安田登のレビュー一覧

  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 太平記 「歴史の方程式」を学べ

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    歴史は現在と過去の間の対話であるという有名な言葉があるとおり、人は現在の問題の解決のヒントを過去に求める。

    『いま、私たちは、時代が大きく変わろうとする「あわい」のただ中にいます。(略)価値観が大きく揺らぐ渦中にありながら、あるいは渦中にあるからこそ、私たちは変化の大きさやスピードになかなか気づけません。そんな時代だからこそ、揺れ動く「あわいの時代」に翻弄される人々の姿、強かに生き抜いた人々の姿を、『太平記』に見いだすことが意味を持ってくると思います。』(本書115、116頁)。

    それだけではない。太平記を題材に、語り・解説役と質問役に分かれ、「なぜ、楠木正成はそんな戦い方をしたのか。なぜ

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    2024年09月21日
  • 使える儒教

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    初心者向けに、やさしい言葉で分かりやすく書かれていてよかった。また、日々、こうすると実践しやすいなども書かれているのがよかった。儒教のイメージが少し変わった。

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    2024年02月19日
  • 使える儒教

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    何だか、今の精神状態に物凄く響いた。先だって読んだ、そのものズバリ、孔子漫画の影響もあるのかも。不惑をとうに過ぎたというのに、今更惑っている場合じゃないんだけど、いちいち身につまされる内容だった。分人にせよ、エンパシーにせよ、基本はここにあったんだ!という。儒学や論語に、もっと踏み込んでいかないといかんかな。

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    2024年01月05日
  • 魔法のほね

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    主人公の少年が「見捨てられた店」という名の骨董屋で手に入れた骨に刻まれた甲骨文字を読み解くことで、不思議な力を手に入れて、友人とともに古代の中国へ冒険に出かけることになる。甲骨文字は、漢字のもとになっている象形文字で、今の漢字と同様に部首とつくりを組み合わせて他の文字にしたりすることもできる。文字の成り立ちだけでなく、文字のもっている力や、昔の人間が抽象的な概念をどのように理解していたか、理解していなかったかということにも話が及んでいる。子ども向けの読み物なので、軽すぎるような気もするが、楽しく読んだ。

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    2023年07月20日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    『変調 日本の古典講義』 内田樹×安田登

    本書のあとがきで、安田登さんが内田樹の本について、読み終わったあとに何も覚えていないということをお話されていたが、全く同じことを私も正直なところ、思っていた。おそらく大学1年生から約10年間で70冊程度の内田樹の著作を読み漁ってきたが、この本について何が語られていたのかを話すのは至難の業である。ただ、全く覚えていないのであるが、読んでいる途中の自分、読んだ後の自分は不可逆的に何か違うものになっていることはわかる。
    特に、読んでいる最中には、どこかで思考のスイッチが入り、今自分の身の回りで起きていることや仕事等で悩んでいたことへの打開策が見えてくるとい

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    2023年07月08日
  • 見えないものを探す旅――旅と能と古典

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    ネタバレ

    能を観たくなった
    むしょうに歩きたくなった
    漂泊の旅人であるシテに共感

    P.161
    能の物語の多くは、漂白の旅人が異界と出会うというパターンを持つ。ふつうの人には出会えない異界も、漂白の旅人だけは出会うことができる。そして、漂白の旅人は異界と出会うことによって、新たな生を生き直すことができるのである。能を観るということは、その地平に観客も巻き込まれるということだ。それによって、能を観終わったあと、心身ともに新たな自分に変化して、新たな生の可能性を感じることができるのではないだろうか。

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    2023年04月14日
  • 役に立つ古典

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    大変やさしい語り口。

    そして、現代の新自由主義とは違う、優しい古典の本来の解釈。

    内容も手軽く優しいために、自分でもう一歩踏み出して調べたくなる一冊。

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    2022年04月23日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    「古典の知識つけたいな。難しいかな、でも学んで知ることができたらこれからもっといろんな本を楽しく読めるだろうな。ものの見方も変わるかもしれない」そんな思いを持ちながらも何もしていなかった私が、入門のようなものになるかもしれないと思って手に取った本です。読んだから知識が増えた、とは言えないけれども、自分のいろんなところが沢山の刺激を受けて、興味を示す範囲がぐんっと広がった感じがしました。心境の変化があったり、環境の変化があったり、少し期間を開けてみたり、そういう風にしながら何度も手に取って、言葉を咀嚼して、長く長く自分の変化を感じながら読んでいきたい本です。

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    2020年08月08日
  • 役に立つ古典

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    能楽師の著者が古事記、論語、おくのほそ道、中庸を読み解くもので、なるほど、確かに、「そうは読んでなかった」経験ができました。古典を「遅読する」こと、私もそれなりに実践してるつもりでしたが、まだまだでした。

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    2019年11月30日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    安田登を知らなかったので面白かった。内田も「安倍嫌い」イデオロギーを抑制してる限りにおいては面白い。

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    2018年08月24日
  • 能―650年続いた仕掛けとは―(新潮新書)

