プチ鹿島のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
時事芸人プチ鹿島さんが、地元の信濃毎日新聞に掲載しているコラムを
切り口別にまとめたもの。
したがって時系列は前後するが、問題意識はひしひしと伝わる。
毎朝14誌を読み、
ダースレイダーさんとYoutube番組「ヒルカラナンデス」を毎週金曜日に配信し、
その流れで選挙を取材し「センキョナンデス」「シン・ちむどんどん」などの映画監督もし、
文化放送武田砂鉄の番組でもレギュラーを持ち、
荻上チキセッションにも呼ばれ、、
その一方で「明鏡止水」という単独ライブもするマルチタレント。
私が彼を知った最初は「東京ポッド許可局」だったかな。
好感が持てる方だ。
彼が政治に持つ疑問点はほぼ同感。
違うと思ったところ、あったかなあ。
極めてノーマルだと思う。
逆に、裏金や統一教会なんてどうでもいいから
自民を安定させて経済を良くしろ、という人の方が不思議。
なんでそんなこそこそやる人たちの行う政治がいいと思えるのか。
2月に行われるであろう選挙はそこが問われることになる。
もちろん物価高の不況はつらいし、
財務省の緊縮、増税路線は反対だけど、
せこい、ずるい人たちを正当化することはできないなあ。
そもそも景気浮揚物価鎮静のための予算も通さず、
国会が始まればいろいろ追求されて支持率が下がることが目に見えているから、
2月の選挙に走ろうというせこさ、、、
恥ずかしい、というものがないのかね。
鹿島さんのコラムから、そういうものがにじみ出ているように思える。
トップニュース 西に東に、選挙探検記
PART・1 選挙とSNSがわかれば日本がわかる
PART・2 安倍首相から石破首相、その先へ
――民主主義、危機一髪
PART・3 日本政治、残念ながら理不尽な真実
PART・4 タモリさん吉永小百合さんが見抜いたこと
PART・5 自分ごととして、沖縄問題を考える -
Posted by ブクログ
もう10年以上たつのか、podcast東京ポッド許可局で初めて知ったプチ鹿島さん。
コメディアンでありながら、毎朝新聞13紙(だったかな?)を読む。
時事芸人を自称している。
そんな彼の政治ネタは切り口鋭く、盟友ダースレイダー氏と選挙戦に乗り込み、
映画まで作ってしまう。
「選挙ナンデス」「シン・ちむどんどん」
youtubeの「ヒルカラナンデス」も毎週金曜のお楽しみだ。
そんなプチさんの著作。
内容は上記媒体で聴いているものと大差ない。
新鮮味があるわけではない。
むしろ違和感がある。
「キツく」読めてしまうのである。
プチさんが、あの軽妙な語り口で話すから、
どこかコミカルで、ウィットがあって、なごめるのだ。
文章だとさすがにその要素は消える。
なので途中から脳内変換して、プチさんの語りを思い出しながら読んでみた。
そうすると、いつも通り楽しく聴ける、いや、読める、
そんなこころもちになった。
それにしても、、、
この本の後も西田参議院議員がひめゆりの塔に対して吠え、
齋藤兵庫県知事は第三者委員会に「知事の指示で個人情報公開」といわれても、
「その認識はない、県政に邁進」と言い張る。
野党も選択的夫婦別姓で維新と国民は、票田が半別姓と見るや後退するし、
小泉農相が古米古古米放出で動き出すと、「豚の餌」と揶揄するし、、、
あればだぶつきを押さえるためにあえてそうしていただけで、
十分食えるものなのに、、
103万円の壁問題を突いたときは玉木さんお見事と思ったけど、
馬脚を現したな。この時期の不倫からしてまずかったよ、、
そして間もなく都議会議員選、参院選。
ネタには事欠かないプチさんだ。
I 「裏金騒動」の泥沼にズブズブとはまった自民党
2世議員でも官僚出身でもない松野官房長官
「裏金1000万超」疑惑に見る「政治とカネ」問題の“深刻さ”
安倍元首相はキックバック問題に“激怒”したのか
新聞読み比べで見えてきた「報道のニュアンスの差」とは
「全国に裏金」疑惑をスクープ――参院選・広島選挙区
「大規模買収事件」をめぐり、地元紙が果たした“役割”
二階元幹事長が「5000冊、1045万円分」も購入した
“ウワサの本”を読んでみた。その内容とは
政治家を「先生」と呼ぶ記者にビックリ、さらに驚いた瞬間
二階元幹事長の「不出馬会見」で気になった“場の空気”
裏金の多さは自民党「3位」なのに、萩生田氏の処分はなぜ軽い
「処分の線引き」をめぐるミステリー
「どうせ国民は裏金問題を忘れる」照ノ富士の優勝パレードに出没
“萩生田光一2728万円”はなぜ「もう大丈夫」と思ったのか
「再調査は?」に沈黙――自民党が「もうええでしょう」で
終わらせたい“裏金&統一教会問題”の深すぎる闇
Ⅱ 石破新体制でも選挙敗北 与野党伯仲時代の到来
「カルトだよ。危ないよね」石破茂新体制を生んだ“究極の選択
”自民党議員たちが高市早苗を選ばなかった“想像以上の嫌悪感”
「負けたら石破の責任、勝ったら裏金はチャラ」
石破茂は自分が“使い捨て総裁”だといつ気づくのか
安倍派は大激怒、石破首相はふにゃふにゃ
自民党の“内戦”がいまいち盛り上がらない「残念な理由」
「悪夢の民主党政権」「そんな人たち」
石破茂首相が“なんか安倍氏に似てきた”悲しいブーメラン
「え、今?(苦笑)」選挙中の萩生田光一が
突然の質問に発した“なんとも歯切れの悪い一言”
議席が25%減、代表も落選――公明党が“最大の負け組”になっても
変わらない「聖教新聞」の“大本営発表”感とは
玉木雄一郎「不倫より政策」がスキャンダル報道を変える?
