車浮代のレビュー一覧

  • 蔦重の教え

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     リストラ間際。55歳の親父が1780年代の江戸にタイムスリップしてしまい、そこで偶然拾われた蔦屋重三郎さんから、本の作り方、商売の仕方、ひいては生き方そのものを学んでいくお話し。

     「夢をかなえるゾウ」に似ていると思った。けれど、違うところは、蔦重さんが実在の人物で、彼の経験や、信念に基づいた教訓が詰まっているところかな。

     時代の半歩先に目を向け、自分にとっての「あがり」は何かを設定し、そのために必要なものが何かをかんがえて行動に移す。なるほどなあ。
    「あがり」の設定は、身につまされた。

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    2014年06月11日
  • 蔦重の教え

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    少し前に何かの書評で気になっていたこの本

    内容はというと、
    バブルの時代を持ち前の人好きする性格と
    ノリで乗り切って来た主人公だが
    不況になって、時流にあわずに影では
    良く土下座をするのを皮肉って『ゲザ男』と呼ばれたり、、、。

    社内でリストラか?と噂され、ショックで浴びるように
    酒を飲み、気を失う。。。

    と、気がつけば江戸時代。
    拾ってくれた人物は時の蔦屋重三郎。
    本屋であり、出版社であり、広告代理店であり
    芸術家のパトロンであり、
    時代の時流を産むプロデューサーであった人物。

    そこで暮らすうちに、
    人にはなにが重要なのか?
    仕事の関係づくりとは?
    などなど、時代を作った人物から多くの

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    2014年05月28日
  • 蔦重の教え

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    今年15冊目。数年前、蔦屋重三郎を取り上げたサントリー美術館の展示を見に行った。歌麿や写楽のプロデューサーであり、画期的な方法で錦絵や書籍を広めた人物であることを知った。歌麿や写楽がメインではなく、こうした仕掛け人に焦点を当てていた点が気に入り、分厚い図録まで購入してしまった。
    そして、たまたま書店で見つけたこの本。
    上記の企画展と同じ視点で描かれつつ、ビジネスや人生訓が散りばめられていた。
    歴史ライトノベルという感じ。賛否両論あろうが、仕掛け人を取り上げる点が良いし、なおかつ、江戸の習俗や、当時の出版・広告について勉強にもなり、サラッと読めるので私はなかなか面白かった。
    設定がハチャメチャで

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    2014年05月05日
  • 蔦重の教え

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    江戸時代の名プロデューサー蔦屋重三郎の商売の秘訣が詰まっています。
    これから、社会人になる方は、読むといいかもよ。

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    2014年03月27日
  • 蔦重の矜持

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    知らないで読んだら続編だった。大河ドラマべらぼうを毎週楽しみに見てる勢としてはとても理解しやすく、こんな世界線もあったら面白いと気軽に読める作品。

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    2025年11月09日
  • 蔦重の教え

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    タイムスリップもの。
    読みやすく、蔦重のしゃべりも出てくる登場人物も今の大河の俳優さんに当てはめてわたしなりに読んでみた。蔦重の生き方、やっぱりすごいなぁ。
    人生は知恵比べ!考え抜いた方が勝つ!

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    2025年07月03日
  • 蔦屋重三郎の慧眼

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    大河ドラマに合わせての出版だろうか。

    もう懲りた のシャレかと思ったけど、
    忘己利他 の精神は興味深い言い回し。

    時間がないのなら
    前書き はじめに
    だけでも読む価値あり。

    図版がモノクロなのは
    残念。

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    2025年04月23日
  • 気散じ北斎

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    北斎の人となりがコミカルに描かれていて、読みやすい。娘(葛飾応為)の存在を初めて知った。自分の欲望にどこまでもまっすぐな人だったのか、はたまた変人か。もっと知りたくなった。

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    2025年04月09日
  • 天涯の海 酢屋三代の物語

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    江戸時代の酢製造業の商家の話。時代小説である。
    愛知県で酒蔵を営んでいた商人一家が、アクシデントで酒が腐り、酢になってしまった。酒は上方にかなわずどう頑張っても二級品ということで、分家して酢を製造することにした。
    跡継ぎが生まれずに養子をもらって学ばせたり、自然災害に見舞われたり、裏切られたり、商売や家族のいろいろな出来事を綴ってある。著者は本書の執筆にあたりかなりいろいろ調べたようだ。
    出てくる人物の名前が襲名で途中で変わったり、奥さんたちの名前が似ていたり、複雑で覚えるのを途中であきらめてしまった。最初に巨大な家系図が書いてあると、面倒臭くなってしまう。厳しいことを書くと、オチがなくストー

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    2025年03月26日
  • 気散じ北斎

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    ネタバレ

    北斎、というより娘のお栄目当てで読んだ。とはいえ、あくまで主役は北斎ですが。
    写楽関係の設定や最後の種明かしは面白かったけど、納得はしづらかったかな。あくまでも小説の設定ってことで。
    。北斎とお栄の関係性は概ね良かった。けど、最後お栄が後追いしちゃうのがなぁ…これも正直納得しづらかった。
    …って、こんな書き方すると誤解されそうだけど、小説としては面白かった。北斎好きな人はとりあえず読んでみて損はしないと思う。まあ、私は児童書(学習漫画)由来で北斎を勉強した“にわか”なので、あまりあてにならないかもですが。

