事となるという話。
第二部ということもあってこれまでのキャラクターが育ってきていて、キャラクターとの絡みが多かった。
色んな人とすぐに仲良くなれる鞠佳だからこそ、それぞれのキャラクターの置かれた境遇を目にする。
敵対グループの西田玲奈に追い込まれて、一方的な不利な条件(クラスメイト5人の水着姿を写真に収めてくる)という難題をクリアするために奔走する話なのだが、それはさすがにフィクションっぽいけれども、その設定のおかげで鞠佳が作品世界を飛び回ってく -
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今回は絢のバイト先のレズバーで鞠佳が働くお話。
バイト初日なのに仕事をそつなくこなしちゃう鞠佳に引け目を感じてしまう絢がとても可愛い。
最初の方の巻では、クールビューティーで性的にも一歩も二歩も先を歩いていた絢だったけれど、巻が進むにつれて、パワーバランスが変化していくのが面白い。それでも、お互いが、成長しあいたいと願うその心がとても綺麗だなあ、と。
あと、バイト先の大人の人に囲まれて、夜な夜な飲み会をしたり、なんだか新宿二丁目の大人の世界って感じもいい。
でも、鞠佳の、環境によって形を変えるようなポストアイデンティティ的性格は、とても今っぽいな。とか。
他にも色々と思い出深いシーン -
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第4巻はバレンタインデーのお話。
前巻でウェディングドレスを着てみんなの前でキスをして祝福をしてもらって大団円だったので、今回は第二部がスタートということだろう。
今回は前作に比べると友情のエピソードが多い。誰かの恋路を応援したり、一緒にチョコ作りに勤しんだり……
読んでいて思ったのだけれど、この鞠佳と絢は『マリア様がみてる』のヒロインカップル、福沢祐巳と小笠原祥子に似ている気がする。(ちなみに聖と志摩子が好きだったな)親しみやすいアイドルっぽくて下級生に慕われている感じの鞠佳と、自分に厳しく高貴な感じの絢。まあ、こっちは身も心も全身全霊で愛すのでまったく違うジャンルの話ではあるのだけれ