シリーズ9作目
運営側が参加者の一人を助けたいという要素が加わったリアル人狼ゲーム
人狼2、預言者1、霊媒師1、用心棒1、村人4の9人村
狂人がいないので、村人サイドとしては有利ではあるんだけど……
今回の視点は運営の一人と用心棒の参加者
マッドランドでも用心棒視点だったので、メインとしては運営
...続きを読む側の物語という事かな
運営側の視点で役職がスタート時点で読者にも公開されるので、これまでのシリーズのように自分も参加者の一人として推測する楽しみはない
その分、「人狼なのに強気な発言だな」とか「こいつの挙動はそれが原因か」といった違った視点で展開を楽しめる
村人側が役職を騙るのは一長一短だけど
人狼から必要数以上の役職騙りCoをおびき出すため以外では悪手だろ
前作であったように、すぐに取り消すのがギリギリあり
まぁ、それとて村人側としては人狼が狂人を特定するための行動にも見えるので、吊り先になりやすいから、リアル人狼ゲームではあまり有効手段ではないんだけどね
あと、普通は用心棒Coはありえないけど、こんな状況なら納得
人狼視点で、用心棒を噛んでも翌日二人に吊られる可能性よりも、1/2の襲撃が成功する方に賭けるというのもそんなに無理筋ではない
目次と序盤の展開の時点で「どっち陣営が勝つかネタバレしてねぇ?}と思うものの、そこはリアル人狼ゲームらしい方法でゲームの決着がつくわけですね
全て終わって見れば、そんな構図になっていたのかと驚かされる
鬼頭もそうだったって事でよい?
となると、虎太郎ももしかして?と思うんだけど、そんな描写あったか?
あとがきで、映画の脚本監督を川上亮が手がけるという
参加者は見た目がいいのが選ばれるという作中の設定を、映画でのキャスティングの言い訳っぽい説明してるのねと邪推
多分、続編があると思うけど、運営視点まで持ち出してきたので、どんな設定になるのか予想がつかない