平山優のレビュー一覧

  • 戦国の忍び

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    NINJAの実態を探る。戦国の合戦の実像に近づく一冊。

    世間一般に流布している忍者の姿は虚構。講談ものから作られた姿のようだ。というのは学問の世界での話。そもそもそんなに資料が残っているはずがないのだから。

    本書は地域と時により呼称は異なるが。忍び、透波、乱波、野臥の実像を文書から探る。そこは昼の世界とは一転した夜の世界。アウトローな人々の戦いが繰り広げられる。

    戦国の歴史の裏面を探る筆者の研究らまだ始まったばかり。はたして忍者は虚構か、今後の研究に期待したい。

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    2021年04月25日
  • 戦国の忍び

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    ネタバレ

    史料に基づいて戦国の(江戸のお庭番とかは出てこない)忍びがどんなだったか書いている。
    壮烈に過酷そう。それでも、それ以外に生きようがなかった人たち。
    戦国は、中世の終わりだったのだと実感しなおした。夜の扱いとか。内と外の処遇の違いとか。戦国はほんとにしんどかったんだな、江戸はなんだかんだ言って平和な時代で、それは記憶のある人にはとてもいい世の中だったんだろうな。

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    2020年12月09日
  • 武田氏滅亡

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    新田次郎の「武田勝頼」を読んで以来、勝頼が気になって仕方がなかった。
    長篠の戦いで暗愚な将と言うよりも、武田信玄でも陥せなかった高天神城を陥とし勇将というイメージを持っていた。
    しかし新府城や諏訪大社の造営等で過酷な役を課し、それ等により離叛を招いた点では、人心掌握に長けた武田信玄を超えられなかったという事なんだろう。もっとも側近もロクな奴しか残っていなかったのも事実。
    あれだけ強かった武田軍がこんなに脆かった事が信じられないね。

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    2017年06月14日
  • 真田信之 父の知略に勝った決断力

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    真田家を守った苦労人、兄上サイドから見た戦国から江戸への時代変化は興味深い。
    93年も生きて徳川家は4代、のんびり隠居の生き神様かと思いきや。跡取は早死、天変地異に米不作、農民の揉め事陳情書にバタバタ。「タイムスクープハンター」でいけそうなくらいネタに満ちたお話でした。

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    2016年10月16日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    著者は大河ドラマ「真田丸」で時代考証を務める平山氏。真田幸綱・昌幸・信繁の三代記である。

    幸綱が甲斐の武田晴信に臣従し、めきめきと頭角を現し、重臣の一人に数えられるほどまでのし上がる。次代の昌幸は子供のころから信玄の近習として目をかけられ、信玄の戦略を目の前で学び、信玄死後、長篠の戦いで長兄信綱・次兄昌輝が戦死し、昌幸は真田家当主となると、父以上の手腕を発揮して武田家存続のため、かなりの活躍を見せた。

    「天正壬午の乱」においては、昌幸は上杉・徳川・北条・羽柴の列強と諸豪族らを手玉にとって織田家滅亡→上杉→北条→徳川→上杉→羽柴とコロコロと付く相手を変えつつ、武田家の一部将から独立した戦国大名にのし上がった。何故かれが「表裏比興の者」であるのかがよくわかる。

    上野沼田を東国の火薬庫と評したところには笑った。

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    2016年04月06日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    好調な大河ドラマ「真田丸」のおかげで、書店業界は「真田本」でうるおっている(と思う)。そのビッグウェーブに乗って手にした1冊。

    タイトルの真田3代というのは、真田幸綱・昌幸・信繁(幸村)の3人。信濃の地方豪族にすぎない真田一族が3代にわたり、いかにして生き延びたか、その苦難の歴史を正確な資料で読み解く。

    とはいえ、本書で語られる多くは昌幸の活躍について。幸綱は資料不足、信繁は著者の調査不足で、付け足し感がハンパない。なんだか、騙された気もするが、出版社も作家も大河ブームに乗らざるをえない大人の事情には同情する。

