シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争

シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争

946円 (税込)

4pt

1917年11月に勃発したロシア革命。共産主義勢力の拡大に対して翌年8月、反革命軍救出を名目に、日本は極東ロシアへ派兵、シベリア中部のバイカル湖畔まで占領する。だがロシア人の傀儡政権は機能せず、パルチザンや赤軍に敗退を重ねる。日本人虐殺事件の代償を求め、北サハリンを占領するなど、単独で出兵を続行するが……。本書は、増派と撤兵に揺れる内政、酷寒の地での7年間にわたる戦争の全貌を描く。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    知らなかった歴史を知ることができ、興味深く読みました。

    尼港事件については本書で初めてその内容を知り、言葉を失いました。

    情報の取り扱い、意思決定のルート、様々な立場の人たちの思惑がからんだ先に起きてくる様々な事象に、これは過去のことと割り切ってしまってはいけないと、身が引き締まる思いでした。

    0
    2025年04月17日

    Posted by ブクログ

    歴史においてあまりクローズアップされないシベリア出兵ですが、実は後の第二次世界大戦にもつながっていく非常に重要な出来事でありました。 共産主義のソヴィエトを警戒する意図だけではなく、欧米諸国からの圧力、そして第一次世界大戦の分け前を得るために欧米諸国にアピールしなければならなかった背景など、この本を

    0
    2024年08月16日

    Posted by ブクログ

    シベリア出兵についてあまり書かれていないとあとがきでは述べられていたが、その後結構書かれていると思われる。朝日新聞で紹介されていた本である。
     歴史というよりも日本のシベリア出兵における政治史であるというのは、原敬日記をもとにしているのからかもしれない。
     歴史の教科書に書かれていない詳細な記述であ

    0
    2023年01月25日

    Posted by ブクログ

    [七年の逡巡]日本史の教科書でもちょこっとしか取り上げられないシベリア出兵。七年に及んだこの出兵の背景を分析するとともに,それが国際政治に与えた少なくない影響について考察した作品です。著者は,1980年生まれの新進気鋭の日中露関係史研究者である麻田雅文。


    目の付け所だけですでに満点を叩き出したく

    0
    2017年12月11日

    Posted by ブクログ

    我々日本人にも印象が薄い「シベリア出兵」を体系的に理解できる一冊。かくいう私もシベリアというとWW2後のシベリア抑留のイメージが殆どであり、本件については学生時代に知った程度であった。

    WW1やロシア革命との関係や共同出兵した連合国との軋轢などは興味深かったし、以後の日中戦争、太平洋戦争へと突き進

    0
    2017年09月08日

    Posted by ブクログ

    これは読んでよかった。

    教科書で触れたシベリア出兵、正直なんでこんなことをしたんだろうと思っていた。第一次世界大戦が起こって、同盟の関係で大陸に行って、でも撤退したのが遅くて批判…てくらいしか触れてなくて、全然意味が分からない。

    分からないのは、知らないから。この本を読んで、全部納得した。外交の

    0
    2017年08月19日

    Posted by ブクログ

    ロシア革命の混乱の中、第一次世界大戦の終結への諸外国と人々の思惑によってシベリアの地に出兵された、その7年間について分かりやすく書かれています。出兵に意味はなかったと言われていて日本も多くを失ったのですが、では誰が出兵させたのか、なぜ幕引きが出来なかったのか。一人の人間が単純に決めたことではない舞台

    0
    2017年08月11日

    Posted by ブクログ

    ロシア革命による混乱に乗じて各国が利権を得ようと介入したシベリア出兵。自分が生まれる前に他界した父方の祖父(富山)はこのシベリア出兵に従軍していた。朝鮮の光州でも商売やっていたので、大陸に何か思うところがあったのだろうか……。早稲田大学教授の本野英一先生のお祖父さん(本野一郎)登場(当然だが)。うち

    0
    2017年01月08日

    Posted by ブクログ

    「“用語”が何となく知られている他方で、内容が然程詳しく知られているでもない」というような史上の事案は多々在る。そういうモノに関して「手際よく説く」というのが、“新書”の「望ましい役目」だと思うが、本書はそういう役目を確り果たしてくれる一冊だ。
    「シベリア出兵」だが…これは大正時代の第一次大戦の終わ

    0
    2016年11月03日

    Posted by ブクログ

    日本でもあまり知られていないシベリア出兵について解説を入れて、時系列に何があったかが記載されている。日本の中ににも出兵の機運や、領土的野心があったことは確かで、しかしさまざまな意見があるなかで強行的なものが採用されたということなのだろう。現代の日本からは信じられないが、沿海州に親日国家を作るという構

    0
    2022年12月25日

シベリア出兵 近代日本の忘れられた七年戦争 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

中公新書 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

麻田雅文 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す