車浮代のレビュー一覧

  • 蔦重の教え

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    退職を迫られた55歳のサラリーマン武村竹男(タケ)が江戸時代にタイムスリップ。タケを拾ってくれたのは、稀代の出版プロデューサー・「蔦重」こと蔦屋重三郎だった!ここから始まる感動の面白さ、大河ドラマの展開を超える、実用エンタメ小説が・・・!

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    2025年02月11日
  • 蔦重の教え

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    面白い!浮世絵や絵師に興味はありましたが版元の蔦重は本物の江戸っ子。おいらの憧れでもあります。うん十年も東京に住んでもなかなかなれるものじゃない。この教えがもっと早く知っていれば。でも物事にたらればは無い。これから頑張る。しか無いかなぁあはは(笑)

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    2024年12月31日
  • 蔦屋重三郎と江戸文化を創った13人 歌麿にも写楽にも仕掛人がいた!

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    江戸時代の版元・蔦屋重三郎。
    江戸文化の仕掛人としての生き方と、彼が見出した
    絵師、作家たち13人の姿を分かり易く紹介する。
    ・まえがき ・相関図
    第1部 蔦屋重三郎とは何者だったのか?
    第2部 江戸文化を創った13人
             ――蔦屋重三郎が見出した絵師・作家
    主な参考文献有り。
    巻末付録として、本書に登場する主要人物ゆかりの地の地図、
    本書に登場する14人の生没年図、蔦屋重三郎年表

    江戸時代、田沼意次から松平定信へ。自由から統制への
    時代の変遷の中で生き、活躍した版元・蔦屋重三郎。
    23歳で開業してからの機を見て動く、プロデュース、
    マーケティング、ビジネス、狂歌での人脈形成、

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    2024年10月30日
  • 気散じ北斎

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    表紙の絵を見ると、おちゃらけな内容なのかと思いきや、読み応えのあるものだった。
    芸術を極める者は、それ以外は非常識、それを上手く現しているように思う。
    もうすぐ明治という頃だったんやねー。

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    2024年05月18日
  • 天涯の海

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    面白かった!愛知県半田市、ミツカンさんの初代から三代までのストーリー。
    酒粕で作られた、粕酢、江戸前寿司の歴史が読める。
    前半の酒造としての試行錯誤もとても読みごたえあり。
    まさに、今、ナウなSDG’sですが
    SDG'sといえば江戸時代ですわな、その後期のお話
    アツいです。

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    2024年03月15日
  • 蔦重の教え

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    社会人としての教訓に溢れた素晴らしい作品。タイムスリップがなんかのドラマみたいやけど、それ以上に学びが満載です。

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    2024年02月10日
  • 天涯の海

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     知多半島にある、ミツカンは私の地元です。そんな事もあって、興味ある歴史小説でした。読み終わって、あまり関係ないのに、ミツカンを誇らしく思います。
     ワクワクしながら読めました。
     
     

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    2023年12月19日
  • 天涯の海

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    ツンッとした芳醇なお酢のにおいがページを開くたびに漂ってくるかのような物語。ミツカンの創業者たちのお話。登場する「山吹」は使ったことがないけど、ちょっと、というかかなり気になるので購入して、お家でお寿司でもつくってみようかと読みながらずっと思い続けていました(笑)
    本家と分家の関係や養子縁組もあり登場人物の名前や関係性を覚えるのに最初は苦労しましたが、読み進めていくうちに慣れると同時に、「半左衛門」「又左衛門」といった受け継がれていく名前の重みのようなものを感じ取ることができました。
    読み終えたとき「これ、ドラマで見てみたいかも」という願望が生まれたりして、NHKあたりかな、実写化するなら。配

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    2023年12月13日
  • 春画入門

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    このところ春画ブームらしきものが来ているようだが、十年前に刊行された本作が先駆けになったのだろうか。日本文化の中で春画は平安、室町の時代からありふれてあった(需要があった)もので江戸時代になって隆盛した浮世絵文化と共に爛熟した歴史的経緯が分かりやすく解説されている。

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    2023年12月02日
  • 蔦重の教え

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    ネタバレ

    蔦屋重三郎の伝記小説、と思い込んでページを開いたらまさかのサラリーマン登場。よく見たらカバーに東京タワーもあるしタクシーも走ってる。

    ということで、部長の椅子に手が届こうか、というところまで順調に泳いで来た広告代理店の営業マンが突然の転落でお歯黒ドブにハマって江戸時代の吉原に転がり込み、蔦重の下で過ごした三ヶ月間のお話。

