【感想・ネタバレ】ヤラセと情熱 ―水曜スペシャル 川口浩探検隊の「真実」―のレビュー

あらすじ

70年代後半から80年代にかけ、世界を股にかけ未知の生物や未踏の秘境を求めた「川口浩探検隊」。ヤラセとの誹りを受け、一笑に付されてきたこの番組の「真実」を捜し求めるノンフィクション。当時の隊員たちに、その信念を問い、探検という名の撮影で、何が起きていたのかが明らかに。そして、番組が終わる遠因になったと隊員たちが語った「アフタヌーンショーヤラセ事件」とは――。ヤラセとは何か、演出とは何か。テレビの本質にまで踏み込む、危険な探検録。多くの書評欄で絶賛を受けた著者の代表作、ついに文庫化!

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Posted by ブクログ

昔ヤラセだろと思いつつ(その当時はヤラセという言葉は無かったが)ワクワクして見ていた川口探検隊、そしてあの徳川埋蔵金、世間を揺るがせたワイドショーのリンチ事件…現在まで繋がるバラエティの源流。真実とヤラセ境い目はどこか。更に「伝説のテレビマン」と特別章の草野仁さんのモノローグは圧巻。このノンフィクションは芸能史に残る、いや残すべき一冊!

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2026年05月29日

Posted by ブクログ

子供の頃に夢中になって観ていたテレビ番組「水曜スペシャル 川口浩探検隊」。もう番組自体を知らない人達のほうが多いんでしょうね。謎の生物を追いかけるヤラセの番組、といえば何となく聞いたことがあるかも。

著者のプチ鹿島氏は当時制作に関わったスタッフへのインタビューを重ねて昭和の子供達をテレビの前に釘付けにした伝説的な番組の深層を追っていく。またこの番組の時代背景やここから派生していった数々の番組なども深掘りしていく。
ヤラセ番組、とのちにお笑い的に語られる番組だけど場所の選定、何を発見させるか、仕込みや、バラエティとしてどう見せるかほんと真剣で、スタッフ達の苦労話が熱い。

ただ途中まではメインスタッフではなく当時のお手伝い的なスタッフの話が多く、同じ話の繰り返しでちょっとダレてきたが、最後の最後で出てきた当時のメインスタッフである構成作家のインタビューが抜群に面白かった。これぞ昭和のテレビマン。もうぶっ飛んでる。川口浩探検隊がなぜあんなに面白かったのか分かった気がした。

制作側も視聴者側もヤラセをヤラセと分かって観ていたいい時代の番組の裏話。楽しいノンフィクションでした。

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2026年05月23日

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