安田登のレビュー一覧

  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    読書について考え直せる、とってもいい本に出会えました。

    本を読んだ後は、内容や感想を誰かに話したり、自分の言葉で整理したりすることがとても大切。ただ読むだけではなく、アウトプットすることで初めてその本が自分の「血肉」になっていくのだと感じた。

    正直、本を一冊読み終えてもイマイチよく分からなかったという感想しか出てこない時もある。そんな時は、本書で取り上げられていた「ネガティヴ・ケイパビリティ」という考え方のように、すぐには理解できないことを受け入れ、それを考え続けることに意味があるのだと感じた。そうすれば、別の本を読んだ時やある経験をした時に、それまで分からなかったことがふと腑に落ちる瞬間

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    2026年07月08日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    本の読み方そのものを見つめ直すきっかけになった、お薦めの一冊です。
    斎藤幸平さん、小川公代さん、安田登さんが、それぞれの本への向き合い方や人生の糧となった本を紹介しています。

    特に印象に残ったのは「柱リーディング」という考え方。10年先の自分を育てるために、人生の柱となる本を時間をかけてじっくり読むという発想です。

    これまでの私は「読み終えること」が目標でしたが、一冊を何カ月、あるいは一年かけて味わう読書もあっていいのだと気づかされました。

    気軽に物語を楽しむ読書も大切にしながら、自分の思想や価値観を深める読書も取り入れていきたいと思います。

    「冊数を積み重ねる読書」から「人生を積み重

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    2026年07月07日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    エンタメとして現代小説ばかり読んでおり、学びになる本も読むべきではないかと悩んでいたところ、本書に出会いました。
    難解な本に挑戦する意義や古典の面白さが伝わってきて、とても興味を持ちました。特に安田登さんのパートが印象的で、関連書籍を読んでみたいと思います。

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    2026年07月07日
  • 役に立つ古典

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    ネタバレ

    とても面白かった。(鵜呑みにするのではなく1人の解釈、ということを念頭において読む必要はあるが)

    古典をこんなふうに現代を生きる自分とひきつけて読むと勉強になる。時代は大きく違えど学びがある。

    原典で読まず現代語訳を読めば良いと思っていたが、訳す前の字をきちんと解釈する必要もあるのかもと思うようになった。新しい文字がうまれると思考がうまれる、今の言葉で訳すことは当時のニュアンスを変えてしまっている可能性があることに気づけた。

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    2026年05月28日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    「本棚ビオトープ」

    なに、その素敵ワード。

    本は読むものじゃなくて、
    “育てるもの”だった。

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    ✾血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか
    ✾能楽師安田登/上智大学教授小川公代/経済思想家斎藤幸平/ナビゲート100分de名著プロデューサー秋満吉彦
    ✾あさま社

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    名著は、そのまま読むとむずかしい。

    でも、読み方には“コツ”がある。

    ・本は「自分への手紙」だと思って読む
    ・“異物”を飲み込むように読む
    ・柱リーディング

    読み方ひとつで、
    本はちゃんと応えてくれる。

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    特に心に残ったのは、
    古代ギリシャ語「タウマゼイン」。

    =驚き

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    2026年05月02日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 太平記 「歴史の方程式」を学べ

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    歴史は現在と過去の間の対話であるという有名な言葉があるとおり、人は現在の問題の解決のヒントを過去に求める。

    『いま、私たちは、時代が大きく変わろうとする「あわい」のただ中にいます。(略)価値観が大きく揺らぐ渦中にありながら、あるいは渦中にあるからこそ、私たちは変化の大きさやスピードになかなか気づけません。そんな時代だからこそ、揺れ動く「あわいの時代」に翻弄される人々の姿、強かに生き抜いた人々の姿を、『太平記』に見いだすことが意味を持ってくると思います。』(本書115、116頁)。

    それだけではない。太平記を題材に、語り・解説役と質問役に分かれ、「なぜ、楠木正成はそんな戦い方をしたのか。なぜ

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    2024年09月21日
  • 使える儒教

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    初心者向けに、やさしい言葉で分かりやすく書かれていてよかった。また、日々、こうすると実践しやすいなども書かれているのがよかった。儒教のイメージが少し変わった。

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    2024年02月19日
  • 使える儒教

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    何だか、今の精神状態に物凄く響いた。先だって読んだ、そのものズバリ、孔子漫画の影響もあるのかも。不惑をとうに過ぎたというのに、今更惑っている場合じゃないんだけど、いちいち身につまされる内容だった。分人にせよ、エンパシーにせよ、基本はここにあったんだ!という。儒学や論語に、もっと踏み込んでいかないといかんかな。

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    2024年01月05日
  • 魔法のほね

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    主人公の少年が「見捨てられた店」という名の骨董屋で手に入れた骨に刻まれた甲骨文字を読み解くことで、不思議な力を手に入れて、友人とともに古代の中国へ冒険に出かけることになる。甲骨文字は、漢字のもとになっている象形文字で、今の漢字と同様に部首とつくりを組み合わせて他の文字にしたりすることもできる。文字の成り立ちだけでなく、文字のもっている力や、昔の人間が抽象的な概念をどのように理解していたか、理解していなかったかということにも話が及んでいる。子ども向けの読み物なので、軽すぎるような気もするが、楽しく読んだ。

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    2023年07月20日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    『変調 日本の古典講義』 内田樹×安田登