かつては武勇伝、今は命取り「政治家の下半身」問題の今後
Ⅲ 「安倍元首相暗殺」から始まった派閥政治の黄昏
安倍元首相死去、新聞各紙はどう報じたか
「『敵』と決めると手厳しいが、『味方』と認めると……」
安倍元首相、〈吉田茂以来55年ぶり〉異例の「国葬」へ
「民主主義を守り抜く」岸田首相の“決断”に足りないもの
「安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生」
野田佳彦が「追悼演説」で見せた“プロレス愛”がすごすぎた
岸田首相に「安倍化」の兆候? 自著で語っていた“戦法”
「政治家は、罵倒されたからと言って…」
「パンツ泥棒」疑惑の議員も……
自民党最大派閥・安倍派「会長レース」の行方は?
安倍元首相「国葬儀」から1年――世論の反対を押し切って断行
岸田政権が「歴史に刻んだもの」とは
「押し切ったらいけてしまった」岸田文雄首相が「聞く力」を捨てて
独断型に変わった“あの国葬の成功体験”
Ⅳ 「岸田政権の卒アル」から消せない記憶の数々
旧統一教会問題も「なかったこと」に?
「安倍派」後継争いの有力者・萩生田光一の“ずるい振る舞い”
国会で「所管外」答弁を12連発、「気球に聞いて」と珍発言も
デジタル相・河野太郎の“言い分”は
高市早苗「言った、言わない」でまたトラブルに
「行政文書問題」よりもギョッとした“国会答弁”
松川るいは「まじめな研修」とキッパリ、今井絵理子は……
自民党「フランス研修」が問題提起したこと
「人権侵犯」認定された自民党・杉田水脈がまた出世
「環境部会長代理」に推したのは誰なのか?
Ⅴ 2024年夏、都知事選 小池百合子を追いかけて
「自己責任論」に火をつけたのは小池百合子だった
あらためて「イラク3邦人人質」記事を読み直す
小池百合子の「学歴詐称疑惑」がまた再燃
街頭演説で見せた驚きの「ヤジ対応」とは?
「つばさの党の選挙妨害」と「札幌のヤジ排除」の本質的な違いを
ヤジ問題のエキスパートに聞いてみた
「都議会のドン」を猛批判していた「百合子の乱」から8年
小池都政の“不都合な事実”とは?
記者会見ではしどろもどろ――
関東大震災「朝鮮人虐殺」をめぐる小池都政の“負の遺産”
小池百合子の記者会見で「事件」が発生
いよいよ東京都知事選、メディアはどう伝えるべきか?
東京都知事選、史上最大のピンチ!
小池百合子が「街頭演説を避ける」2つの理由とは?
街頭よりプロレス。小池百合子都知事が選挙期間中に
仕掛けた“場外戦”はなにが問題だったのか
Ⅵ オールドメディア「ふてほど」の罪
読売新聞の記者はなぜ「捏造」したのか?
「訂正記事にも問題が……」というまさかの展開
“兵庫のおねだり知事”斎藤元彦と大阪維新の凶悪すぎるタッグ
「阪神・オリ優勝パレード」担当はなぜ追い詰められたのか
斎藤元彦“SNS流言合戦”にオールドメディアはダンマリ
「選挙になるとマスコミが大人しくなる問題」をどうすべきか?
