【感想・ネタバレ】人狼ゲームのレビュー

あらすじ

高校二年生の愛梨は、バイトの帰りに何者かに拉致される。目覚めると、周囲には円を描くように同じ高校の制服を着た男女が座っていた。そして、首には何の目的か分からない首輪がはめられていた。不可解な状況に戸惑う愛梨たち。すると壁に掛けられたモニターが光り、「人狼ゲーム」と表示され、『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。拒否権はありません。これは、特別な方々を楽しませるためのショーです。この場で起きるすべての出来事は撮影され、中継されています』と告げられる。「人狼ゲーム」とは、プレイヤーが村人と狼に分かれ、それぞれがある種の条件の下にお互いを当てるというもの。しかし、このゲームでの“負け”は“死”を意味していた……。何故、彼ら彼女らはここに集められたのか? そして、生き残るのは誰か……生死を賭けたゲームが、いま始まる――。
※巻末に関連作品の特別立ち読みファイルを追加しております。冒頭から作品の一部をお楽しみいただけます。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

元々のゲームを参加経験はないものの、放送やチャット等で度々観戦していたため、最初はその雰囲気が描かれるのかと思っていました。
ですが、いざ蓋を開ければいい意味で現実感のある心理戦。後書きでもありましたが、小説ならではの展開に「買ってよかった」と思えました。続刊も購入予定です。

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2014年08月20日

Posted by ブクログ

拉致された10人の高校生が、リアル人狼ゲームで生き残りをかけ、頭脳戦を繰り広げる話。

映画が面白かったので小説も読んでみた。正直、ノベライズみたいな物を想像していてナメてたのだが、文章が上手く小説としても完成度が高い。
10人のキャラクターや背景、憎悪の円環関係など、構造も巧みで、それぞれの行動原理が理解しやすく腹落ちした。
人狼の正体や、なぜこの人がこんな行動に…、という理由も納得できるオチだった。その後シリーズ化されるほどの人気になるのもよく分かる。

伏線の回収、意外な行動の理由、人間心理として有り得る動機などなど、とても面白い小説だった。

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2022年11月18日

Posted by ブクログ

何者かによって選ばれた高校生たち。彼らが連れ去られた場所で行われていたものは人狼ゲームと呼ばれるゲームで人狼と村人などがいて夜になると人狼が村人を殺すというゲームであった。誰が人狼で誰が嘘をついているのか・・・
最後まで予想がつかない作品でとてもハラハラドキドキでした。 ゲームが好きな人などにもお薦めの作品です!

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2014年01月07日

Posted by ブクログ

今流行りの。実際にはやったことないけど。映画は見ていない。ラストでまさかあの人が…というのはあった。人狼に生かされていたという設定、なんとなくは納得できるが決め手には欠けるような気もする…。しかし話としてはあれが一番自然な流れなのかも。ストーリーは面白かった。

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2021年05月09日

Posted by ブクログ

登場人物が多くて、途中で誰がどうなのか分からなくなった。
確かに村人が勝利するために理性的に行動するか、自分の恨みを晴らすために衝動的に行動するかは興味深い。
文隆の恨みの小さいことが笑ってしまった。
最初に死んだ人たちの恨みも知りたかった。
漫画版も読んだが、所々はしょられてたり、追加されていたりするきがする。
ここまで命懸けなのは遠慮したいが、人狼をやりたくなってきた。
個人的には、人狼の戦略が恐ろしい。あんな奴が隣人は嫌だ。
最後の結末が衝撃的。確かに、人狼役は人狼のプロフェッショナルだった。

読み終わるのに一時間もいらないライト感はオススメ。
ただ、人狼のルールを知るのには使えない。
素直にパソコンで調べた方が早いし分かりやすい。

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2017年02月19日

Posted by ブクログ

人狼ゲームを素材にした生き残りのためのデスゲーム。
この系統は苦手なんですけどテンポよく読めた。
続編のほうも気になる。

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2014年10月14日

Posted by ブクログ

吊りや夜の襲撃で実際に人が死ぬ、リアル人浪ゲーム。
文章が非常に淡白なので読みやすいとも言えるが、感情移入しにくくて盛り上がりに欠けるとも言える。

とはいえ、要所で回想をはさむことでキャラに感情移入させ、誰が人浪であるのかミスリードし、ラストのラストまでどんでん返しが用意されている構成は見事。
評判が悪かったので期待値が低かったってのもあるけど、個人的にはなかなか楽しめた。
人浪っぽくないという理由で低評価がつけられるのは、ちょっと作者がかわいそうな作品。

