川上亮のレビュー一覧
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映画やドラマ、そしてソーシャルゲームでも話題となった『人狼ゲーム』
解説を読むと、その原点たるゲームは『Mafia』という名で1930年代にヨーロッパ東欧で流行り、後にアメリカで『汝は人狼なりや』。そして2013年に日本で『人狼ゲーム』として波及したと、ほぉ〜、知らなかった。
本作『人狼ゲーム』は、高校生が廃墟と化した施設に誘拐され、正体不明の者たちによって強制的に殺人を行わされるといった内容。度々、映画化やドラマ化されているので、私は何本か観たことはありますが、原作小説を読むのは今回が初めてです。
ライトノベルではないですが所々に挿絵があったり、登場人物の状況が章ごとに現れるので、比較的 -
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そういうオチなのか…
人狼ゲームとしての騙し合いを期待してる方には楽しい作品です。スカッとする話では無いです。
個人的に「続編を臭わせる終わり方か…」と思いましたが、人気なら当然ですし、むしろ楽しみが増えたって感じですね。
1つ言っておきたいのが、この人狼ゲームに巻き込まれた人達が「なんでこんなことに!真相を明らかにするぞ!」て話ではなく、人狼ゲームをして狂っていく人間模様を見る物語なので、覚悟して読んでもらえたら楽しいと思います。私はすごく楽しかったです。 -
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人狼1、預言者1、用心棒1、狂人7の狂人村
これって人狼カミングアウトでほぼ人狼陣営の勝利確定じゃね?
村人勝利には奇数進行で最終日の吊りで2票入れるしかない
まずは預言者が人狼騙りで護衛成功の確率が1/2
そしてこのまま預言者護衛を続けながら他6人の狂人と吊り噛まれ逃れ合戦で最後まで生き残るんでしょ
勝利確率10%もない
狂人にしても最後の一人にならないと生き残れないので、自分の勝利確率は15%いかないくらい
狂人が預言者騙りをする意味はないよなぁ
人狼からしたらどうやっても真にしか見えないし、確実に最終的には噛まれる
用心棒騙りで護衛成功後に人狼にカミングアウトで狂人と信じてもらう手がな -
Posted by ブクログ
ネタバレ前回のゲームでは村人だった由佳。
今回はタイトル通りに人狼としてゲームに臨む。
同じように前回のゲームを生きて勝ち抜けた萬田麗子と伊勢淳も、人狼役を割り当てられていた。
参加者は13名。全員がクラスメートだ。
人狼3名、予言者1名、用心棒1名、共有者2名、村人6名。
前回のゲームではなかった役職も登場し、その代わりに人狼も3名に増えている。
人狼として勝ち抜けるためにはどうしたらいいのか。
由佳は策を考える。
ゲームに慣れていることを悟られてはならない。
あまり目立たず、けれども村人としての反応、考え方は明確にしなければならない。
夜に狩る相手も、手当たり次第というわけにはいかない。
後々に生 -
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頭がお花畑の女の子が主人公。
殺すか殺されるかの頭脳戦としての人狼を期待しているのなら、今回は期待外れとしか言えない。
「好きな人を生き残らせるにはどうしたらいいか」を前提に、最初から最後まで行動している。
勝手に幻想を抱いて、勝手に裏切られた気になって、アホとしか思えない。
「Crazy Like A Fox」とは狐のように狡賢く抜け目のない、という意味だが、これではただの色情狂の色気違いとしか思えない。
それから最後に役職を教えてほしかった。
でも、一時間足らずで読めるライト感はこの作品の唯一と言っていいほどの数少ない美点であると思う。
そういえば、今回は「人狼はゲームのスペシャリストで -
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「人狼ゲーム」をしたことがない人もいるだろう。
「人狼ゲーム」とは何か。
真実はどこにあるのか。狼はいったい誰なのか。
互いに探りあい、騙しあってそれぞれの勝利をめざす心理ゲームである。
ゲーム開始直後は情報がほとんどない。
ではいったい何をもって処刑される人間が決まるのか。
狼によるミスリードもあれば、自ら墓穴を掘っていく人間もいる。
妙に目立つ、あるいは存在を消そうとする、論理的に考えているふりをする。
どれもが処刑の理由になりうる。
結局、誰でも最初に処刑される可能性があることになる。
単なる娯楽として楽しむにはなかなか面白いゲームだと思う。
駆け引きも重要な戦略だし、相手側との心理戦は