「自民党に石破首相を支える空気はない」
“石破取材の第一人者”が語る異様な孤立っぷり26
「ふてほど」でも「50-50」でもない……
「2024年の本当の流行語大賞」とは?
“生稲晃子議員の靖国参拝報道”はオールドメディアの敗北か?
「マヌケすぎるミス」の後に、共同通信が守った“最後の一線”とは
「3番目ぐらいの新聞に行ったほうが早くトップに」と読売新聞に
98歳まで現役だった渡辺恒雄の「一貫した行動原理」とは?
あとがき -
Posted by ブクログ
書名は狙って「教養としての」と付けたのだろう。
おそらく反応が違うのだ。
では中身が伴わないかと言うとそうでもない。ア
ントニオ猪木の生き様、その「ストロングスタイ
ル」を貫いた人生を考察しています。
つまりノンフィクションに近い訳で、それを「教
養としての」と表現したと思えます。
果たして、アントニオ猪木とは何者であったので
あろうか。
一人のプロレスラーの枠に収まらない、破天荒と
も言える人生をこの本では一言であ表しています。
「遠くから見ているから魅力的だった」
一緒に生活していた近くの人たちは、猪木氏に振
り回されて大変だったろう、という結論に行き着
いています。
稀代のエンターテイナーであったアントニオ猪木
の全てが分かる一冊です。 -
Posted by ブクログ
日本政治て絶望感がすごい…
わかります!私もそんな気持ちです。
そんな絶望的な日本政治を笑いに変えてくれるのがこの本です。
新聞の合わせ読みをする芸人プチ鹿島さんが書いてる本ですが、これが面白い!
読むと日本の政治家てこんなにギャグを大真面目に言ってるのかと思う。呆れるほどの笑いが生まれます。
(本来政治はそれはダメですが)
目次を見るだけでも読みたいてなりますよね。
例としてはパンツ泥棒や、取材しないで記事を書く四国新聞やパパ活する菅前総理の長男など、
なんか面白い匂いがしてきます。
政治てよくわからない方はぜひ、読んでみてください。
ギャグ満載でちょっとは政治を考えるきっかけになるかもです。
中学生や高校生もおすすめかもです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレダースレイダーさんとやってるYoutube「ヒルカラナンデス(仮)」でプチ鹿島さんを知り、面白い人だなーと思って手に取った本。
いやー、すげー面白かったです。
私は普段新聞は全く読まない。
ただ、ネット記事は読む。ただし、特にネタ元がどの新聞かは意識したことはない。
理由は単純で、新聞読まないからどの新聞がどんなスタンスなのかがいまいちわからないからだ。たいして興味もないし。朝日が反政権で、読売が政権寄りくらいは知ってたけど。
そんな中、この本読んでかなり各新聞社がイメージできた。
以下の擬人化が秀逸である。
読売新聞:ネベツネ
産経新聞:いつも小言を言ってる和服の(ネトウヨ)おじさん
朝日新聞:高級な背広を着たプライド高めなおじさん
毎日新聞:書生肌のおじさん
東京新聞:問題意識が高い下町のおじさん
日経新聞:現実主義のビジネス一筋おじさん
このキャラを頭に入れた上で、この記事はどこがネタ元か?を考えるとたしかに面白く記事が読めそう。
あと、朝刊スポーツ紙と夕刊紙も全然知らなかったから、「なるほどな-」と思いながら読ませてもらった。ただ、朝刊スポーツ紙は読もうと思わないな・・野球も芸能人も全く興味ないので。違いがわかったのは良かったけど。
夕刊紙はキャラ立ちしてて良い。
東スポは昔は人面魚とか面白いネタがあったけど、そっか、今はあーいったネタはNGなのか。。ツマラナイな。コンプライアンスとかポリティカル・コレクトネスとか、この本でも指摘されてたけど、「不寛容」になった結果だろうな。。
「毎日真剣に怒ってるおじさん」=「ゲンダイ師匠」のキャラがすげー好き。
今後、日刊ゲンダイの記事は注目してみてみよう。
プロ野球席に例えるのもわかりやすくて良い。
一塁(ホーム)側が「読売」「産経」で、三塁(アウェー)側が「朝日」「毎日」「東京」。わかりやすい構図。
ただ、最近のスクープは、黒川氏の麻雀賭博も含めて「週刊文春(文春砲)」だ。なんか、スクープはすべて文春に持っていかれてる気がする。立場を知ると面白くなるし楽しめるのは良いのだけど、そもそも各新聞社は、極と極で罵り合っているだけで、メディアの役割は果たしているのだろうか?