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2013年09月15日

Posted by ブクログ

映画やドラマ、そしてソーシャルゲームでも話題となった『人狼ゲーム』
解説を読むと、その原点たるゲームは『Mafia』という名で1930年代にヨーロッパ東欧で流行り、後にアメリカで『汝は人狼なりや』。そして2013年に日本で『人狼ゲーム』として波及したと、ほぉ〜、知らなかった。

本作『人狼ゲーム』は、高校生が廃墟と化した施設に誘拐され、正体不明の者たちによって強制的に殺人を行わされるといった内容。度々、映画化やドラマ化されているので、私は何本か観たことはありますが、原作小説を読むのは今回が初めてです。

ライトノベルではないですが所々に挿絵があったり、登場人物の状況が章ごとに現れるので、比較的に読みやすく、1日で読み終わりました。
人狼ゲームの人気度と認知度を考えれば、面白さは言わずもがなですよね。

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2023年05月05日

Posted by ブクログ

殺人人狼ゲームの本は怖すぎる。

最後のどんでん返しというか、終わらない恐怖はより怖さを助長させる内容でした。

ってか、「ゲームの主催者は誰なんだー!」という疑問。笑

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2023年02月10日

Posted by ブクログ

高校生が拉致され、集められて監視の元人狼ゲームを行なわされることとなる。ルール違反、人狼に殺された者、投票で吊られた者は現実でも即座に殺される。

バトルロワイヤルと構造は同じ、対人のゲーム上の心理戦に「現実世界で誰かが誰かを恨んでいる構図で集められたメンバー」という要素が加わってるあたりが生々しさがある。主人公が極限状態で推理の力をどんどん発揮する様子も作者がやりたかったテーマだと思う。

キャラクターの設定が若干甘いかな

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2018年01月28日

Posted by ブクログ

「人狼ゲーム」をしたことがない人もいるだろう。
「人狼ゲーム」とは何か。
真実はどこにあるのか。狼はいったい誰なのか。
互いに探りあい、騙しあってそれぞれの勝利をめざす心理ゲームである。
ゲーム開始直後は情報がほとんどない。
ではいったい何をもって処刑される人間が決まるのか。
狼によるミスリードもあれば、自ら墓穴を掘っていく人間もいる。
妙に目立つ、あるいは存在を消そうとする、論理的に考えているふりをする。
どれもが処刑の理由になりうる。
結局、誰でも最初に処刑される可能性があることになる。
単なる娯楽として楽しむにはなかなか面白いゲームだと思う。
駆け引きも重要な戦略だし、相手側との心理戦は緊張感がある。
だが…自分の命がかかっているとしたら。
楽しむ余裕なんてあるわけがない。
ゲームに参加しなければ、それもまた死を意味する。
生き残る可能性に賭け、参加するしかない。
「怖いな」と思ったのは、命が掛かっているゲームの設定ではない。
どんな状況にもやがては慣れていってしまう、人間がもつ本質的なものだ。
感情を捨てなければ自分の心が壊れていってしまう。
だから防衛本能が働き、過酷な状況にもやがては慣れていく。
一日ごとに増えていく犠牲者。
他人の命を奪うために汚れていく自分自身の手。
死なないためには戦うしかない。
誰も自分を守ってなどくれないのだから…。
映画化されたものは主人公・愛梨の設定が少し変えられていた。
それでもほとんどは原作から大きく外れる内容ではなかった。
期待していなかったせいか、けっこう楽しく観ることができた。
この手の物語は、どうしてもより刺激的な方へと描写が傾きがちだ。
ありきたりの切り口ではなく、もっと違うアプローチだったらもう少し深い内容になったのではないかと残念な感じもした。
読みやすい若年層向けのこのジャンルにも、近いうちに読み応えのある物語が現れるような…そんな気がしている。

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2017年03月06日

Posted by ブクログ

今年の夏に人狼ゲームをやりました。

メッチャハマります!
大の大人が6時間以上も夜中に嘘を付き合い
『お前が人狼だ!』
『私はきっと殺される。その意味を理解して』
『あなたは自分の行動の矛盾をどの様にはらします?』
て言葉を言い合うなんて・・・

とても中毒性のあるゲームです。
おかげで本まで買っちゃいました。

ゲームをしてから読む事をオススメします!

