平山優のレビュー一覧

  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    好調な大河ドラマ「真田丸」のおかげで、書店業界は「真田本」でうるおっている(と思う)。そのビッグウェーブに乗って手にした1冊。

    タイトルの真田3代というのは、真田幸綱・昌幸・信繁(幸村)の3人。信濃の地方豪族にすぎない真田一族が3代にわたり、いかにして生き延びたか、その苦難の歴史を正確な資料で読み解く。

    とはいえ、本書で語られる多くは昌幸の活躍について。幸綱は資料不足、信繁は著者の調査不足で、付け足し感がハンパない。なんだか、騙された気もするが、出版社も作家も大河ブームに乗らざるをえない大人の事情には同情する。

    しかし、真田昌幸本としては、読み応えあり。昌幸は家を守ることに異常な執念を燃

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    2016年03月11日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    再読。真田幸綱の活動は、地元が近く地理感覚があるせいか、想像しやい。何故、武田信玄が重用したのかは、真田幸綱が活躍した場所が海野一族が広がる地域と重なるので、理解できると思う。昌幸は政治感覚が凄すぎる。武田遺臣は多くいたが、あそこまで活躍した武将は少ない。できれば昌幸の兄、信綱や昌輝の活動も書いて欲しい。最期は信繁。彼がいたから昌幸の策士、裏切りなどのマイナスイメージを払拭できたと思う。

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    2012年12月20日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    読破。戦国末期から織豊期の真田氏で幸隆から信繁(俗に幸村)まで3代。信玄が信濃から上野国へ侵攻し諸城を従えるところ、秀吉が家康と対戦時にその背後の信濃の調略の凄まじさが 印象に残りました。 周囲の味方からも信頼されず孤軍奮闘して散った大阪の陣ではやはり筆者も幸村に感情移入したみたい。

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    2012年08月29日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    日本人が愛する「鬼謀の一族」の実像
    近年の発見も踏まえた決定版
    戦国時代を生き抜いた真田三代の本来の姿を
    日本有数の戦国史研究家が丁寧に描く。

    本書は真田幸綱、昌幸、信繁を三代として描
    かれているが、信之びいきとしては残念なと
    ころである。幸綱・昌幸については、史料を
    駆使し、重厚に描かれているが、信繫に関し
    ては、駆け足(300ページ中30ページ)であ
    る。著者も悔いが残るようであり、あとがき
    では新たな著作に意欲を表している。

    武田家臣としての真田昌幸の事績はあまり明
    らかではない。著者は、甲陽軍鑑を参考にし
    ながらその実像に迫ろうとしている。
    また、武田家

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    2011年12月05日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    真田三代(幸綱、昌幸、信繁)の事績が描かれている。
    昌幸の強さが異常に感じた。
    大阪の陣に昌幸がいたらと想像を掻き立てられました。

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    2025年08月29日
  • 戦国大名と国衆

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    求めていた以上にマニアックな内容で、なかなか大変だった。
    ただ、子どもの頃から抱いていた戦国時代や戦国大名のイメージは、国衆の存在によって変わる、と思った。

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    2024年01月15日
  • 徳川家康と武田勝頼

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    最終的に天下人となった家康の最大のライバル武田家。天敵という言葉が相応しいのかもしれない。そして、信玄はもちろん、武田を継いだ勝頼に対して敬意を忘れなかった(と思う)。両者の視点があって面白かった。

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    2023年11月01日
  • 徳川家康と武田勝頼

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    徳川家康と武田勝頼との長い戦いについて。長篠合戦を除けば、一進一退が続いていたなかで、勝者となった徳川家康もまた危機を迎えていたことが興味深い。一歩間違えれば勝者と敗者が変わっていた可能性もあったのだ。

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    2023年09月09日
  • 徳川家康と武田信玄

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    徳川家康と武田信玄の関わり合いについて。徳川家康が一方的にしてやられるわけでもなく、強かに立ち回っている様子が面白い。

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    2023年09月02日
  • 真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実

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    真田信繁の生涯を少ない資料から紐解いていく一冊。なぜ信繁は実戦経験が乏しいにもかかわらず実績をのこせたのか、大阪の陣に係る新しい視点も面白い。

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    2021年11月21日
  • 戦国の忍び

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  江戸時代における忍びの認識
    第2章  戦国の忍びの登場
    第3章  草、野臥、かまり
    第4章  城の乗っ取り、放火、決死の諜報活動
    第5章  戦国大名と忍び

    <内容>
    さまざまな史料を駆使して、「忍者」の実態を提示した本。多くの忍びは、もともと「悪党」で、犯罪に手を染めるものが多かったが、戦国期の混乱の中で、諜報活動、敵中の混乱活動(放火や暗殺)などに従事していたことがわかる。しかし、この本は読み物というよりも、研究書に近いので要注意!

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    2020年10月21日
  • 武田氏滅亡

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    天正元年~10年に事件多過ぎ。信玄死亡。長篠の戦。謙信死亡。御館の乱。武田家滅亡。そして本書の後に勃発するが天正壬午の乱。

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    2017年08月16日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    日本史は得意ではないので、読み進めるのに苦労した。今後、再読しようと思う。大河ドラマ『真田丸』理解の参考にしようと、本書を購入。真田幸村は作り物であるが、江戸から現代に至るまで、真田が愛され、数々の伝説が作られたかちょびっと分かった。父親の信昌のように、戦術や人を動かす力が信繁にあれば、大阪夏の陣で徳川・真田は勝利をしたかもしれない。歴史にIFは御法度だが。

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    2016年02月21日
  • 真田信繁 幸村と呼ばれた男の真実

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    日本一人気のある武将、真田幸村。ただ、彼の生涯のほとんどは史料がなく謎に包まれている。彼の諱が、はたして幸村なのか信繁なのかさえ定かでない。生年も不明。本書では少ない史料を丹念に読み解き実相に迫る。信繁を追いながら当時の歴史背景にも緻密な分析を加え知られざる歴史の真実も教えてくれる。
    徳川家康・秀忠父子との交渉で、一大名として生きる道があったにもかかわらず、幕府からの提案をすべて拒否し、戦いへの道を選んでしまったのは豊臣秀頼自身。家康は豊臣家を最初から潰すつもりなどなかったし、大坂の陣勃発後も、何とか戦争を回避しようと寧ろ秀頼の説得に努めていた。大阪城の堀を埋め事実上、無力化したのは、大阪城に

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    2016年02月04日
  • 真田三代 幸綱・昌幸・信繁の史実に迫る

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    2011年に出た新書本。作者の人は、山梨県内で学芸員や大学教員をされている方のようです。
    いわゆる戦国真田家について、ノンフィクション実相的な初歩を知ろうかなあ、と思って買った本です。

    まあ、正直に言うと本として面白い本では全然なかったです。
    それでもこういう本が出る、ということは、それだけ真田昌幸・真田信幸・真田幸村(信繁)の、一般的な人気が高い、ということなんでしょうね。

    ざっくり言うと、
    真田幸綱さんという人がいまして。幸隆とも呼ばれます。昌幸の父。幸村の祖父。
    この幸綱さんは、大まかに言うと武田信玄と同世代人。信長、秀吉より1世代、上です。
    この人は、

    「長野県内で、真田という名

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    2014年12月26日