戦国大名と国衆

戦国大名と国衆

1,870円 (税込)

9pt

4.3

戦国大名の領国は、軍事侵攻で制圧した直轄支配地域と、彼らに従属した「国衆」(先方衆とも)が排他的に支配する「領」(「国」)とでモザイク状に構成されていた。この戦国期固有の領主たちはいかに誕生したのか。大勢力の狭間で翻弄されながらも、その傑出した実力で戦国大名とどのような双務的関係を結び、彼らの権力構造にいかなる影響を及ぼしていたのか。武田氏を主軸に、史料渉猟から浮かび上がる国衆の成立・展開・消滅の歴史を追い、戦国大名の領国支配と軍事編成の本質を総括・通覧する。

はじめに
第一章 戦国期の国衆と先方衆
第二章 室町期国人領主の成立と展開
第三章 国人領主から国衆へ
第四章 戦国大名領国下の国衆「領」(「国」)
第五章 国衆の武田氏従属
第六章 先方衆としての国衆と武田氏
終 章 武田氏滅亡と国衆
参考文献一覧
あとがき

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戦国大名と国衆 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年01月14日

    戦国大名の領国は、軍事侵攻で制圧した直轄支配地域と、彼らに従属した「国衆」(先方衆とも)が排他的に支配する「領」(「国」)とでモザイク状に構成されていた。この戦国期固有の領主はいかに誕生し、大勢力の狭間で翻弄されながらも、その傑出した実力で戦国大名の権力構造にどのような影響を及ぼしていたのか。武田氏...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2023年02月05日

    戦国時代といえば大名同士の国盗りのイメージが強いが、では庶民はどのように戦に参加し、暮らしていたのかを知りたくて読んだ本。いざ読んでみると、大名の下の「国衆」という中間的階層のあらましが事績とともに詳しく描かれ、当時の様相を立体的に知ることができた。素晴らしい一冊だった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月27日

    戦国大名武田氏を素材に、その領国支配と軍事編成について、国衆を軸として紹介する内容。国衆の形成過程、その領域、従属と編成など広く詳述されていて、読み終わる頃には戦国時代の大名権力について解像度が上がること間違いない。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月15日

    求めていた以上にマニアックな内容で、なかなか大変だった。
    ただ、子どもの頃から抱いていた戦国時代や戦国大名のイメージは、国衆の存在によって変わる、と思った。

    0

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