    本書のあとがきで、安田登さんが内田樹の本について、読み終わったあとに何も覚えていないということをお話されていたが、全く同じことを私も正直なところ、思っていた。おそらく大学1年生から約10年間で70冊程度の内田樹の著作を読み漁ってきたが、この本について何が語られていたのかを話すのは至難の業である。ただ、全く覚えていないのであるが、読んでいる途中の自分、読んだ後の自分は不可逆的に何か違うものになっていることはわかる。
    特に、読んでいる最中には、どこかで思考のスイッチが入り、今自分の身の回りで起きていることや仕事等で悩んでいたことへの打開策が見えてくるとい

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    2023年07月08日
  • 見えないものを探す旅――旅と能と古典

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    ネタバレ

    能を観たくなった
    むしょうに歩きたくなった
    漂泊の旅人であるシテに共感

    P.161
    能の物語の多くは、漂白の旅人が異界と出会うというパターンを持つ。ふつうの人には出会えない異界も、漂白の旅人だけは出会うことができる。そして、漂白の旅人は異界と出会うことによって、新たな生を生き直すことができるのである。能を観るということは、その地平に観客も巻き込まれるということだ。それによって、能を観終わったあと、心身ともに新たな自分に変化して、新たな生の可能性を感じることができるのではないだろうか。

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    2023年04月14日
  • 役に立つ古典

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    大変やさしい語り口。

    そして、現代の新自由主義とは違う、優しい古典の本来の解釈。

    内容も手軽く優しいために、自分でもう一歩踏み出して調べたくなる一冊。

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    2022年04月23日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    「古典の知識つけたいな。難しいかな、でも学んで知ることができたらこれからもっといろんな本を楽しく読めるだろうな。ものの見方も変わるかもしれない」そんな思いを持ちながらも何もしていなかった私が、入門のようなものになるかもしれないと思って手に取った本です。読んだから知識が増えた、とは言えないけれども、自分のいろんなところが沢山の刺激を受けて、興味を示す範囲がぐんっと広がった感じがしました。心境の変化があったり、環境の変化があったり、少し期間を開けてみたり、そういう風にしながら何度も手に取って、言葉を咀嚼して、長く長く自分の変化を感じながら読んでいきたい本です。

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    2020年08月08日
  • 役に立つ古典

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    能楽師の著者が古事記、論語、おくのほそ道、中庸を読み解くもので、なるほど、確かに、「そうは読んでなかった」経験ができました。古典を「遅読する」こと、私もそれなりに実践してるつもりでしたが、まだまだでした。

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    2019年11月30日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    安田登を知らなかったので面白かった。内田も「安倍嫌い」イデオロギーを抑制してる限りにおいては面白い。

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    2018年08月24日
  • 能―650年続いた仕掛けとは―(新潮新書)

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    能楽を初めて観たとき(最近の話です)、舞台の緊張感がすごく気持ちよくて、なんだかハマりそうな予感がしました。
    主役(シテ)と脇役(ワキ)と各種囃子方はそれぞれ違う流儀の人で、演劇のような事前のリハーサルや練習はないと書いてあるのを読んで、ほんとうにびっくりしました。囃子方は伴奏ではないので、謡の間は聞こえるように音を小さくしたりもしない、というくだりもびっくり!
    日本の古典芸能なのに(というのもへんですが)、忖度とか全然ないんですね!
    あの潔いまでの緊張感の意味がわかった気がしました。

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    2018年06月24日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    能と論語が主に取り上げられていますが、どの章もすごく面白くて、一気に読んでしまいました。「能は物語の結末が必ずしも演劇的なカタルシスをもたらさなくて、見ている人には片付かない気持ちが残る。片付かないから繰り返し再演して遺恨を語らせることがエンドレスの供養になっている」という内田さんのお話に、最近「安達ヶ原」を見て片付かない気持ちになっていたので妙に納得しました!
    論語もいわゆる教科書的な道徳の話なんかでは全然ないと知りました。
    白川静さんの「孔子伝」にチャレンジしてみます!

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    2018年04月28日
  • 日本人の身体

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    コンピュータサイエンスの本を読んだ後だったので、より人間の身体ということについて、人間とは何かについて考えさせられた。人間の直感、感覚というのは科学に置き換えられるのか、その中でも日本の持つ独特の感覚はどう数値化できるのか?等々非常に興味深い。能楽についての興味も深まった。

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    2015年03月22日
  • 日本人の身体

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    からだは元々死体を表した語であった
    と言うのに心底納得しました。前から「から」という部分があることを不審に思っていたので…「たま」の抜けた「から」だったのですね…
    そして、身体と精神?魂?は分離不能なものであるという考え方にも共鳴しました。体調次第で意見はすぐに変わるもの…健全な精神は健全な肉体に宿ると西洋風にも言いますし。
    心は腹に宿るという考え方が消えつつあるのが残念です。キレる人が増える原因の1つかもしれない。いろいろと考えさせられました。

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    2014年11月07日
  • 血肉となる読書 なぜ読むことだけが人生を変えるのか

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    ネタバレ

    「100分de名著」のプロデューサー秋満吉彦さんをナビゲーターとして3人の知識人の読書との関わりを通して、血肉となる本の読み方を伝えてくれる。
    本とともに生き、仕事としている方の経験談はとても深かった。秋満さんの補助線も広がりを感じた。

    斉藤幸平さんの章は、ご本人の話を聞いたり著書を読んでいるためか特に驚きはなく淡々と読んだ。

    小川公代さんの章では、ゴシック小説から見出す弱い立場の人たちの存在からケアの倫理に繋がっていくことに興味を持った。ゴシック小説家に女性が多いことは知らなかったし、ネガティヴケイパビリティを物語が養ってくれる、という点は納得。小川さんは無意識についても語っていたが、死

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    2026年07月08日