邱永漢のレビュー一覧

  • 食は広州に在り 改版

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     ウィリアム・グラッドストン(元イギリスの首相)曰く、「人間は、生きるために食うのであって、食うために生きているのは豚だ」って著者はP16ページに紹介し、その手のひらを返すように彼は、食の喜びについて賛同している。如何せん、古い本なので、文字が小さく集中を欠き流し読み。

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    2017年10月20日
  • 食は広州に在り 改版

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    著者は台南育ちで、香港人の妻をもつ。書かれたのは昭和30年というからいまから半世紀もの昔の作品である。
    かなりの良書である。文体も心地よい。

    中国人の本質は、軍事パレードではなく、こういった食の部分にあるだろうなと思う。
    中国人にとって何よりも大事なのは豚である。
    鶏肉はバラバラのもので買ったりせず一羽をまるまる捌くことがなによりも客に対してのマナーである等。

    タイトルを見て即購入して間違いはなかった笑

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    2015年10月31日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    オカネの話を軸としたQ氏と糸井氏の対談。オカネを巡るQ氏の人生観や生き方ということをうまく引き出している。自分の欲望とどう向き合っていくかということをちょっと考えた時にさらっと読めちゃうのでオススメ。

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    2014年09月03日
  • お金持ちになれる人

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    邱永漢は非常に好きな作家。

    自分の実体験や周りの人の行動を見てお金持ちになれる人について説明している。
    終戦直後の混乱の時代から、ライブドアがニッポン放送を買収しようとした頃までの時代背景や、その時の貨幣価値や金融制度などからどのように判断して、どのような事業をしたのかと言う事を定点観測的に説明している。
    その文章は簡潔なのに、やり取りの描写が分かりやすので理解しやすい。

    当時の渋谷や赤坂の坪単価やマンションの価格等を見ると、この時代はこんなに安く買えたのか!と驚いてしまった。

    また時代背景の変化や、金融制度の変更などがありそのまま今の時代には通用しない手法もあるが、本質的な所(お金持ち

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    2014年07月26日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    コピーライター、そして『ほぼ日刊イトイ新聞』でおなじみの糸井重里さんと、
    お金の神様とも呼ばれる商売上手で作家もやられていた邱永漢さんの、
    お金に関する対談集です。

    お金に関する対談集と言っても、「こうすればお金が儲かる!」という
    啓発的なハウトゥー本ではありません。
    お金とはどういうものなのか、その性質を知る邱永漢さんから出る言葉を
    糸井さんが引き出して軽く咀嚼して、あとは読者が読み下すという感じの本でしょうか。
    そして、話は人生観だとか人の欲望についてだとか、人間の心理や性質の話が
    中心になっていきます。

    もともと2001年の本が文庫化されたものですが、
    その当時の糸井さんが本当にお金

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    2013年12月03日
  • 起業の着眼点

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    お手軽に起業をしようと進める本が並ぶ中、堅実なまっとうな起業家の視点の本。

    八百屋さんの話は、興味深かった。値段をつける決定権が自分にある商売なら、才量次第で設けられる。お金の流れ路を見つけること、自分で決めること。対比されている父親から会社を引き継いだ印刷屋さんとは違いが見て取れる。

    手形の怖さも、改めて勉強しようと思う。

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    2013年09月30日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    お金のこと、を考えることは

    決してお金だけのことを考える訳ではない。

    お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたということは、
    自分の人生を考えることから逃げ回っていたのかもしれない。

    基本はお金の話ですが、正確には人生の本、かもしれません。

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    2012年06月20日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    人に力になってもらうためにはお金が必要、というのは自分も同じ考えだが、実際トップにならないとお金が動かせないのがつらいところ。自分にはQさんや糸井さんのような人間的な魅力がないので、人を惹きつけられない。自分に自信がないからだよな~。自身のもてる自分になろうとこの本を読んで思った。本筋からは遠ざかっているとは思うけど。さりげないコトバが随所で心に響いた。読んでよかった。

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    2012年05月26日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    お金をちゃんと考えることから逃げまわっている
    今のぼくにピツタリの一冊。

    年末に見つけて、新年初買いでお買い求めました。

    更に昨年から「ほぼ日」の虜になってしまったぼくにしてみたら、
    糸井本はまずハズレ無し。

    普段あまりドッグイヤーをつけることは無いですが、
    この本はもう犬まみれ。

    単行本から10年越しの文庫化ですが、
    10年経った今なお新鮮に読める人生のエッセンス満点の一冊。


    タイトルがそうであるように、共感できるポイントも多くて、
    新しい知識を得るというよりも、より強固な自信に繋がる内容でした。


    タイミング的には
    「飽きない商い」というフレーズを知ったその2時間後に
    この本

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    2012年01月03日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    お金のことはもちろんだけど、生き方のこと、働くことなど、幅広い対談になっていました。お金っていうのは大事で決して軽んじてはいけないものだけど、お金をすべての基軸に生きてしまうと結局うまくいかなくて、何より大事なものは、やっぱり楽しいとかおもしろいって自分が思えることなんだなあ、と感じました。

