山田真哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ数字は言葉の一種である。だから言葉が上手くなるように、数字がうまくなることの薦めです。数字に他の意味を持たせる3つの技法として、①決めつけ⇒説得力②常識破り⇒インパクト③ざっくり⇒分かり易さは例を挙げて非常に分かり易いです。また、収益-費用=収益(損益)の大原則から始まり、決算書は読むのではなく、あらかじめチェックすべきKeyWordを決め、それを探すこと。過去や他社と比較することで、初めて意味や問題点が明らかになる。etc…。何度見ても忘れがちな会計関係の情報も網羅。いずれにせよ、”数字は言葉の一つとして積極的に使うと数字がうまくなれる”数字に囚われずに”意味”や表現の背景を学ぶことが大事な
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Posted by ブクログ
上巻より読み物としては面白かったと思います。
著者の書いている小説、女子大生会計士が出てきたりするしね。
すぐに使える数字が上巻、出てきた数字の意味を考えるのが下巻。そういう役割です。
両方セットで、上巻だけでも、下巻だけでも楽しめます。
ですが、著者が上巻のタイトルをなぜ否定するタイトルを下巻に出したのか?と言うことを知るには下巻を読まなくてはなりません。
上巻では数字だけで食い逃げを放置する方がバイトを雇うよりもコストが少ないと説きましたが、今回は数字だけじゃない!数字を見るためにはもっとみなくてならない!と言う話ですからね。
軽く読めて、それなりにタメになる本だと思います。 -
Posted by ブクログ
先週(2012.11)この本の上巻である「食い逃げされてもバイトは雇うな」を読みました。食い逃げされるラーメン屋は、それを防止するためにバイトを雇うかどうかを会計学的に解説した下りがあり、違和感を覚えていた状態でこの本(下巻)を読みました。
それによると、会計学的には正しい(食い逃げの方がバイトを雇うよりコスト的に有利)としても、経営的には「大間違い」ということが解説されていました。
この本では、数字に巷に出回っている数字に騙されない「考える力の大切さ(複数の視点を持って数字をみる、p240)」を解説しています。
よくコンサルトのアドバイスは、優秀な経営者ほど「頼りにしていない」と言われ