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    能楽を初めて観たとき(最近の話です)、舞台の緊張感がすごく気持ちよくて、なんだかハマりそうな予感がしました。
    主役(シテ)と脇役(ワキ)と各種囃子方はそれぞれ違う流儀の人で、演劇のような事前のリハーサルや練習はないと書いてあるのを読んで、ほんとうにびっくりしました。囃子方は伴奏ではないので、謡の間は聞こえるように音を小さくしたりもしない、というくだりもびっくり!
    日本の古典芸能なのに(というのもへんですが)、忖度とか全然ないんですね!
    あの潔いまでの緊張感の意味がわかった気がしました。

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    2018年06月24日
  • 変調「日本の古典」講義――身体で読む伝統・教養・知性

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    能と論語が主に取り上げられていますが、どの章もすごく面白くて、一気に読んでしまいました。「能は物語の結末が必ずしも演劇的なカタルシスをもたらさなくて、見ている人には片付かない気持ちが残る。片付かないから繰り返し再演して遺恨を語らせることがエンドレスの供養になっている」という内田さんのお話に、最近「安達ヶ原」を見て片付かない気持ちになっていたので妙に納得しました!
    論語もいわゆる教科書的な道徳の話なんかでは全然ないと知りました。
    白川静さんの「孔子伝」にチャレンジしてみます!

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    2018年04月28日
  • 見えないものを探す旅――旅と能と古典

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    渋アートのイベントでは、セルリアンタワー能楽堂に伺い、トークイベントで安田登さんの能の話しを聴講し、能の歌を歌ったりと初めて体感する事が多かった。その時、講演後に購入してサインをいただいた本です。能のシテとはなにか、ワキとはなにか、旅とは、能とはどういう関係性があるのか。この本、安田さんの解説はとても分かり安かった。三島由紀夫の豊饒の海に纏わる話しは興味深く、機会を作って読んでみたいと思います。平家物語の読書をして準備してから、能をまた見に行ってみたいです。

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    2025年12月16日
  • 使える儒教

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    昔受けた悪意による思考を変えることはなかなか難しくて、ついつい同じような雰囲気を感じる人や場所は避けてしまうし、わたしはそれを悪いことだとは思いたくないけど、変えることで見える世界はだいぶ変えられるんだろうなあと思った。変えたいな

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    2025年03月23日
  • 見えないものを探す旅――旅と能と古典

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    日常と非日常に見る能的精神を綴ったエッセイ。
    日本語、日本人の精神、日本関係ないけど能に通ずるところのある何か。
    ワイには難しかったけど面白い。あわい…あちらとこちらが重なって存在するところ。ええですね

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    2025年01月29日
  • 別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した

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    「100分で名著」では素晴らしい朗読も披露なさった能楽師・安田登さんの平家物語解説です。ストーリー解説はもちろんですが、子が親を思う儒教的な”孝”の考え方はこの時期以前にはなかったことや、弱肉強食の平家時代から統治のシステム化を果たした源氏(武士政権)時代への移行について、当時人気の往生マニュアル「往生要集」と登場人物たちの死の関係など、いろいろと参考になることがありました。能作品とのつながりも紹介されており面白かったです。

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    2024年11月26日
  • 魔法のほね

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    能楽師の安田さんによる児童書ということで手に取る。
    中国の古代文字の成り立ちについて描かれたファンタジー。学習まんが(〇〇のひみつ)のようなノリで、知識と冒険が組み合わされていて面白い。
    心とは未来を考える力。文字により考えを人に伝えることができる。

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    2024年09月21日
  • 能―650年続いた仕掛けとは―(新潮新書)

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    ネタバレ

    良書。
    思ったより面白かった。
    世阿弥の偉大さ、豊臣秀吉の影響。時のお金持ちが芸術を育てる。
    能は見る人の想像力を要する。小説と同じだ。知識と人生経験がないと楽しめないのかも。

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    2024年06月22日
  • 別冊NHK100分de名著 読書の学校 安田登 特別授業『史記』

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    能楽師の安田登さんが開成高校の生徒に特別授業をされた内容です
    だからとってもわかりやすくておもしろい!!
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    . 「史記」を通して、歴史の中で思考の概念が生まれる過程がわかるということが驚きの視点でした。
    文字が生まれる瞬間、心や時間の概念生まれる瞬間、法が生まれる瞬間、全て「史記」から見えてくるんです

    無いものが生まれる瞬間。
    文字がない時代の人たちは、文字がある世界なんて想像もつかなかったでしょう。
    ということはこれからの時代を生きる私たちが今までにない概念を生み出すかもしれないということ。
    そのために歴史やいろんなことを学んでたくさん考えることの大切さがわかりました。
    ぜひ若い人たちに

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    2024年02月25日
  • 能―650年続いた仕掛けとは―(新潮新書)

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    安田登(1956年~)氏は、大学卒業後、高校教員を務めていたときに偶々観た能の舞台に衝撃を受け、27歳で下掛宝生流ワキ方の鏑木岑男に入門。国内外の舞台で能を演じつつ、学生の創作能や能についてのワークショップ等、能楽の普及のための幅広い活動に参加している。能や能のメソッドを使った身体論等に関する著書多数。
    本書は、能について、歴史、様式・形式、観阿弥と世阿弥、謡(うたい)、芭蕉や漱石への影響等、幅広い視点から解説したもので、目次は次の通り。
    第一章:能はこうして生き残った、第二章:能はこんなに変わってきた、第三章:能はこんなふうに愛された、第四章:能にはこんな仕掛けが隠されていた、第五章:世阿弥

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    2024年02月21日