邱永漢のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
邱永漢は非常に好きな作家。
自分の実体験や周りの人の行動を見てお金持ちになれる人について説明している。
終戦直後の混乱の時代から、ライブドアがニッポン放送を買収しようとした頃までの時代背景や、その時の貨幣価値や金融制度などからどのように判断して、どのような事業をしたのかと言う事を定点観測的に説明している。
その文章は簡潔なのに、やり取りの描写が分かりやすので理解しやすい。
当時の渋谷や赤坂の坪単価やマンションの価格等を見ると、この時代はこんなに安く買えたのか!と驚いてしまった。
また時代背景の変化や、金融制度の変更などがありそのまま今の時代には通用しない手法もあるが、本質的な所(お金持ち -
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コピーライター、そして『ほぼ日刊イトイ新聞』でおなじみの糸井重里さんと、
お金の神様とも呼ばれる商売上手で作家もやられていた邱永漢さんの、
お金に関する対談集です。
お金に関する対談集と言っても、「こうすればお金が儲かる!」という
啓発的なハウトゥー本ではありません。
お金とはどういうものなのか、その性質を知る邱永漢さんから出る言葉を
糸井さんが引き出して軽く咀嚼して、あとは読者が読み下すという感じの本でしょうか。
そして、話は人生観だとか人の欲望についてだとか、人間の心理や性質の話が
中心になっていきます。
もともと2001年の本が文庫化されたものですが、
その当時の糸井さんが本当にお金 -
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Posted by ブクログ
お金をちゃんと考えることから逃げまわっている
今のぼくにピツタリの一冊。
年末に見つけて、新年初買いでお買い求めました。
更に昨年から「ほぼ日」の虜になってしまったぼくにしてみたら、
糸井本はまずハズレ無し。
普段あまりドッグイヤーをつけることは無いですが、
この本はもう犬まみれ。
単行本から10年越しの文庫化ですが、
10年経った今なお新鮮に読める人生のエッセンス満点の一冊。
タイトルがそうであるように、共感できるポイントも多くて、
新しい知識を得るというよりも、より強固な自信に繋がる内容でした。
タイミング的には
「飽きない商い」というフレーズを知ったその2時間後に
この本 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
かつて著者が「株の神様」と呼ばれたのは、“相場”より“未来の成長”を重視する成長株理論を提唱し、世の中の株価を大きく動かしたから。
低成長と経済のグローバル化が進むなか、株の舞台は日本から海外に移ったが、お金儲けの原則に変わりはない。
明日の投資家たちに贈る五〇のアドバイス。
[ 目次 ]
第1章 思惑は必ず外れる(株が儲かる人より損する人の方が多い;手堅くやる株式投資のやり方もある ほか)
第2章 過去の経験は邪魔になる(貯金と利殖は違う世界;借金で株式投資をしてはいけない ほか)
第3章 なぜ成長株は宝の山なのか(成長株探しが私の仕事になった;なぜ成長株は宝の山なのか ほか -
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[ 内容 ]
どうしたらお金持ちになれるのか?
それは足元に落ちている一円玉を拾うことからはじまります。
景気の動向を見きわめて、貯め、儲け、ふやす極意を伝授。
[ 目次 ]
1 あなたにはお金持ちになる素質があるか?
2 日本はなぜお金持ちになれたのか
3 財産としての不動産を手に入れる
4 手に入れた財産をうまく活用するには
5 お金をふやすには株式投資から
6 お金儲けがうまい人の知恵
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人 -
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金儲けの神様と言われる邱永漢先生のエッセイ。
著者は、日本人と台湾人のハーフとして日本統治下の台湾で産まれる。そのため台湾人として育ったが、台湾では日本人と差別されてきた。
教育熱心な母に育てられた著者は成績優秀で東大進学のため戦時中に日本に移住する。東京大空襲、原爆投下を日本で経験し、東大大学院を卒業したのち、故郷台湾に帰国する。
帰国した目的は、台湾人による台湾を建国するため。当時の台湾は、日本統治からやっと解放されたと思ったら、大陸の内戦に敗れた国民党が逃れてきて、日本より更に酷い政治を行なっていた。
仲間と共に台湾独立運動に疾走した著者は国民党に目をつけられたため、香港に亡命する。 -
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