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    2025年03月14日
  • 春画入門

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    名だたる浮世絵師も春画を作成していたのね。絵師だけでなく彫師、摺師等の高い技術が素晴らしい!電車の中で読むのはちと恥ずかしかった。誰も気にしてないんだけどね。

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    2024年12月12日
  • 蔦重の教え

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    2023.2.27
    4月から転職が決まったタイミングだったので為になりそうだと思い手に取った。
    色々勉強になったけど、人には分相応というものがあり、人それぞれ幸せの尺度が違うという事は本当によく分かる。
    蔦重の葬式には本当に多くの人が集まったろうなぁ。憧れるわ。
    歌麿と最期は笑って昔話でもしてくれてたらいいな。

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    2023年02月27日
  • 蔦重の教え

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    主人公が江戸時代にタイムスリップして蔦重こと蔦屋重三郎とともに過ごす日々を描いた作品。設定としてはおもしろかったですが、蔦重の「教え」そのものはなんだかあまり響かなかったです。

    蔦重はこの時代にあって時代の流れをよむことに長けたマーケッターといえるでしょう。その才覚を生かして歌麿や写楽を売り出した点は興味深いですね。ただ、こういった構成ですとどこまでが史実でどこからがフィクションなのかと気になってしまいます。巻末の断り書きのとおり、すべてフィクション、史実もフィクションとして織り交ぜているということなのでしょうけれども…。

    時空を超えて人と人がつながるというロマンはあるのですが、現代に戻っ

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    2021年04月07日
  • 春画入門

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    全体的に、春画を取り巻く美術史とでもいうべき内容。
    社会の動きは、今も昔も変わらない。

    春画
    ?一般の浮世絵と差別はない。一流浮世絵絵師が春画を描いている。
    ?広く人気があった。
    そば代と同等の低価格。嫁入り道具にも。
    ?お上の取り締まりはそれなりに厳しかった。
    江戸幕府は倹約方針とともに風紀の乱れにも厳しかった。
    「手鎖五十日」は想像以上に辛いようだ。

    一方、現代では、写真が普及して、選択肢は多岐に渡るようになった。
    絵だけのものは、ニッチな存在になっていく。→成年コミック。
    その作者が、著名な一般マンガ家なんてことはまずない。
    ただし、取り締まりは同様に厳しい。
    4,5年置きに出版社へ

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    2018年10月29日
  • 蔦重の教え

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    「いたこニーチェ」や「夢を叶える象」のような教え本、実用書の形を取っているけれど、その要素はいらなかったんじゃないか、と思う。
    作者はビジネスではなく江戸文化の人だし、文化の話は楽しく描かれているのだから、蔦重とそれを取り巻く人たちの話として普通に書けば良かった気がする。

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    2017年11月21日
  • 春画入門

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    ネタバレ

    2013年秋から2014年新春まで
    イギリス大英博物館で大成功を収めた
    「春画ー日本美術における性とたのしみ」展
    世界を驚かせた展覧会が、いよいよ日本へやってきました。

    「春画」を見ずして浮世絵の真の凄さは語れない。
    浮世絵の公園を依頼されると必ずこのことを
    話してきた筆者が「春画」の基本の「き」を伝授。

    明の時代に中国からやってきた元々から
    発展し、熟し花開く浮世絵の世界。
    歴史からその変容。

    作り手、版元、作家。
    その技量から、時の政権との攻防。
    現代人が読めない「江戸言葉」を読み解き
    その画面に描かれる場面も生き生きと。

    そこからは成熟期の江戸の人々の性に対する意識も
    垣間みえて

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    2015年11月13日
  • 蔦重の教え

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    解雇を言い渡された55歳のサラリーマンが、ひょんなことから江戸時代にタイムスリップしてしまう。
    そこで出会った蔦屋重三郎の元で働きながら、仕事や人付き合いの極意を学んでいく。

    ファンタジー小説の形を取ったビジネス(生き方)HOW TO本でもあり、江戸庶民の生活や浮世絵などの美術についてもわかりやすく説明してくれる歴史読み物でもあり、テンポよく一気に読めた。
    「わかりやすい生き方指南書」をコンセプトに書かれたものだろうから、そういう役割ならちょうどよい文量だと思う。
    私としては、登場人物たちがすごく魅力的だからもっと人間ドラマの部分も深く掘り下げて欲しかったな。
    タイムスリップしたタケの生活を

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    2014年10月11日
  • 蔦重の教え

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    ネタバレ

    リストラを言い渡された日、吉原でやけ酒を呑みつぶれてしまったら、江戸時代にワープしていた。そこで出会った蔦屋重三郎や歌麿らから生き方と商売の極意を学ぶ。

    さらりと読める。極意ではあるんだけど、なんか軽いというか。でも、蔦屋の生き方や処世術、江戸時代の知恵というのはさすがだなと思ったわ。また浮世絵が見たくなった。

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    2014年09月01日
  • 蔦重の教え

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    55才のリストラのおっさんが1780年代の江戸時代にタイムスリップ、そこで会う蔦重三郎に人生を教わる。

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    2014年08月26日
  • 蔦重の教え

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    65歳でリストラを申し渡された男が江戸時代にタイムスリップ。蔦谷重三郎の下で人生の教訓を学ぶ、という荒唐無稽ながらもユニークで面白い作品。江戸時代の文化、料理、風俗なども詳しく興味深い。著者は江戸研究家。

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    2014年08月22日