【感想・ネタバレ】気散じ北斎のレビュー

あらすじ

希代の絵師・葛飾北斎とその娘・お栄。
数十年にわたる奇妙な親子の絆。
そして蔦重や写楽、歌麿らとの
交わりのなかで浮かび上がる、驚愕の真実とは?

25年大河ドラマ主人公・蔦屋重三郎も登場の傑作時代小説!

あんたは私で私はあんた――

絵師・葛飾北斎は後妻の連れ子であるお栄(後の葛飾応為)と初めて出会ったとき、
手本と寸分たがわぬ線で蛇の絵を見事に描く姿に驚く。
お栄が酒癖の悪い実の父親から虐待を受けていたことを告白すると、
北斎は一生をかけてお栄を守ると誓うが…
合わせ鏡のような北斎とお栄の奇妙な親子関係と版元の蔦屋重三郎、東洲斎写楽、喜多川歌麿、渓斎英泉ら絵師との交わりのなかで、
ある驚愕の真実が浮かび上がる――綿密な時代考証と斬新な着想で描く傑作長編小説!

「「狂」を生きる北斎の知られざる豊かなエピソードを活写した傑作」
菊池仁(文芸評論家)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

表紙の絵を見ると、おちゃらけな内容なのかと思いきや、読み応えのあるものだった。
芸術を極める者は、それ以外は非常識、それを上手く現しているように思う。
もうすぐ明治という頃だったんやねー。

0
2024年05月18日

Posted by ブクログ

北斎の人となりがコミカルに描かれていて、読みやすい。娘(葛飾応為)の存在を初めて知った。自分の欲望にどこまでもまっすぐな人だったのか、はたまた変人か。もっと知りたくなった。

0
2025年04月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

北斎、というより娘のお栄目当てで読んだ。とはいえ、あくまで主役は北斎ですが。
写楽関係の設定や最後の種明かしは面白かったけど、納得はしづらかったかな。あくまでも小説の設定ってことで。
。北斎とお栄の関係性は概ね良かった。けど、最後お栄が後追いしちゃうのがなぁ…これも正直納得しづらかった。
…って、こんな書き方すると誤解されそうだけど、小説としては面白かった。北斎好きな人はとりあえず読んでみて損はしないと思う。まあ、私は児童書(学習漫画)由来で北斎を勉強した“にわか”なので、あまりあてにならないかもですが。

0
2025年03月14日

「歴史・時代」ランキング