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    2012年01月02日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    いたってまっとうな、お金の話に関する対談。なにがまっとうかというと、お金を汚いものとして扱うのでもなく、神聖なものとして扱うのでもなく、がむしゃらに恋焦がれればいいというのでもない、自然なスタンス。お金を大事に扱えばよい、大事に扱うとは誠実に相対峙することと説く。納得。

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    2011年12月20日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    邱永漢さん、すごい
    ほぼ日の三年後を、“ほぼ”正確にあてている

    なるほど、、、

    「唯一からわないのは『世の中は常にかわる』っていうことぐらい」

    なるほど、、、

    まだまだ、僕には「なるほど」としか言えない
    「あっ!やっぱり!?そうだよね!」
    と言える知識のレベルに達していない
    中には「ん?」と思う事もしばしば
    知識の蓄えがまだまだ乏しいなと思う

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    2011年12月09日
  • 損をして覚える株式投資

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    かつて著者が「株の神様」と呼ばれたのは、“相場”より“未来の成長”を重視する成長株理論を提唱し、世の中の株価を大きく動かしたから。
    低成長と経済のグローバル化が進むなか、株の舞台は日本から海外に移ったが、お金儲けの原則に変わりはない。
    明日の投資家たちに贈る五〇のアドバイス。

    [ 目次 ]
    第1章 思惑は必ず外れる(株が儲かる人より損する人の方が多い;手堅くやる株式投資のやり方もある ほか)
    第2章 過去の経験は邪魔になる(貯金と利殖は違う世界;借金で株式投資をしてはいけない ほか)
    第3章 なぜ成長株は宝の山なのか(成長株探しが私の仕事になった;なぜ成長株は宝の山なのか ほか

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    2011年04月22日
  • お金持ちになれる人

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    [ 内容 ]
    どうしたらお金持ちになれるのか?
    それは足元に落ちている一円玉を拾うことからはじまります。
    景気の動向を見きわめて、貯め、儲け、ふやす極意を伝授。

    [ 目次 ]
    1 あなたにはお金持ちになる素質があるか?
    2 日本はなぜお金持ちになれたのか
    3 財産としての不動産を手に入れる
    4 手に入れた財産をうまく活用するには
    5 お金をふやすには株式投資から
    6 お金儲けがうまい人の知恵

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人

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    2010年07月03日
  • わが青春の台湾 わが青春の香港

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    金儲けの神様と言われる邱永漢先生のエッセイ。
    著者は、日本人と台湾人のハーフとして日本統治下の台湾で産まれる。そのため台湾人として育ったが、台湾では日本人と差別されてきた。
    教育熱心な母に育てられた著者は成績優秀で東大進学のため戦時中に日本に移住する。東京大空襲、原爆投下を日本で経験し、東大大学院を卒業したのち、故郷台湾に帰国する。

    帰国した目的は、台湾人による台湾を建国するため。当時の台湾は、日本統治からやっと解放されたと思ったら、大陸の内戦に敗れた国民党が逃れてきて、日本より更に酷い政治を行なっていた。

    仲間と共に台湾独立運動に疾走した著者は国民党に目をつけられたため、香港に亡命する。

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    2024年04月10日
  • 邱飯店交遊録 私が招いた友人たち

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    商人的・打算的を貫いた交友録だと感じた。

    ビジネスに役立つと思われる経営者に対してはまず悪い事は書かない。利益をもたらさない一部の文士(と思われる)に対しては面白おかしくこき下ろす。

    結果十倍百倍の利益をもたらす為なら一晩の食事に手間隙お金は惜しまない。

    人付き合いのビジネス書として読むか、私利私欲の出がらしとして読むか、評価は別れるのではないか。

    谷島屋書店浜松本店にて購入。

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    2022年12月04日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    内容は対談方式なのですが、お金に関わらず色んなところに話が飛んだりしてます。お金を増やそうと思ったら使わないのが一番。お金を大切にする。所々でお金持ちの基本的考えが伺えます。

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    2022年02月01日
  • 損をして覚える株式投資

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    筆者の自叙伝として書かれていたが特に大きなインパクトがある内容ではなかった.

    こういう投資方法では失敗もあるのだなという一教訓として読むといいのだろう.

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    2020年01月05日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    お金の話というか、「生き方」の話が中心です。
    邱さんと糸井さんはお金に対しての向き合い方の本質の部分が、
    「陰」と「陽」のように真逆でした。
    そのような特徴から、二人の間にはこれだけの財力の違いが生まれていると、
    糸井さん本人も認めています。

    お金や人生への向き合い方が変わると自ずと行動と意識も変わるというもの。

    お金としっかりと向き合うことで「人生」にどうゆうプラスがもたらされるか、ということがわかる本だと思います。

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    2020年02月06日
  • お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ

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    すこし前の本ですが、色褪せず今でも通じる内容でした。
    お金の話のはずが、邱さんの人となりへ話が展開されることも多く、楽しく読めました。
    お金から解放されるとお金が儲けられる様になる(世の中にとっても、おもしろいことを追求できる)という感覚があるのですが、彼らはそれを体現しているのだと思います。
    今日のほぼ日を既に想像できているかの様な邱さんの言葉もちらほら。
    糸井さんも70歳。次の世代にバトンを渡す頃合いかもしれません。
    いまこの様な本を出せるなら、誰と誰だろう、という様な想像をして楽しんで読みました。笑

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    2018年12月20日