しかも、本来批判しなくてはならない政権・官僚とはベッタリのまま。記者クラブもいまだに温存されている。
この本で「中間層」が薄くなってきているとあったが、その原因の一翼は間違いなくこれらメディアにもある。
私としては、この本で知った立場を楽しんでネタを観つつも、メディアに対しては常に批判的な立場であり続けようと思う。メディアは民主主義の要なので。 -
Posted by ブクログ
「芸人式新聞の読み方」は「相対式新聞の楽しみ方」でした。東京ポッド許可局で知ったプチ鹿島は時事芸人を自称するだけあってかなりディープな新聞の読み手、そんな彼が一貫して主張するのは嗜好品としての新聞です。ストリーミングの時代のLP、とか加熱式タバコに対してのシガーバー、とか電気自動車とは真逆のクラシックカーレース、とか富裕層のおじさま的な嗜み領域に日々の新聞も突入か?中央5紙プラス東京地方紙としての東京新聞を読み、スポーツ新聞も一通り目を通し、さらにはゲンダイ、ブジ、東スポの夕刊紙まで網羅する読みっぷり!さすがにお金と時間が無いと出来ない楽しみ方にも思えます。しかし、新聞が贅沢品と言っている訳でもありません。ジャーナリズムという言葉がなんとなく持っている「正しい」「正しくない」と正義を振りかざすような絶対性ではなく、それぞれの立場からのフィルターのかかった情報を楽しむ、メディアリテラシーの育成のススメ、でもあります。そういえば最近では朝日は「桜を見る会」のことをバンバン書くし読売はなるべく触れないようにしている現象もそれぞれの新聞の立場、もしくはキャラを理解すればメチャ楽しめる、ということを言っています。そういう意味で各新聞のキャラ分析も当たっている!と思いました。特に東京新聞の「問題意識の高い下町のおじさん」はツボにハマりました。でも…こういう相対的なスタンスが「真実の終わり」状態を作るのかな、と要らぬ心配もしてしまいました。「2050 年のメディア」の後は、また新聞系読書でした。
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Posted by ブクログ
「教養としてのプロレス」プチ鹿島著(双葉文庫)を読んだ。
難しいことをわかりやすく言える人が本当に頭のいい人ならば、文系芸人の著者は恐ろしく頭のいい人だ。そして、謙虚。少しの屈折も抱えているが。ぞれでこそ、プロレスファンだ。
プロレスファンは常に「あんなものショーだ。八百長だ」という視線に抗い、プロレスは大好きだけど、プロレスなんかが好きな俺、という自己矛盾を抱えて内面はぐちゃぐちゃだ。
しかし、その矛盾こそ、葛藤こそ、0か1か、揚げ足取りと上手いことを言い捨てるSNS社会にこそ必要だと著者は力説する。
人生、白と黒で割り切れる事ばかりではない。
「底が丸見えの底なし沼」(週刊ファイト〈既に廃刊〉の故井上編集長)を、ゴーグルもボンベも使わず、身体一つで泳ぎきった男の快作。
〈目次から〉
・私はプロレスファンだったからオウムに入信せずにすんだ
・幻想としてのヘラクレス・ローンホーク
・WBCとは力道山時代のプロレスである
・プロレスは社会全体の価値観の変遷を映している
・ファンタジーの体現者アンドレ・ザ・ジャイアント
・中畑清は、80年代からSNS時代にやってきた
・プロレスも人生も「受け身」が重要である -
Posted by ブクログ
子供の頃に夢中になって観ていたテレビ番組「水曜スペシャル 川口浩探検隊」。もう番組自体を知らない人達のほうが多いんでしょうね。謎の生物を追いかけるヤラセの番組、といえば何となく聞いたことがあるかも。
著者のプチ鹿島氏は当時制作に関わったスタッフへのインタビューを重ねて昭和の子供達をテレビの前に釘付けにした伝説的な番組の深層を追っていく。またこの番組の時代背景やここから派生していった数々の番組なども深掘りしていく。
ヤラセ番組、とのちにお笑い的に語られる番組だけど場所の選定、何を発見させるか、仕込みや、バラエティとしてどう見せるかほんと真剣で、スタッフ達の苦労話が熱い。
ただ途中まではメインスタッフではなく当時のお手伝い的なスタッフの話が多く、同じ話の繰り返しでちょっとダレてきたが、最後の最後で出てきた当時のメインスタッフである構成作家のインタビューが抜群に面白かった。これぞ昭和のテレビマン。もうぶっ飛んでる。川口浩探検隊がなぜあんなに面白かったのか分かった気がした。
制作側も視聴者側もヤラセをヤラセと分かって観ていたいい時代の番組の裏話。楽しいノンフィクションでした。