    しかし、真田昌幸本としては、読み応えあり。昌幸は家を守ることに異常な執念を燃やした人だった。彼は武士道ともいえる義理や忠義を持たず、ただ、真田家にとって都合が良くて強い者に付く。それだけをモットーに戦国時代を渡り歩いた。武田、上杉、北条、織田、徳川、豊臣、とにかく手当たり次第に主君をとっかえひっかえする節操の無さ。

    それだけの謀略人生を送りながら、最期に畳の上で死ねたのは、奇跡のようだ。ただ、子から見れば、父として見習うにも、武士として真似しがたい存在だったのだろう。2人の兄弟がそれぞれ1人の主君に殉じたのは対照的だ。

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    2016年03月11日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    再読。真田幸綱の活動は、地元が近く地理感覚があるせいか、想像しやい。何故、武田信玄が重用したのかは、真田幸綱が活躍した場所が海野一族が広がる地域と重なるので、理解できると思う。昌幸は政治感覚が凄すぎる。武田遺臣は多くいたが、あそこまで活躍した武将は少ない。できれば昌幸の兄、信綱や昌輝の活動も書いて欲しい。最期は信繁。彼がいたから昌幸の策士、裏切りなどのマイナスイメージを払拭できたと思う。

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    2012年12月20日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    読破。戦国末期から織豊期の真田氏で幸隆から信繁(俗に幸村)まで3代。信玄が信濃から上野国へ侵攻し諸城を従えるところ、秀吉が家康と対戦時にその背後の信濃の調略の凄まじさが 印象に残りました。 周囲の味方からも信頼されず孤軍奮闘して散った大阪の陣ではやはり筆者も幸村に感情移入したみたい。

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    2012年08月29日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    日本人が愛する「鬼謀の一族」の実像
    近年の発見も踏まえた決定版
    戦国時代を生き抜いた真田三代の本来の姿を
    日本有数の戦国史研究家が丁寧に描く。

    本書は真田幸綱、昌幸、信繁を三代として描
    かれているが、信之びいきとしては残念なと
    ころである。幸綱・昌幸については、史料を
    駆使し、重厚に描かれているが、信繫に関し
    ては、駆け足(300ページ中30ページ)であ
    る。著者も悔いが残るようであり、あとがき
    では新たな著作に意欲を表している。

    武田家臣としての真田昌幸の事績はあまり明
    らかではない。著者は、甲陽軍鑑を参考にし
    ながらその実像に迫ろうとしている。
    また、武田家滅亡後の飛躍期は、読んでいて
    も血脇肉躍る感じがする。

    本能寺の変のあと、甲斐、信濃は徳川家康が
    すんなり手に入れたというイメージがあった
    が、本書を読むと北条、上杉、徳川の三つ巴
    の争奪戦が繰り広げられた事がわかる。しか
    も、北信濃を掌握する事は出来ず、小笠原、
    木曽、真田が秀吉方に走った事により、諏訪、
    伊那、佐久の三郡を押さえる事しか出来なか
    ったという話は面白い。

    一般的には小牧長久手の戦い以降、秀吉は、
    なりふり構わず、家康との和睦の道を模索し
    たように言われるが、著者は石川数正の出奔
    など、両者は決戦に向けて、緊張感が高まっ
    ていたが、関西、中部地方を中心とする地域
    を襲った天正大地震や大飢饉をきっかけとし
    秀吉が強硬策から融和策へと方針を転換した
    としており面白い。

    著者の史実を徹底的に調べ上げ、ディテール
    を重んじ徹底的に書き込むという姿勢は好ま
    しく著作に重みと説得力を与えている。本書
    においても、幸綱と昌幸については、満足の
    行く出来栄えとなっているが、信繫ファンに
    は物足りないかもしれない。

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    2011年12月05日
  • 小牧・長久手合戦 秀吉と家康、天下分け目の真相

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    小牧長久手の戦いの意義や経過について、これまであまり知らなかった細かい流れまで、よくまとまっている。

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    2026年03月03日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    真田三代(幸綱、昌幸、信繁)の事績が描かれている。
    昌幸の強さが異常に感じた。
    大阪の陣に昌幸がいたらと想像を掻き立てられました。

