川上亮のレビュー一覧
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ネタバレパイセン本。時の流れの中に置き去りにされた記憶を、もう一度手のひらにすくい上げるような一冊だった。
『青春時計』は、その名の通り「青春」という曖昧で、けれど誰にとっても確かな時間を、複数の視点で丁寧に描き出している。森橋ビンゴ、川上亮、緋野莉月という異なる作家たちが、それぞれの感性で紡ぐ青春模様は、まるで一つの時計の針が異なるリズムを刻みながらも、最終的に同じ時を指し示すような統一感を見せる。
恋や友情、すれ違い、後悔――そうした青春の断片は決して派手ではない。けれどその静けさの中に、確かな熱がある。登場人物たちは誰もが「今」という瞬間を懸命に生き、その不器用な姿に、読者は自らの過去を重ねずにはいられない。
特筆すべきは、作品全体に漂う“俯瞰の眼差し”だ。甘酸っぱさにとどまらず、どこか人生を見渡すような成熟した筆致があり、単なるラブストーリーの域を超えて、人が成長していく過程そのものを描き出している。
ページを閉じたあと、胸の奥に残るのは郷愁と静かな希望だ。
「青春」は過ぎ去るものではなく、誰の中にも今なお時を刻み続けている――
『青春時計』は、そのことを優しく、そして深く教えてくれる作品である。 -
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シリーズ9作目
運営側が参加者の一人を助けたいという要素が加わったリアル人狼ゲーム
人狼2、預言者1、霊媒師1、用心棒1、村人4の9人村
狂人がいないので、村人サイドとしては有利ではあるんだけど……
今回の視点は運営の一人と用心棒の参加者
マッドランドでも用心棒視点だったので、メインとしては運営側の物語という事かな
運営側の視点で役職がスタート時点で読者にも公開されるので、これまでのシリーズのように自分も参加者の一人として推測する楽しみはない
その分、「人狼なのに強気な発言だな」とか「こいつの挙動はそれが原因か」といった違った視点で展開を楽しめる
村人側が役職を騙るのは一長一短だけど
人狼から必要数以上の役職騙りCoをおびき出すため以外では悪手だろ
前作であったように、すぐに取り消すのがギリギリあり
まぁ、それとて村人側としては人狼が狂人を特定するための行動にも見えるので、吊り先になりやすいから、リアル人狼ゲームではあまり有効手段ではないんだけどね
あと、普通は用心棒Coはありえないけど、こんな状況なら納得
人狼視点で、用心棒を噛んでも翌日二人に吊られる可能性よりも、1/2の襲撃が成功する方に賭けるというのもそんなに無理筋ではない
目次と序盤の展開の時点で「どっち陣営が勝つかネタバレしてねぇ?}と思うものの、そこはリアル人狼ゲームらしい方法でゲームの決着がつくわけですね
全て終わって見れば、そんな構図になっていたのかと驚かされる
鬼頭もそうだったって事でよい?
となると、虎太郎ももしかして?と思うんだけど、そんな描写あったか?
あとがきで、映画の脚本監督を川上亮が手がけるという
参加者は見た目がいいのが選ばれるという作中の設定を、映画でのキャスティングの言い訳っぽい説明してるのねと邪推
多分、続編があると思うけど、運営視点まで持ち出してきたので、どんな設定になるのか予想がつかない -
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ネタバレ久々の人狼シリーズ、今回は運営視点。
運営側の主人公正宗が担当する参加者が、かつての家庭教師先の教え子とわかる。なんとか彼女を、ほかの運営側たちに勘付かれずに助けたいーー。
登場人物紹介の時点で役職の紹介もあり、また運営側だったので、この子が他者にどうアプローチすれば生き残れるかという視点で読めた。
ミステリーを読み続けてる空間でのデスゲーム小説。人の死の価値が違いすぎてちょっと戸惑うけど、これはエンタメ…
参加者が、命をかけたゲームであることを理解した上での参加、ふんわり招待され参加、拉致され強制ってのが、作中では狡くないって言われてたけど普通にずるい気がする。
全員希望しての参加だと死の危険からの恐怖みたいなのが希薄になるから避けたのかなと思うけど、拉致だけなのもルール説明をまた丁寧にしなきゃでいちいち手間だからなのかなー、でもちょっとバランスが悪い気が。
でも全体のゲームの流れはよく練られてて、ご都合主義なヒロイン補正的なとこもなくて関心した。
(早坂くんが用心棒COしなかったのがちょっとご都合…なくらい)
後半、柚月が用心棒ってバラすメリットがわからなくて、でも理由を読みめちゃくちゃ納得。
一ノ瀬くんが相方を裏切ったとこも違和感なかった。
そして勝たせたい知り合いがいるの主人公正宗だけではなかったというオチーー
いやー、命の価値が低過ぎる。
でもおもしろかった。いつも思うけど初日の最初に吊られる人ってただただ不運で可哀そう。
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購入済み
スピーディーな展開が楽しい
人狼ゲームが故なのか、かなり展開は早いです。でも、論理的に無理はなく、内容は重いですが、さらっと読めて楽しい作品です。
人が死ぬシーンはそこそこしっかり描写されてるのでグロ耐性弱い人は苦手かもしれないです。
最終巻まで購入して読みましたが、恐らく人狼ゲームに詳しい方なら、かなり序盤で人狼の一人がわかりそうですが、物語としてドキドキ感を楽しみたい方ならサスペンスミステリーとして面白い作品です。
ちなみに、謎解きとかミステリー好きなら中盤で怪しいヤツを察しますw
シリーズ物なので、他のシリーズが気になってる方もいると思いますが、細かいことを気にならない方ならシリーズ物から読み進めても面白いかもしれません。
ただ、ビーストサイドはこの作品の続きになってるようなので、それだけ単品で読むと「なんかあったんだな…」という気持ちで読むことになります。気にならなければいけます。クレイジーフォクシーも同じ感じなのかも?(私は物語の始まりが気になって購入してます!)
