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Posted by ブクログ
「教養としてのプロレス」プチ鹿島著(双葉文庫)を読んだ。
難しいことをわかりやすく言える人が本当に頭のいい人ならば、文系芸人の著者は恐ろしく頭のいい人だ。そして、謙虚。少しの屈折も抱えているが。ぞれでこそ、プロレスファンだ。
プロレスファンは常に「あんなものショーだ。八百長だ」という視線に抗い、プロレスは大好きだけど、プロレスなんかが好きな俺、という自己矛盾を抱えて内面はぐちゃぐちゃだ。
しかし、その矛盾こそ、葛藤こそ、0か1か、揚げ足取りと上手いことを言い捨てるSNS社会にこそ必要だと著者は力説する。
人生、白と黒で割り切れる事ばかりではない。
「底が丸見えの底なし沼」(週刊ファイト〈既に廃刊〉の故井上編集長)を、ゴーグルもボンベも使わず、身体一つで泳ぎきった男の快作。
〈目次から〉
・私はプロレスファンだったからオウムに入信せずにすんだ
・幻想としてのヘラクレス・ローンホーク
・WBCとは力道山時代のプロレスである
・プロレスは社会全体の価値観の変遷を映している
・ファンタジーの体現者アンドレ・ザ・ジャイアント
・中畑清は、80年代からSNS時代にやってきた
・プロレスも人生も「受け身」が重要である
Posted by ブクログ
許可局で見せる飄々とした姿はどこへやら
熱のこもった文章だった。
ちょうど今年の台東京ポッド許可局を終えたのと同じ時期に読み終えたので、いろいろとシンクロするところも見える。
今年の許可局イベントはいつもと趣がちがってた。
10月から放送時間が月曜の24時と大幅に繰り上がる。ラジオのゴールデンタイムだ。
いつもの屁理屈ではなく、そんな自分たち、そして番組の未来を考える話が多かったように思う。
それもあって、『野心の塊』林真理子さんにゲストのマッチメイクを実現させたんだろう(こうやってウラのストーリーをあれこれ自分で組み立てるのが、教養としてのプロレスである)
『エネルギッシュでない、上にいこうとしない人間が人を惹きつけることはできない』
第16章 時に、勝利に固執する より
第2芸能界から第1芸能界へ歩き出した鹿島さんのガチな感情が、剥き出しになっている。
この感情をビジネスに応用するのが、プロレスである
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