プチ鹿島のレビュー一覧

  • 教養としてのプロレス

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    ひとこと「面白かった」

    自分が著者と似たようなプロレス体験を経てるせいか
    「うんうん、分かる分かる」と頷きながら読み進めた感じ。
    他の方の感想にあった「そこまでプロレスにこじつけなくても…」は90年代の活字プロレスの洗礼をウケた人ならば、ついプロレスに結び付けて考えてしまう癖がついてるので、やむを得ないでしょうね。

    緊張と緩和、虚と実、感情の爆発
    昭和は遠くなり、平成すらも過ぎ去った令和の現在も
    プロレスは新たな進化を遂げている…のだろうと、昭和のプロレス者である自分は遠くから眺めている。

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    2021年06月14日
  • 芸人式新聞の読み方

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    「オワコン」、「オヤジジャーナル」と言われている新聞の楽しみ方を語った本であるが、読む切り口を擬人化して楽しむ術は、分かりやすくて楽しくなる。

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    2019年09月09日
  • 教養としてのプロレス

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    許可局で見せる飄々とした姿はどこへやら
    熱のこもった文章だった。

    ちょうど今年の台東京ポッド許可局を終えたのと同じ時期に読み終えたので、いろいろとシンクロするところも見える。

    今年の許可局イベントはいつもと趣がちがってた。
    10月から放送時間が月曜の24時と大幅に繰り上がる。ラジオのゴールデンタイムだ。

    いつもの屁理屈ではなく、そんな自分たち、そして番組の未来を考える話が多かったように思う。
    それもあって、『野心の塊』林真理子さんにゲストのマッチメイクを実現させたんだろう(こうやってウラのストーリーをあれこれ自分で組み立てるのが、教養としてのプロレスである)



    『エネルギッシュでない

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    2016年09月18日
  • 半信半疑のリテラシー

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    たまにはエッセイ風の時事ものでも。
    内容は納得できるものもあるし、ラジオやその他媒体で聞いたものもあるし、どこかで聞いたものが載ってるのはタレント本として「あるある」だと思う。「ですます調」と「である調」が混在するのも「あるある」だけど、かえって読みにくい。同じ内容が何度も出てくるのも「あるある」。こういう部分はちゃんと構成をしてほしい。
    とは言え、「報道を考え直したいな」みたいな事をちょっと考えてる人にはおすすめ。

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    2025年07月10日
  • 教養としてのアントニオ猪木

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    「アントニオ猪木とは何だったのか」。多くのプロレスファンが散々語ってきたテーゼ。この書はそれを最も端的且つ的確に、それも分かりやすく解説している。
    最終章とあとがきは、本書のまとめとしてかなり優秀な内容と構成になっている。新間寿の相変わらずの「愛憎」ぶりの不思議さを、あらためて分析している。ここでわかったのは、「プロレスは勧善懲悪だ」という理論が間違っていたことだ。この理論は力道山時代や、ジャイアント馬場がメインイベンターだった頃まではそのとおりだったのかもしれない。そしてこれを越えていったのがアントニオ猪木だったということだ。プロレスにはベビーフェイス(善)とヒール(悪)がある。これらは絶対

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    2024年02月12日
  • プロレス社会学のススメ コロナ時代を読み解くヒント

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    共著になっているが、基本的にはフミサイトウのインタビュー。昔から彼の話は面白い。
    とはいえ、プチ鹿島の十分な知識量と「聞き手と解説役になる」という姿勢が本書の魅力になっているのは明白。

    プロレスはリベラルで、とても進んでいたジャンル(斎藤)420

    定説では「力道山は日本領だった朝鮮で日本国籍として産まれ、戦前に長崎県で養子に入って戦後を迎えたので、産まれた時から死ぬまで日本国籍だ」だが実は怪しい。長崎県の戸籍も「謎の戸籍」で、これはアメリカ指導の文化政策で日本政府が力道山に超法規的措置の可能性がある(プロレス文化政策のため)。帰化もしていない416

    「力道山が憎きアメリカ人を空手チョップ

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    2023年12月31日
  • ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実

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    川口浩探検隊の世代ではないので少し割引かも

    ヤラセというと、視聴率のためという印象だが、むしろ現場の制作する人のクリエイターの創作意欲がそうさせている印象

    少なくともそこには熱いものがある

    終盤、話が広がってくるとなんかなあという印象を受けた

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    2023年08月26日
  • プロレス社会学のススメ コロナ時代を読み解くヒント

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    タイトルが全く気にいらないけど。
    でも、単なるプロレス雑談としたは、
    極めて高いレベルの雑談で面白かった。
    難しくする必要は無いと思う。プロレスを。

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    2023年05月20日
  • お笑い公文書2022 こんな日本に誰がした!プチ鹿島政治コラム集

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    「そこまではしないよね」という最低限の信頼の底が抜けた感じの政治が続いている。
    公文書を改ざん・破棄し証拠を消して、ウソをつき通したり答えないという理不尽がまかり通る社会が出来上がった。
    日本は「法律違反ではない」という逃げ道を作れば、何でもやったもの勝ちの権力者優遇の社会になってしまった。

    近年の自民党政権の負の遺産が蓄積しすぎて、ひずんだ政治倫理や日本経済の再生出口が見えない状態に陥っている。
    こんな時に「そこまでしてたのか!」という某宗教団体と政治家の密な関係が問題になっている。
    某氏が「美しい国へ」なんて言い出した頃から、何か気持ち悪さを感じていたが、その理由の一端が銃撃事件で明らか

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    2022年08月20日
  • 教養としてのプロレス

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    プロレスが好きなことに対して理論武装してしまった世代の我々には、面白く読める本だった。

    今でこそプロレスの「こと」が知られるようになってきて、いつのまにか自分の中で折り合いがついてしまっているが、ミスター高橋の本が出るまでは、本気でプロレスを見ていた。

    そういう意味では、あまり騙されたとか裏切られたとか、そういうことに慣れたとかいう気持ちには共感は出来なかった。

    全日派の純粋な子供だったからか、天邪鬼なせいか。

    色々な本も紹介されていて、ここから膨らむ本でもあった。

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    2021年07月13日
  • 教養としてのプロレス

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    プロレスファンの考え方を、一般の生活に活かせるためにどうすれば良いかという内容のエッセイ。
    なんといっても、プロレスのあれこれについての理解がちゃんとしていて、いい作家ですね。
    プロレスに興味の無い人も、これを読めばそれなりにプロレスに詳しくなるだろうし、興味を持つようになるんじゃないかな。

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    2018年09月27日