穂高明のレビュー一覧

  • むすびや

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    うーん、期待はずれだったなぁ。
    結の後ろ向きというか、中途半端な心持ちが微妙。
    連作短編なのだけど、一遍一遍が短く淡々と終わってしまう気がして残念ながら私には合わなかった。

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    2017年03月21日
  • むすびや

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    大きい切り身の鮭。握りたてでまだ塩が残っている熱々の柔らかなおむすび。昔、母が握ってくれたことを思い出していた。誰しもおむすびの記憶はあるだろう。そんな思い出と共に温かい気持ちにさせてくれる一冊でした。
    あらすじ(背表紙より)
    就職活動で全敗し、家業のおむすび屋を手伝うことになった結。実家の商売に子供の頃からコンプレックスを抱いてきた結だが、おむすび作りに実直に向き合う両親の姿を目の当たりにし、気持ちに変化が訪れる。「結」という名前に込められた、亡き祖母の想いも前途を温かく照らしだす―。一人の青年の新たな出発を描いた成長物語。

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    2017年03月19日
  • かなりや

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    ネタバレ

    苦しい思いをして、つらい思いをして、それでも人は生きていく。苦しさの中に見える、人と人との関わりの優しさ、温かさに心をじんわりと暖められるお話でした。

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    2016年10月27日
  • これからの誕生日

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    気持ちが沈む作品でした!
    高校の演劇部に所属し、元気に過ごしていた千春さんは、バスの事故で顧問の先生と部活の仲間を全員亡くし一人生き残る。千春さんは生き残ってしまったことに罪悪感をだき、1人で苦しむ。

    寄り添おうとする弟の存在が助けです。
    励ましの言葉の無力さも感じます

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    2016年03月13日
  • 月のうた

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    ポプラの文学賞受賞って、あのヒロくんの次?

    それはさておき、この作家さんを全然知らなかったのだけれど、この作品はツボ。
    もんのすご~く手馴れているわけじゃなくて、初々しいっていうか、大事なことがストレートなところが、良いなあ~

    お母さんとなった、祥子さんと美智子さんの高校時代の物語に涙・・・
    婆ばに宏子さんの母親が、カッコいいなと思えるのは、私がその年齢に近いからかもね。
    生きるっていうのは、若いだけじゃどうにもならないことが大きいんだよね、きっと。
    民ちゃんは例外中の例外。
    心が鍛えられたから、人にやさしくなれる稀有な存在!

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    2014年10月15日
  • これからの誕生日

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    2014/08/05
    人にはそれぞれの立場があって、決してきれいごとだけでは生きていけない。
    辛い時は憎むべきではない人を憎んだりして、そんな自分がまた嫌になったりするんだよなぁ。
    最後の登場人物達の気持ちの変化が少し唐突に感じたのが残念。

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    2014年08月05日
  • かなりや

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    各話、ちょっと意外な登場人物が順番に主人公になっていて、主観と客観の読み比べ面白かった。
    短編の中の登場人物は繋がっていて、そのために物語も繋がってはいるのだけど、物語の核となっている主人公の影が薄いと感じた。
    短編を跨ぐ、1冊を通しての軸が半分より手前でポキッと折れていた感じ。最初の2つが連続した話だと思っていたらいきなり他人の話が始まって、「え、なになに?」って感じで、その後特に触れるわけでもなかったので、最初のあれは何だったの?という思いが残った。
    あと、各話にいちいち裏の世界の説明が入るのが面倒くさかった。

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    2013年11月23日
  • 月のうた

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    母親を小学生の時に亡くした民子、亡き母の親友、父親、そして父親の再婚相手、それぞれの視点で今の生活と過去を振り返る。
    月の姿を物語の中にちりばめるのが印象深い。月の光のような温かさが伝わってくる。
    私には、再婚相手の宏子さんとその母の考え方が好感持てた。応援したくなる。

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    2013年01月25日