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    2025年08月29日
  • 戦国大名と国衆

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    求めていた以上にマニアックな内容で、なかなか大変だった。
    ただ、子どもの頃から抱いていた戦国時代や戦国大名のイメージは、国衆の存在によって変わる、と思った。

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    2024年01月15日
  • 徳川家康と武田勝頼

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    最終的に天下人となった家康の最大のライバル武田家。天敵という言葉が相応しいのかもしれない。そして、信玄はもちろん、武田を継いだ勝頼に対して敬意を忘れなかった(と思う)。両者の視点があって面白かった。

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    2023年11月01日
  • 徳川家康と武田勝頼

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    徳川家康と武田勝頼との長い戦いについて。長篠合戦を除けば、一進一退が続いていたなかで、勝者となった徳川家康もまた危機を迎えていたことが興味深い。一歩間違えれば勝者と敗者が変わっていた可能性もあったのだ。

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    2023年09月09日
  • 徳川家康と武田信玄

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    徳川家康と武田信玄の関わり合いについて。徳川家康が一方的にしてやられるわけでもなく、強かに立ち回っている様子が面白い。

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    2023年09月02日
  • 真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実

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    真田信繁の生涯を少ない資料から紐解いていく一冊。なぜ信繁は実戦経験が乏しいにもかかわらず実績をのこせたのか、大阪の陣に係る新しい視点も面白い。

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    2021年11月21日
  • 戦国の忍び

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  江戸時代における忍びの認識
    第2章  戦国の忍びの登場
    第3章  草、野臥、かまり
    第4章  城の乗っ取り、放火、決死の諜報活動
    第5章  戦国大名と忍び

    <内容>
    さまざまな史料を駆使して、「忍者」の実態を提示した本。多くの忍びは、もともと「悪党」で、犯罪に手を染めるものが多かったが、戦国期の混乱の中で、諜報活動、敵中の混乱活動(放火や暗殺)などに従事していたことがわかる。しかし、この本は読み物というよりも、研究書に近いので要注意!

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    2020年10月21日
  • 武田氏滅亡

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    天正元年~10年に事件多過ぎ。信玄死亡。長篠の戦。謙信死亡。御館の乱。武田家滅亡。そして本書の後に勃発するが天正壬午の乱。

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    2017年08月16日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    日本史は得意ではないので、読み進めるのに苦労した。今後、再読しようと思う。大河ドラマ『真田丸』理解の参考にしようと、本書を購入。真田幸村は作り物であるが、江戸から現代に至るまで、真田が愛され、数々の伝説が作られたかちょびっと分かった。父親の信昌のように、戦術や人を動かす力が信繁にあれば、大阪夏の陣で徳川・真田は勝利をしたかもしれない。歴史にIFは御法度だが。

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    2016年02月21日
  • 真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実

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    日本一人気のある武将、真田幸村。ただ、彼の生涯のほとんどは史料がなく謎に包まれている。彼の諱が、はたして幸村なのか信繁なのかさえ定かでない。生年も不明。本書では少ない史料を丹念に読み解き実相に迫る。信繁を追いながら当時の歴史背景にも緻密な分析を加え知られざる歴史の真実も教えてくれる。
    徳川家康・秀忠父子との交渉で、一大名として生きる道があったにもかかわらず、幕府からの提案をすべて拒否し、戦いへの道を選んでしまったのは豊臣秀頼自身。家康は豊臣家を最初から潰すつもりなどなかったし、大坂の陣勃発後も、何とか戦争を回避しようと寧ろ秀頼の説得に努めていた。大阪城の堀を埋め事実上、無力化したのは、大阪城に群がる浪人たちに、もはや抵抗する術なしとして大阪滞在を諦めさせるためのものであった。ところが、冬の陣の豊臣方の善戦もあって、かえって多くの浪人を大阪城に呼び寄せることになった。豊臣家滅亡の原因は詰まるところ浪人問題。しかし、浪人が巷にあふれる原因を作ったのは豊臣家の内部分裂による関ケ原。因果応報は永遠に連鎖していく。

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    2016年02月04日