安田登のレビュー一覧

  • 役に立つ古典

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    高校のとき、古文が本当に嫌いだったんだけど、この本を読んだら古典ってすごい!って素直に感じた。
    数千年前の人が、人間が普遍的に大事にしたら生きることが豊かになる知恵をもっていて、それをこんなふうに残してくれてたんだなあ。

    学びのきほんシリーズ2冊目なんだけど、このシリーズめちゃくちゃいい、おすすめです◎◎
    2冊読んだところ、やっぱり思うのは、【否定せず違いを認め合うこと】。

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    2021年05月06日
  • 能―650年続いた仕掛けとは―(新潮新書)

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    ネタバレ

    世阿弥の風姿花伝で能に触れた後、能のことをより勉強したいと思い購入。
    面白いなと思ったのは世阿弥の「初心忘るべからず」という言葉の解釈である。本来は物事を始めたときの気持ちをずっと忘れるなととらえられがちだが、本来世阿弥が意味した意味というのは「折あるごとに古い自己を断ち切り、新たな自己として生まれ変わらなければならない」ということである。これは知らなかったため、「はぁ~」と勉強になった。実際、室町時代の能と幕府に保護され式楽となった江戸時代、明治時代以降、戦後と4つのフェーズで能は大きく変化しており、形を変えながら生き残ってきたのはまさにその「初心忘るべからず」を体現してるなと感じた。

    また、江戸の武士の中で能は教養として身につけなければならないものであり、「候文」が武士間で使われていたのは、それが標準語となっていたからというのも面白かった。能を知っていることが前提で、方言同士では話し合えないため、候文が使われていたとか。

    さらに、現代で通ずる話では、現在の2.5次元との相関性(能は妄想を映し出すスクリーンとなるとか)がある。
    人気になる芸能は妄想を喚起させる力が強く、そこでは歌の力が強い。現代に通ずるなと納得。
    また、聖地巡り(能で演じられた舞台を実際に旅するとか)も当時からあったと書いてあり、昔も今も人間の本質って変わっていないんだなと実感した。

    温故知新ではないけど、過去の歴史のことも勉強して抽象化して、現代で起こりうることを予想することにもっと役立てたい、そう実感させてくれた。

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    2020年11月29日
  • 役に立つ古典

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    論語
    四十にして惑わず
    孔子の時代に「惑」はなかった。孔子の時代の字で解釈すると全く逆の意味になる。
    四十になったら固まらずにいろいろやれ。
    そして七十で天命を知る。

    奥の細道
    俳諧の格を上げるべく鎮魂の旅、能レベルへの引き上げを図った。

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    2019年10月06日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    買って読み始め、でもなぜか途中で置いたままだった。ふと本棚で目があって手に取り、読み始めると面白い。あちこち、開いてはパラパラ。ここまだ読んでなかったよなぁと思っていた章なのに、マーカーがすでに引いてある(笑)。でも、新鮮で刺激的に読める。こういう本は、何度も手に取って、その都度、開いたところを読むだけで頭が活性化するんだよな。『矛盾』の話とか、道徳と常識の話とか、あれこれ考えさせられた。この本は、そうやって開くごとに脳がわくわくするんだと思う。

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    2019年06月27日
  • 能―650年続いた仕掛けとは―(新潮新書)

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    ネタバレ

    著者自身がワキ方の能楽師でいらっしゃるため、「能というのはこういうものだよ」とレクチャーしてもらえる内容ですが、観劇を始めたばかりの現時点では「そうか、そういうものか」と知識として受け入れる状態です。
    しかし、観劇の回数が増え、能の謡を習ってある程度年数が経った後にこの本をもう一度読めばより腹落ちするのではないかと思える、自分の能楽の経験値を測れる本のような気がしました。

    内容として特に興味をそそられたのが、主人公の武士が修羅道や地獄に堕ちるストーリーの多い能を江戸幕府が庇護した主目的は「敗者の鎮魂」であった、そして幕府から与えられた鎮魂、それも「源義経の魂を鎮める」というミッションが芭蕉のおくのほそ道にはあった、というのは話 。
    後半のミッションの話は著者の仮説ですが、読んでいるとあながち間違っていない気がしてかなり興味深い内容です。

    芭蕉以外に能を習っていた文人は近代にも多くいたようです。特に漱石の作品には能の影響が色濃く出ているものがあり、中でも主人公が旅に出る『草枕』は「能を通して世の中を見る」という『おくのほそ道』と似通った設定(芭蕉は自身を能のシテ方と設定して旅をした)で物語が進みます。
    かねてから太宰や漱石などの近代文学作品を読んでみたいと思いつつ、どうも食指が動かなかったんですが、これを機に『おくのほそ道』と合わせて『草枕』『夢十夜』から読んでみようと思います。そしてこの本同様、年を経て能の経験値が増えた時にもう一度読み返したいと思います。

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    2020年02月20日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    能や論語などの古典をベースに、教養や知性についての対談を書籍化したもの。タイトルに変調とあるように、一般常識では見られない解釈や解説が非常に面白い。「不惑の惑は、本来は域であり、枠にとらわれるなという意味」「教養とは、外部に開かれた小さな窓枠。内部の言語のみで説明できるわけがない」「笑いは割らい。その場の雰囲気を割って変化させるもの」「自由とは不安定。四つ足から二足歩行となり、さらに飛ぼうとしている」「雨粒を感じようとする動作を制御して行うことはできない」「矛盾はあって当然。最強の矛があったら世界は終わる」「事象の背後に見えないパターンを見いだすことが戦略」

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    2018年06月07日
  • 能―650年続いた仕掛けとは―(新潮新書)