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2015年11月11日

Posted by ブクログ

アナログゲーム「人狼ゲーム」を小説でやってみたというもの。一時流行った漫画「ライアーゲーム」や「賭博黙示録カイジ」などと同じように、命をチップに非日常のゲームに巻き込まれる。こういったゲーム小説の先駆者に土橋真二郎がおり、人間描写もゲーム性も秀逸なため、特に面白いとは思わなかった。ドキドキして興奮したが、興奮剤というか刺激みたいなもんだな。

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2015年07月25日

Posted by ブクログ

人狼ゲームの展開そのものはそこまで面白くなかったし、リアルにやった人狼ゲームの方がもっと面白い展開になったことがあるので、イマイチ。
でもオチが面白かったので良かった。

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2014年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読む順序間違ってしまいましたが…

こちらは主人公が村人なので、もうひとりの人狼が誰なのか・何故あの時にあの人を?あんな発言を?というのが最後まで明かされず、読者の推理に任されるところがあります。

以下ネタバレ!


もうひとりの人狼は?と気になった時に他の方のレビューを読んで、井上姉というのが分かりました。また、予言のやり方を知っていた理由も分かったんですが…
何故あのタイミングで、自分が予言者だと名乗り出たのかが理解出来ない。自分が人狼なので殺されることはないが、井上妹が特別に疑われていたわけでもなく、もうひとりの人狼を庇ったわけでもなく…逆に怪しまれるのは分かっていたはず。
妹を庇うという理由で名乗り出るのなら、井上姉妹(人狼1、村人1)で生き残る手を打った方が良かったのでは?
それならば、最終的に井上姉に裏切られることも考慮し、もうひとりの人狼である多田が村人の仁科を庇い味方つけるという作戦も納得出来るんだけど。
それだったらむしろ、続編というより人狼からみたサイドストーリーも読みたいと思う。

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2014年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

同じ高校の生徒が集められてリアル人狼ゲーム
人狼2占い師1狩人なし
暴力、カードを見せるなどのデスペナあり
そして人狼はスペシャリスト

こんな状況だったら明らかに村人は不利だな
ま、最後まで読むとまぁこのルールでもいいかとも思えるけど

人狼の正体は小説のセオリー通りで考えると中盤で確定する

だ、自分が実際にこのゲームに参加してたらどうかな?
セオリーはあくまでセオリーで絶対ではない
その状況で白判定はちょっと疑問が残る

そして姉の行動が不可解
妹を確実に助けたいなら人狼をバラせばいい
そうしなかったのは自分が生贄になって陣営をたせる勝つため?
でも、フツーの人狼と違って、陣営の勝ち=自分の勝ちではないし・・
と考えると人狼同士で何がしかの関係があったのかと邪推するけど、その辺はよくわからん

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2014年08月06日

Posted by ブクログ

BEAST SIDEを読んだ後チラ見したので、主人公が同じで、その主人公が村人をやった(と同本で語っていた)ときが書いてあるのかな、と思ったら違うのね。まあちょっと期待。

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2014年07月12日

Posted by ブクログ

もっと濃~~~~く書いてほしかったなぁ。でも面白かったです。
囚人と看守のゲームみたいなやつなんだね、人狼ゲームって

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2014年06月14日

Posted by ブクログ

テレビ番組などで実際やっているのを見たことがあり、ある程度ルールがわかった状態で読みましたが、やはり実際に人が死ぬっという緊張感があって番組などでやっているよりも楽しめました!推理の仕方が若干微妙だった気もしますが十分楽しめました。

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2013年10月23日

Posted by ブクログ

登場人物それぞれの視点があったから、感情移入しやすかった。こういう、全ての人が誰かしらかに恨みを持ち、誰かしらから恨まれている状況がさらにこの作品を面白くさせている。
実際、自分が人狼ゲームをしてみるとゲーム中に交わす会話も緊迫したものがなく少々物足りなさを覚えるのだが、この作品は人に対する恨みをうまく使っているので人狼だと疑う理由、疑われる理由がまあ納得でき、面白かった。ただ、もう少しスリルと、ボリュームが欲しかった。

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2013年10月11日

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