    意外なことに江戸時代の細々とした描写が丹念に時代考証されているらしく、随所に「へぇ」と思わせる小ネタがちりばめられていて楽しい。

    蔦重の言葉も何だか現代の成功した起業家の話を聞いているみたいで「ふんふん」と妙に納得させられて面白い。

    最後の手紙は、(色々分かってスッキ

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    2023年07月15日
  • 蔦重の教え

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    ネタバレ

    アートが特別なものではなく一般に楽しめるものにどうしたらなるかなというところからオススメされ拝読。
    ビジネスの上で人とのつながり方とか改めて再認識。
    ストーリーとしても面白く、人物もよく描かれていた。単なるタイムトリップストーリーじゃなく、歴史、版画や当時の生活がよく描かれていて、楽しくよめた。最後が少しあっけなかったかな。という思いもあったけど、締め方も良かった。

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    2023年03月17日
  • 蔦重の教え

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    オーディオブックで。
    江戸の粋と人情と知恵の話。
    不器用だけど、蔦重のようなリーダーが
    いたら組織は発展してするだろう。

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    2022年01月05日
  • 落語怪談 えんま寄席

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    古典落語が基となった連作短編集の体なのだが、構成がめちゃくちゃ凝っている。
    本来の落語を知らなくても問題ない。ちゃんとオチまでのが語られ、その後、登場人物の死後について描かれる。
    取り上げられている落語は『芝浜』等の所謂人情モノばかり。なのでその登場人物の死後は本来ならば極楽に行けると思うのだが、彼らは何故か閻魔様の前に連れてこられ、生前の隠された悪行が明かされる。そして掲載されている4席の落語は、とある人物によって全てが繋がっていて、読み終えると一冊の物語に仕上がっている。サービス精神が旺盛な内容。鯨統一郎の『幕末時そば伝』を彷彿させる。

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    2021年06月30日
  • 蔦重の教え

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    すごく期待してたから、その期待度からするとラストは今いちだったかな。 でも読みやすくて楽しい作品。江戸風ビジネス書とでもいいましょうか、生き方の教えがたくさんつまっている作品。ただそれも、素直に蔦重さんの言葉を受け入れる器が、自分にあればの話だな。結構人の好き嫌いの激しい私には【気の合わない人間ほど丁寧に接する】という教えは耳が痛い。【何かを捨てなければ、新しい風は入ってこない】 そうだよ、ほんとにそう。分かっているが、両手はグー。

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    2021年05月26日
  • 天涯の海 酢屋三代の物語

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    「蔦重の教え」の作者だけに、この作品も圧巻の読み応え。
    ミツカンの成り立ちの伝記になっている。

    副題が「酢屋三代の物語」

    不思議なことに、当主は他家からの養子が大きな名を残している。

    元々は名古屋地区の酒蔵。
    だが、いつまでも上方の酒には一歩どころか
    常に値段では半額以下。

    評判の悪い江戸の酒よりはマシといった評価。

    酒蔵で樽が酢になってしまったことに端を発し、
    もっと美味しい酢はどうしたら作れるか?
    研究を重ね、酒粕から上等な酢を作ることに成功。

    「粕酢」と言う名前の新しいお酢は、江戸に持っていき、人々に食べてもらうと、なんと、寿司屋から高評価。

    そこから、大きく商売が変わる。

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    2021年03月18日
  • 落語怪談 えんま寄席

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    子気味いい!

    古典落語を扱いながら、かなり大胆にアレンジ。
    しっかりと「人情」を感じられた。

    大衆娯楽なんだから、こうでなくちゃ。

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    2021年06月30日
  • 落語怪談 えんま寄席

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    あの有名な落語のその後があんなにドロドロなんて!短編同士が絶妙に絡み合い繋がっていく物語。痛快でした

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    2018年10月28日
  • 春画入門

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    タイトルは意図的に「春画入門」になっているが、より詳しくすれば「浮世絵入門-春画を中心に」となろうかと思われる(著者あとがきにも「念願だった浮世絵の解説書を出せることになり、喜びもひとしお」とある)。
    私はさほど浮世絵を知らないので、浮世絵の入門書が欲しいと思っていたのだが、この新書はその要望に適うものだと思う。
    研究者の著作ではないので、春画に関していわゆる俗説に傾いているきらいがあるものの、しかし入門書としてはさほど問題にならないと感じた。
    成人であれば一読推奨。

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    2016年03月02日
  • 春画入門

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    春画展の予習復習に。
    前半は浮世絵の基礎知識の説明で、後半に代表的な春画、浮世絵師の紹介。
    春画展では混んでいてじっくり見れなかったものも、自分のペースでじっくりと。でも、電車の中で読むのはちょっと周りに注意が必要かも。

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    2015年12月19日
  • 春画入門

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    <目次>
    はじめに
    第1章  浮世絵の発祥
    愛2章  浮世絵の技法と役割
    第3章  名作春画を描いた浮世絵師たち
    第4章  春画のさまざま

    <内容>
    確かに春画の本である。日本の春画は、男性は一様に巨
    まら。女性は意外と毛が多いが、男性よりも実際的である。
    それもそうだが、著者は前半で江戸時代の浮世絵事情を詳細しているが、わかりやすい書き方で、すんなりと頭に入ってくる。

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    2015年12月17日