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    「能」の魅力をふんだんに説かれて、すっかり興味を持ってしまった。チケットも買いました。鑑賞後、感動してもっと好きになるか、意味がわからず疎遠になるか、確かめてみます。

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    2018年02月06日
  • 日本人の身体

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    日本人(国家に対する臣民という意味合いではなく、日本という風土に生きる人々の意)のあり方というものを深く鑑みてみたい人向けの良書。

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    2014年11月23日
  • 本当はこんなに面白い「おくのほそ道」

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    えーーーっ大げさな!と感じるところもあったし全てそのまま信じることはできないけど、これはこれでめっちゃ面白い視点だと思った!!
    RPG風に見ると、詩魂を集める旅で、ミッションをコンプリートした芭蕉は平泉以降はお気楽な旅に転ずるっていうのも納得できた。
    うまく言うなぁ~!
    確かに、パワースポットで泣いて鎮魂の力を蓄えたのかも。。。

    そして能は詳しくないんだけど、影響しているんだとしたら、、、古典とのつながり=パラレルワールドのスイッチ押して、心が昔に飛んでいってさめざめと切なくなってしまう、、、という気持ちは日本人ぽくて頷けるなぁ。
    古典の登場人物って、デジャブ的場面ですぐに「あぁこんなんだったんだろなぁ~・・・」って感傷にひたっちゃう人多いもんな。
    西行にあこがれて、俳句で義経の鎮魂を行った。芭蕉の目的はこれだったのか。。。。

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    2014年03月25日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    もうちょっと一般向けの内容かと思って読んだら、だいぶレベルが高くて、ふーんって感じで終わりそう。
    名著は原典の言語で読んだ方がいいって、ちょっと自分には無理っす。
    内容も紹介者の自伝が長過ぎ。
    参考になった部分もあるけど自分には志?意識?が高すぎた。

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    2026年09月26日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    読書ガイド(読み方)として書いてある内容は一般的なものだが、古典・難書との向き合い方は自分の今までの考え方を確認することができたことも含めて、非常に参考になった。
    異物を飲み込むこと、再読して新たな視点を得ること、自分の読書傾向とは異なったものを敢えて選んでいくこと、問いを持つこと(タウマゼイン)は特に意識していきたい。

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    2026年09月22日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    タイトルである「血肉となる読書」、私は「けつにく」と読んだのだけど、わざわざ「ちにく」とルビがふってある。なぜ?あえて「ちにく」と読ませる意図が本文に書かれてあるかと思いきや、見当たらず。内容よりもそっちが気になってしまった。

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    2026年09月03日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    久しぶりに小説じゃなくてアカデミックな本を読みたいと思った。
    分断された社会な今、古き良き本から学ぶことが役に立つ。白か黒か簡単に割り切れないからこそ、使えるものが詰まっている。

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    2026年08月12日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    3人の読書家の読書法をまとめた一冊。
    それぞれが自分の哲学で読書をしており、非常に刺激になる一冊。
    この本から、どのような姿勢で本を読むのかが大切だと発見しました。

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    2026年08月06日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    分野の異なる専門家たちが、今の環境に至るまでにどんな本の影響を受けたのか、血肉とするためにやっている本の読み方やおすすめ本を紹介し、
    間に「100de名著」のプロデューサーさんの解説と示唆が入るというもの。

    マルクス、女性のケア、古典
    若干リベラル寄りといえなくもなかったけど、
    全体的にはフラットな印象。

    それぞれの専門家たちが語ることは正直ついていけないことも多く飛ばし飛ばしだったけど、
    本との出会いで人生が変わることはとてもよく伝わった。

    新しい世界への窓になることを期待してこの本を手に取ったけど、その目的は果たせたかなという感じ。

    本を通して学び続けること、問い続けることが重要なんだと改めて考えることができた。

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    2026年07月11日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    みんなどんな風に見つけて、手に取って、読んで、自分のものにしてるのかなーって、、、ずっと不思議に思ってたことでした。
    正しい方法なんてものはないんだけど、凡人の私にも少しは参考になることがあったので、読んで良かったです!

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    2026年06月30日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    「100分de名著」解説者である能楽師、文学者、哲学者たちが「本を読む」意義を紐解く。畑の違うお三方が案内するため、文学だけでなく学術書や哲学本など、ジャンルに偏りがないのも魅力でした。

    情報消費やタイパ偏重の現代において、本を「血肉」にするとはどういうことか。身体・ケア・社会変革という異なる切り口。
    効率で測らない、深く豊かな知を得たいものですね…。

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    2026年06月28日
  • 知らなくても味わえる漢詩

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    高校以来の漢詩。戦前は、一般教養としてたしなまれていたというから凄い。読むだけでもさんざん苦労してしまうから、これを詠めるとなると尊敬しちゃう。かといって、本書を読んでもそこまで惹かれるところはなく、積極的に日常に取り入れようとはあまり思わないんだけど。

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    2026年05月21日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    読書を習慣にして1年たった。
    そういえば習慣にはなってきたけど
    そもそも読書ってなんだっけ?と
    改めて振り返りをするにあたって
    照らし合わせ読んだ。

    個人的にはフォイエルバッハとマルクスの
    阻害理論の部分がおもしろかった!

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    2026年05月18日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    かなり読みやすかった。3人の講師が読書をする際に大切にしている考え方・読み方をおすすめの本とともに紹介する本だが、安田 登氏の本とのとっつき方にとても関心を持った。本を何か目的意識を持って読むのもいいが、たまたまふらっと入った本屋で、何となくで手に取ったのをぱらぱらめくって運命的な出会いをする、その際に予め問いを持っておく。また、シンギュラリティを推測するために昔の本を読むというのも面白い角度だと感じた。

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    2026年05月11日