あらすじ
高校二年生の愛梨は、バイトの帰りに何者かに拉致される。目覚めると、周囲には円を描くように同じ高校の制服を着た男女が座っていた。そして、首には何の目的か分からない首輪がはめられていた。不可解な状況に戸惑う愛梨たち。すると壁に掛けられたモニターが光り、「人狼ゲーム」と表示され、『皆さんにはこれから人狼ゲームをプレイしていただきます。拒否権はありません。これは、特別な方々を楽しませるためのショーです。この場で起きるすべての出来事は撮影され、中継されています』と告げられる。「人狼ゲーム」とは、プレイヤーが村人と狼に分かれ、それぞれがある種の条件の下にお互いを当てるというもの。しかし、このゲームでの“負け”は“死”を意味していた……。何故、彼ら彼女らはここに集められたのか? そして、生き残るのは誰か……生死を賭けたゲームが、いま始まる――。
※巻末に関連作品の特別立ち読みファイルを追加しております。冒頭から作品の一部をお楽しみいただけます。
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Posted by ブクログ
読む順序間違ってしまいましたが…
こちらは主人公が村人なので、もうひとりの人狼が誰なのか・何故あの時にあの人を?あんな発言を?というのが最後まで明かされず、読者の推理に任されるところがあります。
以下ネタバレ!
もうひとりの人狼は?と気になった時に他の方のレビューを読んで、井上姉というのが分かりました。また、予言のやり方を知っていた理由も分かったんですが…
何故あのタイミングで、自分が予言者だと名乗り出たのかが理解出来ない。自分が人狼なので殺されることはないが、井上妹が特別に疑われていたわけでもなく、もうひとりの人狼を庇ったわけでもなく…逆に怪しまれるのは分かっていたはず。
妹を庇うという理由で名乗り出るのなら、井上姉妹(人狼1、村人1)で生き残る手を打った方が良かったのでは?
それならば、最終的に井上姉に裏切られることも考慮し、もうひとりの人狼である多田が村人の仁科を庇い味方つけるという作戦も納得出来るんだけど。
それだったらむしろ、続編というより人狼からみたサイドストーリーも読みたいと思う。
Posted by ブクログ
同じ高校の生徒が集められてリアル人狼ゲーム
人狼2占い師1狩人なし
暴力、カードを見せるなどのデスペナあり
そして人狼はスペシャリスト
こんな状況だったら明らかに村人は不利だな
ま、最後まで読むとまぁこのルールでもいいかとも思えるけど
人狼の正体は小説のセオリー通りで考えると中盤で確定する
ただ、自分が実際にこのゲームに参加してたらどうかな?
セオリーはあくまでセオリーで絶対ではない
その状況で白判定はちょっと疑問が残る
そして姉の行動が不可解
妹を確実に助けたいなら人狼をバラせばいい
そうしなかったのは自分が生贄になって陣営をたせる勝つため?
でも、フツーの人狼と違って、陣営の勝ち=自分の勝ちではないし・・
と考えると人狼同士で何がしかの関係があったのかと邪推するけど、その辺はよくわからん