ただ、新しいシリーズほど、複雑な人狼ゲーム(役職が増える)になるので、人狼ゲーム好きな方はシリーズ物を読むことをオススメします!
絵も綺麗で、話の展開も面白いのでオススメです。人狼ゲームに興味がある方はぜひ。 -
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人狼ゲームシリーズのLOST EDENの続き
LOST EDENをドラマで見てて、映画を見る前に読んでおこうと思って読み始めたら
「もしかしてLOST EDEN読んでなくね?」って事に気づく
でもまぁいいやと思って読んだけど、ドラマと原作はそんなに違いはないっぽい
インフェルノを読んだ後に映画も見たけど、ストーリー展開はほぼ一緒
主催者についてより詳しく言及されてたり、誰がどうして吊られる事になったかという描写が加えられていたり
人狼ゲーム的にはセオリーではないけど、リアルに命がかかっているんだったらそうなってもおかしくないよな~ という説得力はある
毎回思うけど、自分がこんな状況に置かれたら、まったく生き残る道が見えねぇ
小賢しい事言って信用されなくて吊られるか、こいついないほうが良くね?って人狼に襲われるだろうなぁ
それはそうと、今回のメンバ
紘美、亜利沙、ルナの生き残り3人と和希を含む同級生
最初の人狼ゲームもそうだったけど、学校でのリアルな人間関係や裏での関係なんかがあると、普通の人狼ゲームではない心理戦が描けていいよなぁ
ところで、続編が出てないんだがこれで人狼ゲームシリーズは打ち止めかな? -
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今回の主人公の役職というか陣営は恋人
キューピットという役職は初耳
キューピットはゲーム前に恋人二人を選ぶ
恋人は片方が死ぬともう片方も死ぬ
ゲーム終了条件時点で恋人が生き残っていた場合は恋人陣営の勝利
ってか、これは条件厳しくね?
相当うまく立ち回らないと生き残れない
恋人が村人×村人、村人×狼、狼×狼、それぞれに危うさを孕んでいるなぁ
村人×村人の場合は吊りと噛みのリスク
村人×狼の場合は人狼勝利条件達成時までの生き残りリスク
狼×狼の場合は片方の吊りで即試合終了リスク
一番ましなのは狼×狼か?キューピットも含めて役職乗っ取りが比較的容易
でもまぁ、その分吊られるリスクは増えるか
いやぁ~、絶妙なバランスだなぁ
そして今回の参加者は全員経験者&希望者
いやいや、頭おかしいでしょ
人狼ゲームは確率的には参加者の半数は死ぬぜ?
どこぞの陣営が安全策を取ったら残り3、4人
最悪は一人しか残らんぜ?
経験者なのによく参加する気になるね
いや、むしろ経験者だから自分の力を過信してるのかな
あと、今回は「吊り」は自分たちで行う
勝手に首輪は絞まらない
この設定、より殺伐としていいねぇ
最終局面、普通の人狼ゲームじゃなく、賞金ありのゲームらしくてよろしい
そう考えると、キューピットが生き残って勝つって相当難しいんじゃね?と改めて思う
そして、最後の展開
この後の作品に続きそうな予感がしてよろしい -
Posted by ブクログ
今回の主人公の役職は……
終盤までわからないというのは初か
いやでもまぁどっちでもいいけどね
なぜ人狼ゲームをさせられているかとか、それはどんな人達なのかというのが判明?
施設からの脱出を本気でトライするというのも初か
その辺が主人公の役職のカモフラージュになっている部分もあるのか?
陣営の勝利=自分の勝利という普通のルールと違って、陣営の勝利+生き残りじゃないといけないというのはつくづく厳しいなぁ
占い師、霊媒師も真であれ騙りであれ、いずれも死の危険度が半端ねぇ
どうせ最終的には噛まれるか吊られるので
となると、狂人が何も騙らないという状況もありだな
最初から終盤のパワープレイ狙いで
共有者にしても噛み先になるだけなので、一人目すら名乗り出ないという策も有効か
その後の状況を考えると、乗っ取られる危険性も低いしね
ただ、そうなると読者には推理のしようがなくなるので、ゲーム外の人間関係のもつれを入れることで誰が吊られるとかの理由をつくるわけですね -
Posted by ブクログ
登場人物が多くて、途中で誰がどうなのか分からなくなった。
確かに村人が勝利するために理性的に行動するか、自分の恨みを晴らすために衝動的に行動するかは興味深い。
文隆の恨みの小さいことが笑ってしまった。
最初に死んだ人たちの恨みも知りたかった。
漫画版も読んだが、所々はしょられてたり、追加されていたりするきがする。
ここまで命懸けなのは遠慮したいが、人狼をやりたくなってきた。
個人的には、人狼の戦略が恐ろしい。あんな奴が隣人は嫌だ。
最後の結末が衝撃的。確かに、人狼役は人狼のプロフェッショナルだった。
読み終わるのに一時間もいらないライト感はオススメ。
ただ、人狼のルールを知るのには使えない。
素直にパソコンで調べた方が早いし分かりやすい。