プチ鹿島のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
許可局で見せる飄々とした姿はどこへやら
熱のこもった文章だった。
ちょうど今年の台東京ポッド許可局を終えたのと同じ時期に読み終えたので、いろいろとシンクロするところも見える。
今年の許可局イベントはいつもと趣がちがってた。
10月から放送時間が月曜の24時と大幅に繰り上がる。ラジオのゴールデンタイムだ。
いつもの屁理屈ではなく、そんな自分たち、そして番組の未来を考える話が多かったように思う。
それもあって、『野心の塊』林真理子さんにゲストのマッチメイクを実現させたんだろう(こうやってウラのストーリーをあれこれ自分で組み立てるのが、教養としてのプロレスである)
『エネルギッシュでない -
Posted by ブクログ
「アントニオ猪木とは何だったのか」。多くのプロレスファンが散々語ってきたテーゼ。この書はそれを最も端的且つ的確に、それも分かりやすく解説している。
最終章とあとがきは、本書のまとめとしてかなり優秀な内容と構成になっている。新間寿の相変わらずの「愛憎」ぶりの不思議さを、あらためて分析している。ここでわかったのは、「プロレスは勧善懲悪だ」という理論が間違っていたことだ。この理論は力道山時代や、ジャイアント馬場がメインイベンターだった頃まではそのとおりだったのかもしれない。そしてこれを越えていったのがアントニオ猪木だったということだ。プロレスにはベビーフェイス(善)とヒール(悪)がある。これらは絶対 -
Posted by ブクログ
共著になっているが、基本的にはフミサイトウのインタビュー。昔から彼の話は面白い。
とはいえ、プチ鹿島の十分な知識量と「聞き手と解説役になる」という姿勢が本書の魅力になっているのは明白。
プロレスはリベラルで、とても進んでいたジャンル(斎藤)420
定説では「力道山は日本領だった朝鮮で日本国籍として産まれ、戦前に長崎県で養子に入って戦後を迎えたので、産まれた時から死ぬまで日本国籍だ」だが実は怪しい。長崎県の戸籍も「謎の戸籍」で、これはアメリカ指導の文化政策で日本政府が力道山に超法規的措置の可能性がある(プロレス文化政策のため)。帰化もしていない416
「力道山が憎きアメリカ人を空手チョップ -
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Posted by ブクログ
「そこまではしないよね」という最低限の信頼の底が抜けた感じの政治が続いている。
公文書を改ざん・破棄し証拠を消して、ウソをつき通したり答えないという理不尽がまかり通る社会が出来上がった。
日本は「法律違反ではない」という逃げ道を作れば、何でもやったもの勝ちの権力者優遇の社会になってしまった。
近年の自民党政権の負の遺産が蓄積しすぎて、ひずんだ政治倫理や日本経済の再生出口が見えない状態に陥っている。
こんな時に「そこまでしてたのか!」という某宗教団体と政治家の密な関係が問題になっている。
某氏が「美しい国へ」なんて言い出した頃から、何か気持ち悪さを感じていたが、その理由の一端が銃撃事件で明らか -
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