麻田雅文のレビュー一覧

  • 日ソ戦争 帝国日本最後の戦い

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    あまり語れることのない日ソ戦争について詳しくかかれておりとても面白かった。この戦争による影響が今も色濃く残っているんだなと。日本がソ連に対して和平を申し込む間にソ連側は粛々と戦争の準備をして気づいたら領土を奪うというソ連の狡猾さに驚いた。アメリカがソ連に頼まなければまた歴史も変わったのか。

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    2025年05月25日
  • 日ソ戦争 帝国日本最後の戦い

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    前提知識がなさすぎて、ほとんど理解できなかったのが正直なところだけど、性暴力に関する文章が印象に残ったしきつかった。起こってしまったことはどうしようもないことにしろ、最も犠牲を生まない結果になれなかったのかというふうに思う。そもそも戦争するなよって話ではあるんだけども。

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    2025年04月13日
  • 満蒙 日露中の「最前線」

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    本著は、蒙満を主にロシア・ソ連の観点で考察している点が面白く、且つ貴重。
    自分自身、日露戦争後、日本が中国東北部での勢力を確たるものにできた、との認識を持っていたが、実は、その後もロシア・ソ連の影響力は続き、日本の外交もロシア・ソ連の関係性を重視していたことが分かる。
    (因みに、後藤新平は親露派だし、海軍も対米の観点で親露派といわれている)

    本著から、当時の鉄道の持つ重要性が理解できる。
    満鉄もそうだが、中東鉄道もロシア政府と一体となった形での運営がなされており、鉄道は、産業との兼ね合い、軍事戦略上の位置付け(名目として鉄道を守るための軍人配置)、開拓移民等々、様々な意味合いを持っていた。

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    2022年04月11日
  • 知略の本質 戦史に学ぶ逆転と勝利

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    圧倒的不利な状態から逆転した4つの戦争の事例を挙げて、リーダーシップの本質を分析した本。

    歴史を分析することの大切さはよく理解出来たが、歴史に弱い自分にとっては、まず戦争の歴史を理解するところでかなりの時間がかかってしまい、最後の方は流し読みになってしまった。
    じっくりと時間をかけて読むべき本であり、日を改めて通読してみようと思う。

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    2020年02月11日
  • シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争

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    第一次対戦末期の激動の時代。世界の力関係も刻々と変わり、昨日の敵が今日の友、政治による駆け引きと、武力による力関係で、不条理なこともたくさんあっただろうと思う。
    原敬が総理大臣の頃は、総理大臣は今よりも、全然権限がないこと、などあまり知らなかった。
    また、レーニンの革命直後の不安定な状況、山県有朋と原敬の関係など、臨場感のある筆致だった。
    軍が内閣と別に権力を持ってること、様々な人の思惑の相違からシベリアからの撤退が遅れるなど、誰かが、強力な意思を持ち、早く判断し、ぐいぐい引っ張れるといいのにと思ったか、それが、ファッショに繋がる考え方なのかも知れない。

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    2016年12月06日